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書籍と雑誌の要約と解説

牛乳を信じるな!

「牛乳は健康によい」と信じている根拠は何ですか?

装丁
牛乳を信じるな! 牛乳を信じるな!
外山利通
メタモル出版
ISBN4-89595-563-8
2007/01/15
¥1400
目次
  1. 警告!牛乳を信じるな!
    1. ちょっと待った!「牛乳は完全栄養食」説
    2. なぜ農林水産省は抗議する必要があったのか
    3. 農水省と業界は一心同体!?
    4. 国(農林水産省)にとって国民(消費者)はどうでもいいのか?
    5. 「食生活における高度成長」は正しかったのか
    6. 食糧自給率40%という状況は危険!
    7. 癒着の構造
    8. 学校給食と牛乳
    9. 健康より経済
    10. アジア人と欧米人の栄養学は違う
    11. 西欧型食品より和食
    12. 自然に返れの本当の意味
  2. 牛乳が子どもに与える影響
    1. 日本の状況は30年前のアメリカと同じ
    2. 欧米型の病気は国策病
    3. 牛乳を飲めば飲むほどカルシウムが排泄される!?
    4. 「粗食」は「素食」
    5. 牛乳にひそむ「栄養の盲点」
    6. 牛乳と鉄欠乏性貧血
    7. 牛乳とアトピー
    8. 牛乳が子どもの心と体をむしばんでいないか
    9. 牛乳を盲信してはいけない
    10. 大量の牛乳が及ぼす影響
    11. 過ぎたるは及ばざるがごとし
    12. 保健所の指導はまちがっていないか
    13. 母乳と牛乳は違います
    14. 牛乳に頼ることのこれだけの弊害
    15. 牛乳は現代病理の象徴である
  3. だから飲むな牛乳、飲ませるな牛乳
    1. 「牛乳は完全栄養食品」を信じていいのか
    2. 牛乳は人の乳ではなく牛の乳(異種たんぱく)です
    3. あなたの赤ちゃんは大量の毒を飲んでいないか
    4. 牛乳アレルギーは牛乳をやめなければ治らない
    5. 牛乳はガンの引き金にも
    6. 乳離れは人間にとって自然の摂理
    7. 成長した牛だって牛乳は飲まない
    8. 牛乳は『カルシウムの宝庫』ではない
    9. 牛乳を飲むと骨がスカスカになる
    10. カルシウム・パラドックスとミルク・パラドックス
    11. 牛乳の飲みすぎが骨粗鬆症をつくる
    12. 牛乳っ子は体が大きいけれど……
    13. 高温殺菌牛乳は“牛乳の死骸”
    14. 赤ちゃんには母乳こそが『栄養の宝庫』
    15. 母乳で育った赤ちゃんと牛乳で育った赤ちゃん、免疫力はこんなに違う
    16. 表面的な栄養価に目を奪われてはいけない
    17. 「粉ミルクが赤ちゃんを殺した!」
    18. 牛乳の飲みすぎと自閉症や知恵遅れの関係
    19. 牛乳神話のマインドコントロールから解放されよう
    20. 牛乳を飲んで体格がよくなっても実際は病気だらけの子どもたち
    21. 現代医学は人の心を置き去りにした
    22. 粉ミルクの害は合理的子育てと密接な結びつき
    23. 「体格がいい」=「健康」ではない
    24. 牛乳は“成長促進剤”
  4. こんな牛乳、飲めますか?
    1. あなたは病気だらけの牛の乳を飲んでいる
    2. 薬漬けの牛
    3. 製品検査は信用できない
    4. 低品質の高温滅菌牛乳を野放しにしている厚生省
    5. 高温滅菌法は人体に有益な菌まで皆殺しにしてしまう
    6. 加工乳も低脂肪乳も成分が薄くなった“ニセ牛乳”です
    7. 企業のもうけ主義が“ニセ牛乳”のはんらんを招いた
  5. 牛乳神話崩壊、脱牛乳宣言
    1. 牛乳神話を日本にもち込んだのはマッカーサーだった
    2. 経済利潤のために厚生省は牛乳神話を作り上げた
    3. 官民ぐるみの牛乳キャンペーン
    4. こうして牛乳は“完全栄養食品”になった
    5. お粗末すぎるデータが一人歩きする
    6. 牛乳をたくさん飲んでいる今の子どもの骨がすぐ折れるのはなぜ?
    7. アメリカも牛乳の害を認めはじめた
    8. 母乳と動物たんぱく摂取量は反比例
    9. 過ぎ足るは及ばざるがごとし
    10. 粗食のインディアンが日本人より栄養状態がいいわけ
    11. 「飽食時代の現代的偏食」になっていませんか
    12. 牛乳で不健康になるのはもうたくさん
文献

