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書籍と雑誌の要約と解説

ペットがガンに負けないために

『ペットがガンになってしまったら』の続編

装丁
ペットがガンに負けないために ペットがガンに負けないために―犬・猫の体にやさしいガン治療の選択を―
宮野のり子・花田道子
メタモル出版
ISBN4-89595-573-7
2007/04/03
¥1400
私たちが実践しているガン治療とは……
動物の生活の質(Quality of Life)が上がるもしくは維持できることが大切と考えます。
そして、苦痛を伴う治療を極力避け、
体にやさしく負担をかけないことを最優先します。
目次
  1. ガンという病気を知る
    1. 動物は体が小さい分、ガンの進行が速い
    2. ガンとは何か
    3. ガン発生のメカニズム
    4. 人間のガンと動物のガンは違う?
    5. ガンにかかる犬・猫が増えた理由
    6. ガン治療を始める前に
    7. 検査の種類
    8. ガン治療法の種類
    9. ガンとの闘いは飼い主次第で大きく異なる
  2. ガンと闘う体をつくる
    1. 元気な細胞をつくる
    2. ガンに立ち向かう体づくり・三つのポイント
    3. 消化・吸収とは
    4. 腸内細菌とは
    5. うんちは健康のバロメーター
    6. 腸管免疫とは
    7. ガンの子は毒がいっぱいたまっている
    8. 腸内環境を整え、解毒をするためには何をすればいいのか
    9. 飼い主も一緒に闘わなくてはならない
  3. ガン治療の要・食事と栄養療法
    1. 細胞の活性化と遺伝子の修復
    2. 食事の改善と栄養療法
    3. ペットフードを考える
    4. ホームメイドの食事を考える
    5. 犬・猫が必要な栄養素
    6. 栄養療法で用いるサプリメント
    7. 食べなくなってしまったら……
    8. 小さいときからちゃんと食べていた子はガンにならない
  4. 栄養療法の柱・核酸とは
    1. 核酸とは
    2. 核酸構成成分を食べる
    3. ガンの子に核酸を与える理由
    4. ガンに対する核酸の働き
    5. 健康維持に欠かせない核酸の働き
    6. 臨床で証明された核酸の効果
  5. ガン治療の選択肢は一つではない
    1. 統合医療を駆使し、調整できる治療を
    2. 病状を見極めることの重要性
    3. 確定診断をしたうえで治療を始める
    4. 統合医療の選択肢となる治療法
    5. ホメオパシーとは
    6. ホモトキシコロジーとは
    7. サイモスセラピーとは
  6. それぞれのガン治療――体験談
    1. 悪性黒色腫(メラノーマ)と共存。長寿記録に挑戦中
    2. 脂肪肉腫を切除後、核酸とメシマコブで3年間再発なし
    3. 背中にコロッケのような腫瘍を背負い、静かに旅立つ
    4. 軟部組織肉腫とともに、当院で余生を送る
    5. ガン化した精巣を切除。転移防止のために栄養療法を継続
    6. 乳腺腫瘍に糖尿病を併発しても元気、元気!
    7. 扁平上皮ガン・肥満細胞腫・脂肪腫・肉芽腫・歯肉腫……でも病気と上手に共存
    8. 膵臓ガンと共存しながら平穏に暮らす
    9. 最期まで頑張ったね
    10. 肥満細胞腫を手術せずに栄養療法で乗り切る
    11. 乳腺腫瘍。危なくなるたびに核酸とメシマコブで持ち直す
    12. 遠隔治療でガンが再発しないようコントロール
    13. 乳腺腫瘍、皮膚病、心疾患、そして慢性骨髄性白血病。いくつもの病気と闘う
  7. あなたの心がペットを救う
    1. あなたが変わればペットも変わる
    2. 獣医師は動物を通して飼い主をみている
    3. 知識・価値観・気づきが治療を左右する
    4. 自ら知る努力をしよう
    5. 素敵な飼い主になって!
文献
  • 瓜生良介『いのちの法則 快療法』
  • 由井寅子『ホメオパシーin Japan―基本36レメディー』
  • 鹿島章『「ホメオパシー」その癒しのしくみ』
  • メルビン・ウォーバック『栄養療法事典』
  • ジャン・ショートン『ホメオパシーとエレメント』
  • 新谷弘美『図解 腸からはじめる幸せ健康法』
  • 新谷弘美『病気にならない生き方』
  • 日本天然水研究会『知識ゼロからのミネラルウォーター入門』
  • ブルース・フォーグル『ブルース・フォーグル博士のナチュラルドッグケア』
  • Wendy Volhard,Kerry Brown『自然治癒力を高めるドッグ・ホリスティックガイド』
  • 木村伸子『もう迷わない! ペットの健康ごはん』
  • 須崎恭彦『愛犬のための手作り健康食』
  • 須崎恭彦『ナチュラル派のためのイヌに手づくりごはん』
  • 本好茂一『小動物の臨床栄養学』
  • ナターシャ・スタルヒン『食べてキレイにやせる酵素ダイエット』
  • 西田利穂『動物の基礎生理学セミナー』
  • ダイアン・スタイン『犬と猫のための自然療法』
  • 辻村卓『ビタミン&ミネラルバイブル』
  • Ivan・Burger『コンパニオンアニマルの栄養学』
  • 松枝香子『ドッグホリスティックケア』
  • ジャン・エルミガー『真の医学の再発見』
  • 鷲巣月美『ペットががんになった時』
  • 後藤直彰『犬と猫の細胞診カラーアトラス』
  • 安保徹『がんも自分で治せる! 図解安保徹の免疫力入門』
  • Stephen J. Withrow『小動物の臨床腫瘍学』
  • Susan M.Cotter『基礎から学べる血液学テキスト』
  • ジョン・ダイアモンド『癌のための代替療法―37人の医師の証言』[P.94]
  • 前田華郎『メシマコブがガンに効く』
  • 松永政司・宇住晃治『自分でできる遺伝子治療核酸を食べよう』
  • 柳澤桂子『生きて死ぬ智慧』
  • 瀬戸内寂聴『般若心経』
  • ジェームス・サーベル『The Domestic Dog』
  • 山本竜隆『統合医療運営マニュアル』
  • シンディ・エンジェル『動物たちの自然健康法』
  • 平沢一良『ニュートリション健康法』
  • 光岡知足『あなたの寿命を決める善玉菌vs悪玉戦争』
  • 久郷晴彦『健康食品でガンの治る人、治らない人』
  • 落合敏『食べて健康になる事典』
  • 宇澤周峰『易占入門』
  • マーティン・スコット、ガエル・マリアニ『動物たちのクリスタル・ヒーリング』
  • ペネラピ・オディ『ホリスティックハーブ療法事典』
  • ジョージ・マクラウド『犬のためのホメオパシー』
  • ジョージ・マクラウド『猫のためのホメオパシー』
  • 石堂徹生『飲んではいけないサプリメント』
  • リラ・デイビー・ストーン『エッセンスオブライフ』
  • ジャン・エルミガー『真の医学の再発見』
  • 帯津良一『自然治癒力の高め方』
  • 小川政信『心と体を癒す 世界のフラワーエッセンス』
  • 千島喜久男『血液と健康の知恵』
  • ラジャン・サカラン『ホメオパシーの神髄』
  • 岩崎利郎『ドッグマッサージ』
  • 野呂瀬民知雄『新しい波動健康法』
  • 宗像久男・福村一郎『ソマチットの謎』