内容

  1. 農林水産省と酪農業界・乳業業界の癒着[P.12-20]
  2. 学校を牛乳の宣伝場所にする国策[P.28]
  3. 東京大学名誉教授の星猛氏も難病患者の食生活を調査した経験を踏まえて、大腸ガン、潰瘍性大腸炎、クローン病などの難病や現代病にかかっている人たちは、圧倒的に西洋型食品(特に乳製品やマーガリンなど)を好んで飲食しており、和食でみそ汁を飲んでいる人の30倍以上も難病にかかるリスクが高いことを指摘したうえで、「とにかく、大腸ガンや乳ガンなど西洋型のガンや難病になりたくなければ日本食をとるようにして、ミルクやマーガリンは控えた方がいいでしょう」と警告しています。[P.43]
  4. 日本の官僚には大義はあっても正義がありません。[P.48]
  5. 滋賀医科大学小児科の牛乳貧血症例[P.50-51]
  6. 真弓小児科医院のミルクアトピー症例[P.52-53]
  7. 温帯に住む農耕民族の日本人の場合、実に95%までが乳糖不耐症といわれています。[P.82]
  8. 牛乳の成分には、約5%の乳糖が含まれていますが、欧米人はそれを平均50g分解できます。日本人の場合、弘前大学医学部の研究グループがミルク耐性を調査したところ、乳糖を20g~25gも分解できる人は少ないという結果でした。[P.82]
  9. 「乳幼児死亡の防止に関する研究班」(主任研究者・田中哲郎国立公衆衛生院母子保険学部長)は、1996年1月から97年末までの間に、SIDSで死亡した乳幼児837人の実態調査を行っていますが、それによると、人工栄養児は母乳栄養児に比べて死亡率が4・8倍も高いことがわかりました。[P.109-110]
  10. 授乳方法が及ぼす情緒障害の動物実験(岩手医科大学)[P.121]
  11. 産科病医院と乳業界の癒着[P.159]
  12. 乳業メーカーが捏造した兼松データ[P.163-164]
  13. 日本女性を対象にした母乳分泌率調査(泉谷希光)[P.171-172]

農林水産省と酪農業界・乳業業界の癒着[P.12-20]

本書は一般の方々以上に、農水省の官僚や乳業、
酪農の関係者に“注目”されているらしいのです。

というのも、書版が発刊されてまもなくの2001年5月、
筆者は本書の内容を踏まえて『新潮45』6月号に
「牛乳はこんなに身体に悪い」という原稿を掲載しましたが、
その記事をめぐって牛乳論争が起こったからです。

(中略)

ところが筆者が驚いたのは、雑誌が発売されると、真っ先に農林水産省が抗議してきたことです。

同年5月23日、農水省の担当官が新潮社を訪れ、担当編集者に抗議文を手渡しました。
抗議文は、「記事には多くの誤りがあり、消費者の不安をあおるので、訂正を求める」

(中略)

6月に入って農水省から「あの回答では納得できないから、
また抗議文を出す」という電話が編集部にあり、6月13日に再び新庁舎にやってくることになりました。

(中略)

当日夕、新潮社別館の玄関前は異様な雰囲気に包まれました。
30人近い人たちが終結し、無言で立っていたのですから。
事前の約束もなく押しかけてきたのは、翌日の『日本農業新聞』によれば、
「日本乳業協会や中央酪農会議など11団体」の人たちだったそうです。

(中略)

編集長が農水省の担当官に、
「なぜ、業界団体が来たのですか。そちらが各団体に教えたのですか」
と、ただしたところ、担当官は、
「私どもはいろいろな会合で、
新潮社にたいしてはこのような対応を取っていますと、連絡をしていますから」
と答えました。さらに編集長が詰め寄りました。

「本日、こちらに来ることは農水省と新潮社のあいだでお約束した問題だと思いますが、
どうして業界団体に知らせる必要があるのですか」
「当然だと思っています」
「どうして当然なのですか」
「当然ですよ」
「あなたがたは業界を代表して来ているわけですか」
「いいえ、業界を代表して来ているわけではありません。
『新潮45』の編集部に対しても、
それぞれの業界から文書を直接差し上げていると思いますが」
「では、どうして業界に連絡を取るんですか」
「今回の件については、業界と密に連絡を取り合っています。
そのうちの一環として、今日の約束もしているつもりです。
5月23日(1回目の抗議)に会うことも連絡してますし、報道もしました。
すべて包み隠さず、連絡しております」
「そんなことをする必要がどうしてあるのかわかりません」
「それは意見の相違です」

このあと農水省側は筆者や編集者の意見は遺憾だとして、
こういう考え方があるのを紹介するのがマスコミの役割だというなら、
牛乳は正しい商品であるという論考を載せる機会をつくってほしい。
そうであるならば、互いの立場をフェアな形で読者に提供できるはずである、
と主張しました。聞いていた編集長が、
「それは承っておきます。
たぶん、反論を掲載することはお断りさせていただくことになると思います。
判例でも反論権というのは認められておりません。
ところで、その反論は誰が書くのですか」

と尋ねたところ、
「それは我々のなかから、適当な社を選んで・・・・・・」

と農水省側がいいよどみましたので、編集長は追い打ちをかけました。

「それは農水省の反論ではないのですか。我々というのは、誰なんですか」
「我々と、業界団体とメーカーのなかから、
最も適切な社を選んで反論を書いていただこくと思っています。
各団体との連絡を密かに取り合っていますから」
「なぜ、農水省の反論なのに業界から選ぶんですか」
「それでは(編集部の)Aさんに連絡を取って、
どの社に書いてもらうのか相談させていただきます」
「Aは関係ないでしょう。こちらが知りたいのは、
その反論を載せろという要請の主体はどこなのですか。
農水省の要請ではないんですか。
あとから業界団体からも反論を載せろといってくるかもしれないじゃないですか。
もし、農水省が業界団体を代表されるならば、
それはそうとして窓口を一本に絞ってもらいたいです」
「もしご希望ならばそれを明らかにします」
「今、あなたが我々といったのは、主体は誰なんですか。
誰を代表しているんですか、農水省なんですか、業界を含めてなんですか」
「また、ご希望なら文書で申し入れます」
「じゃ、この文書の申し入れ書(抗議文)も農水省が主体ではないんですか。
あなたがたは何の代表で来られているのか。農水省なのか、業界団体なのか」
「抗議文は農水省が主体です」
「では、反論が業界のなかから適切な社を選ぶことになるのはおかしいんじゃないですか」
「我々は酪農、乳業の発達を考えているわけです。
ですから、そのなかから最も適切な社を選ぶことになる」

これ以降の問答ではっきりしたのは、抗議文は農水省としての申し入れでしたが、
反論の要請は文書にされたものではなかったし、
彼らの頭のなかでも、業界と一体になった要請なのか、農水省の要請なのか、
反論の主体がはっきり“区別されていない”ということでした。