内容

  1. 今から10年近く前になる1997年10月、アメリカのモーリス動物基金(Morris Animal Foudation Animal Health Survey)が行った調査においては、すでに犬・猫の死亡原因のトップはガンで、約25%がガンで死亡し、動物病院に来ているペットの40%は何らかのガンにかかっているという結果が出ています。[P.14]
  2. 南毅生先生が犬の炎症性乳ガンの初診時からの生存期間を調べたデータがありますが、1週間以内9・5%、1~4週間22・2%、12週間以上25・4%、無回答1・6%となんと初診から12週間(3ヵ月)で73%が死亡しているとの結果が出ています。[P.15]
  3. 犬・猫がかかりやすいガンは、乳腺腫瘍、肥満細胞腫、リンパ腫が多くみられます。[P.23]
  4. 高速道路公害[P.28]
  5. 「都市部において増加傾向にある鼻腔内腫瘍」という日本獣医生命科学大学獣医放射線学・藤田先生の論文報告によると、長頭種(シェットランドシープドッグ、ゴールデンレトリーバーなど)では、タバコの煙と環境汚染の関与が考えられ、片側性の鼻出血(鼻の片側からだけの出血)やイビキ様症状に注意するよう呼びかけています。[P.29]
  6. 愛犬と一緒に4階にお住まいだった方が、見晴らしのよい同マンションの13階に移ったところ、犬に落ち着きがなくなり、動物病院にて自律神経失調症と診断され、慌てて下の階に越したら治ったという話も聞きました。[P.31]
  7. ガンの好発犬種[P.34]
  8. 30例に1例ぐらいの割合で、栄誉療法の一環としてサプリメントを飲みはじめてすぐに下痢になる子がいます。[P.78]
  9. 猫に絶食をさせてはいけません。血中輸送に必要なアルブミン系たんぱく質の合成が不足し、脂肪が肝臓内に蓄積してしまい、やがて脂肪肝になってしまいます。そして、死に至ります。[P.88]
  10. 電子レンジは絶対に使用してはいけません。なぜなら、マイクロ波によって多くのL―アミノ酸がD―アミノ酸に変化し、ノンユーザブルでフリーラジカルの生産を促進してしまうからです。[P.110]
  11. 核酸療法[P.145-152]
  12. 核酸が体内に豊富に存在していると、絨毛が発達することがわかっています。[P.157]
  13. 核酸構成成分の一つ・アデノシンは、ヒスタミンに対抗し、症状を緩和させることがわかっています。[P.158]