最後に編集長が、駄目押しの発言をしました。
「はっきり、私ども(『新潮45』)のスタンスを申し上げますと、
生産者団体の方々は当事者ですから誠意を持って対応するつもりですが、
農水省は関係ないということです。農水省と生産者は別だということです」
「なるほど。今後の抗議の参考にしましょう」
「よくわからないのは『新潮45』が発売されて
真っ先に反応したのが農水省だということです。
業界紙ともリークして、業界をあおっている。
農水省は業界のお先棒担ぎと思われるのですが、
どういう意図があってそのようなことをしているのですか」

びっくりしたのは、このあとのことです。それを聞いた担当官たちは、
「いや、今日は抗議文を渡しにまいっただけで……。これで失礼します」

といっていきなり立ち上がり、部屋を出てしまいました。

「せっかくですから、そちらが抗議している背景を説明してください」

と担当のA編集部員が呼び止めたところ担当官は、
「我々は取材を受けに来たんじゃない。無礼なんだよ」

という言葉を残していったのです。
そして、外で待っていた業界記者、業界団体の代表を前にことの顛末を話しはじめたのでした。

学校を牛乳の宣伝場所にする国策[P.28]

公立学校用の牛乳は200ml37円21銭(2000年度全国平均)で供給されています。
1Lに換算すると約186円です。
スーパーでは150円で売っているところもありますから安い値段ではありません。
2000年度の公立学校での学校給食の牛乳消費量は約41万klで、
200mlの牛乳瓶に換算すると実に約20億本、金額では約750億円にも達します。
これは飲料用牛乳の全国消費量の約15%を占めています。
大量に卸せば値引きされてもいいはずなのに値段はスーパーやコンビニと変わりません。
しかも、農水省の特殊法人の「農畜産業振興事業団」から、1999年度で約47億円、
2000年度で約23億円という巨額の補助金が交付されています。
各都道府県、牛乳普及協会などの団体を経由し、
供給実績に応じて乳業メーカーに支出されるシステムになっているのです。

この補助金の大きな使い道は、たとえば学校が子どもたちを牛乳工場や牧場などへ連れていき、
牛乳の大切さを“宣伝”すると、乳業メーカーから支払われます。
学校が牛乳を使った「料理読本」をつくり、児童、生徒に配布した場合にももらえるのです。

滋賀医科大学小児科の牛乳貧血症例[P.50-51]

これは滋賀医科大学小児科の太田茂氏ら9医師の共同研究論文として
「小児保健研究」(45巻1号)という学術誌に載ったものです。
別の男の子(5歳9ヵ月)とともに、
市販牛乳を多飲して鉄欠乏性貧血になった症例が2例発表されました。
この別の男の子の場合も、乳児期から粉ミルク以外摂取せず、
ことに筋トーヌスが弱まって寝たきりの頃には、母親もあえて離乳を進めませんでした。
そして1歳頃から保健所の指導で市販牛乳を飲ませはじめましたが、
子どもが固形食を嫌がって騒ぐため、いっそう手頃な牛乳に頼り、
1日1L前後を多飲させていました。
A子ちゃんと同様の治療で、貧血はほぼ4週間後に改善されました。
しかし、言語力、理解力は不良のままで、単語のみ30~40しかしゃべれず、
2語文はまだ出ていません。

真弓小児科医院のミルクアトピー症例[P.52-53]

B君(2歳)は、母親の母乳の出が悪かったため、
生まれた直後から母乳と粉ミルクの混合栄養を与えられ、
2ヵ月目からは完全に粉ミルクで育てられていましたが、
4ヵ月目から皮膚のカサカサやただれなどの症状が出はじめ、
病院でアトピー性皮膚炎と診断されました。
ステロイド剤による薬物療法を続け、ややおさまったものの、
2歳になると少し前からリバウンド現象が出てしまい、
肌のただれからはじゅくじゅくした黄色い汁が出るほどになってしまいました。

B君は仕事で遅い父親に合わせた夜型の生活のうえに、
食べ物の好き嫌いが激しく、偏った食生活でした。
ご飯や野菜などを食べず、牛乳と甘いパンしか口にしませんでした。
母親もまったくたべないよりは、
と考えてしまい離乳後2歳までほとんど牛乳とパンだけで過ごしていたのです。

これは、あとで牛乳をめぐる国の態度や牛乳被害の実態などを述べる真弓小児科医院の院長、
真弓定夫氏の診療記録から抜粋したものですが、治療は徹底した食事療法によるものでした。
ご飯とみそ汁、野菜、海草、魚、大豆製品など日本的なおかずの献立で、
牛乳も食事後に飲ませるようにして量を減らしていきました。
早寝早起きの規則的な生活も次第にできるようになって、
1ヵ月後から皮膚のじゅくじゅくがなくなり、半年後には完治しました。

授乳方法が及ぼす情緒障害の動物実験(岩手医科大学)[P.121]

母ザルから離してケージに入れた子ザルのうち、
A群には飼育者が抱いて哺乳ビンのミルクを与え、
B群の子ザルには哺乳ビンをケージに差し込み、勝手に飲ませる実験をしました。
その結果、母集団に戻ったA群の子ザルは自己抱擁、体の一部を吸う自閉的行動、
隅でじっとしたままの虚脱など異常行動がみられました。
B群のサルの場合にはもっと問題が起こり、自慰行為、恐怖感、意味のない反復行動のほか、
激しい攻撃行動まであらわれてしまったのです。
そして、両群ともに社会適応、異性反応はまったくなかったことが確認されました。

産科病医院と乳業界の癒着[P.159]

追い風にのった乳業は街の産科病医院へも猛烈にアタック。
営業マンが医師に頭を下げて回り、粉ミルクを売り込んでいました。
贈答も当たり前で、そうした医師らの指示で
生まれたばかりの赤ちゃんに牛の乳が「強制」されていたのです。
こうした中、母乳哺育を訴える異端の医師には、さまざま圧力が加えられました。
真弓氏の場合も婦長の首が切られるなどの威嚇を受けたといいます。
牛乳神話をつくり上げるためには、
まず病院や医療関係者を取り込むことがキーポイントだったのです。
「牛乳が体に悪い」などと、とても正面きて発言できる雰囲気ではありませんでした。

乳業メーカーが捏造した兼松データ[P.163-164]

当時、牛乳が完全栄養食品としてもてはやされたのは、
「牛乳のカルシウムは吸収率が高い」とされていたからです。
これがさかんに強調され、牛乳を理想食品と思わせる幻想をまき散らし続けたのです。
ところが、この説のものとになったデータは、
極めてずさんなものであったことがその後、明らかになっています。
兼松データ(164頁)と呼ばれるもので、1952年(昭和27年)に発表されました。

確かに牛乳は一見、ダントツにカルシウムの吸収率がよいように見えるのですが、
それにしても数字に幅がありすぎます。平均値をとったとしても、
牛乳50%、小魚30%、野菜17%程度でしょう。
実際、その数値が公式なものとして用いられてきましたが、
この調査の実体は、
わずか4人の成人男子を4日間調べただけというお粗末極まりない内容だったのです。
しかし、国や乳業会社はその後40年以上にわたり、
どうみても科学的とはいえないこのデータをキリ札として牛乳神話を振りまいてきました。

日本女性を対象にした母乳分泌率調査(泉谷希光)[P.171-172]

ここに、栄養生態学の第一人者である共立女子大学教授、
泉谷希光氏の大変興味深い研究報告があります。
泉谷氏は厚生省が昭和35年に発表した「母乳の出ない母親が増加」という報告に注目。
全国の保健所のデータを調べた結果、山梨県内のある市の女性たちに、
際立って母乳の出ない確率の高いことがわかりました。
出産をした女性の実に5人に4人までに母乳が出なかったのです。
それで現地の状況を調べたところ、
この街では、他の地域の3倍近い肉を食べていたことがわかりました。
江戸時代から徳川家のお狩り場で、猪の産地だった歴史的背景があったからです。
これと同様に肉食の多い地域ではたいてい母乳分泌不全がみられました。
そして、国内で動物たんぱくの摂取量が増えるにしたがって、
全国的にこの傾向が広がっていったのです。

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