高速道路公害[P.28]

生後11ヵ月のトイプードル・チャイくんは、ら・べるびい予防医学研究所で
愛犬ミネラル検査(被毛中ミネラル検査)を受けました。
チャイくんの毛には、有害ミネラルとして、
鉛165ppb(良好レベル68・7ppb未満)、
カドミウム2・20ppb(同2・08ppb未満)が含まれていました。

<中略>

チャイくんは、高速道路のすぐそばのマンションに住み、
交通量の多い道路とその脇道がお散歩コース。
排気ガスにさらされる毎日です。

慌てて飼い主であるお母さんも毛髪ミネラル検査を受けたところ、
同じように鉛2113ppb(基準範囲153~1392ppb)、
カドミウム94・1ppb(同3・20~25・0ppb)と高レベルの値でした。

ガンの好発犬種[P.34]

ガン名 多い犬種
リンパ腫 ボクサー ゴールデン・レトリーバー パセット・ハウンド
乳腺腫瘍 プードル テリア コッカー・スパニエル ジャーマン・シェパード イングリッシュ・コッカー・スパニエル イングリッシュ・セッター ポインター マルチーズ 雑種 ヨークシャー・テリア シー・ズー プードル ポメラニアン
肥満細胞腫 雑種 ボクサー ボストン・テリア ラブラドール・レトリーバー ビーグル シュナウザー ゴールデン・レトリーバー パグ 柴犬 マルチーズ シー・ズー ヨークシャー・テリア シェットランド・シープドッグ 北海道犬
甲状腺腫 ビーグル ゴールデン・レトリーバー
繊維肉腫 ゴールデン・レトリーバー ドーベルマン 雑種 コリー
悪性組織球腫(症) バーニーズ・マウンテン・ドッグ ロット・ワイラー ゴールデン・レトリーバー ドーベルマン シェットランド・シープドッグ 雑種 ポインター マルチーズ 秋田犬 四国犬
口腔内悪性黒色腫 ゴールデン・レトリーバー プードル ダックスフンド
脾臓の血管肉腫 ジャーマン・シェパード ゴールデン・レトリーバー
骨肉腫 超大型犬 大型犬
移行上皮ガン 高齢犬
皮膚組織球腫 若齢犬

以下の文献を参考に作成した。

  • Stephen J.Withrow et al.著 加藤元・大島慧監訳『小動物の臨床腫瘍学』文永堂 1995
  • 日本獣医がん研究会「日本獣医がん研究会誌」2003
  • Susan M.Cotter著 鷲巣月美監訳『基礎から学べる血液学テキスト』㈱ファームプレス
  • 「腫瘍科」臨時増刊号『mVm』 Vol.7 No.34 1998 ㈱ファームプレス

核酸療法[P.145-152]

体内での核酸合成方法は2通りあり、一つは食事から取り入れたアミノ酸やアンモニア、
炭酸ガスなどを材料として肝臓(一部腎臓)で合成する「デノボ合成」と呼ばれる合成方法。

もう一つは、食品中に含まれている核酸やその分解物(ヌクレオチド、ヌクレオシド)
を利用して各細胞で行われる「サルベージ合成」。

<中略>

デノボ合成によってつくられた核酸は、正常細胞のDNA複製に利用される一方で、
ガン細胞のDNA複製にも利用されてしまいます。

<中略>

それに対して、サルベージ合成でつくられた核酸は、
ガンの栄養となることなく、正常細胞のみに利用されることがわかっています。

<中略>

デノボ合成の核酸が多く貯蔵されていれば、サルベージ合成の核酸は少なくなり、
逆にサルベージ合成の核酸が増えればデノボ合成の核酸は減ります。

では、前記の推論をもとに考えてみましょう。
ガン細胞が利用するデノボ合成の核酸を減らし、
体内をサルベージ合成の核酸ばかりにしたらどうなるのか……。

ガン細胞が増殖するめに必要な核酸がないわけですから、
やがて飢餓状態に陥り、いずれ死んでいくことになります。
要するに外から核酸を摂ることで、兵糧攻め(ガン細胞の核酸補給路を断つ)にできるということです。

One response to “ ペットがガンに負けないために ”

  1. 大石弘子 says:

    わたしも今癌になつてしまつたワンコにホメオパシーを与えています肺に3つおうかくまくに1つ腎臓の左に1つ首の左側に1つ 胸やお腹のあちこちに小さなコブができていて水ばかりをのみたがります。検査で分かつたのは2015年12/31日です。

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