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書籍と雑誌の要約と解説

新型インフルエンザワクチン・タミフルは危ない!!

緊急出版子どもたちを守りたい!!

お聞きました→お聞きしました。[P.50]

装丁
新型インフルエンザワクチン・タミフルは危ない!! 新型インフルエンザワクチン・タミフルは危ない!!
ワクチントーク全国
ジャパンマシニスト社
ISBN4-88049-187-5
C0047
2009/12/01
¥1000

病気より薬が怖い?

ウイルスに万能な薬はない。
インフルエンザはウイルスによっておこる「かぜ」。
なにより安全で有効な対処法は
じゅうぶんに休息をとりウイルスと闘う抵抗力を
おとさないようにすること。
効果や安全性に問題のあるワクチンやタミフル。
それに警鐘をならすのは
薬品メーカーとは一切関係のない
被害者の声を知っている専門家たち。

あなたはこの本を読んで、
打つか!?使うか!?

目次
  1. ……だから、勧めません。
    1. 脅威!で得をする人、犠牲になる人
      元国立公衆衛生院疫学部感染症室室長 母里啓子
      1. 新型インフルエンザは大流行したのか
      2. 死亡率の見方
      3. ワクチンは安心のための掛け捨て保険?
      4. 厚生労働省もワクチンに「一定」の効果を「期待」??
      5. 人が免疫を身につけるということ
    2. 「新型」ワクチンに、効果があるか?副作用は?
      医療問題研究会代表 林敬次
      1. 「効果あり」の根拠とは
      2. 世界のどこにも研究はない
      3. 二〇〇人に一人の副作用
    3. タミフルも解熱剤も脳症を防がない
      医薬ビジランスセンター代表 浜六郎
      1. 服用なしでは「新型」は治らない!?
      2. 解熱剤が重症化、死亡を高めた
      3. 脳症との因果関係
      4. 催幻覚剤の性質も……
      5. 「脳症が怖い」から使いたい?
      6. ハイリスクの人には必要?
      7. 使い道のない薬
    4. 厚生労働省やマスコミは、なぜ真実を伝えないのか
      新型インフルエンザ市民対策会議代表世話人 古賀真子
      1. ワクチン買取費用総額一三八五億円
      2. さながら販売戦略会議
      3. 記者室から出て悲痛な声を拾って
      4. 厚生労働省担当官の言葉
    5. 医療現場を長年取材してきた私が言えること
      ジャーナリスト 鳥集徹
      1. この本は「常識外れ」の人ばかり?
      2. マスコミ記者の心理
      3. 数字の「まやかし」を読む必要
      4. 「死亡率阻止八二%」の信頼性
      5. 医療ライターにも医療界との利益相反
  2. 私はこんな診療をしています。
    1. 臨床医への四つの質問
      1. 町医者五〇年の実感 毛利医院 毛利子来
      2. 新型はいつものインフルエンザ程度 宝診療所 高木泰子
      3. タミフルと親御さんの判断 ひらの亀戸ひまわり診療所 平野敏夫
      4. 可能性を天秤にかけて 梅村こども診療所 梅村浄
      5. 課題は「伝える力」を養うこと 阪南中央病院 伊集院真知子
      6. 説得してもほかの医者に行って接種 吹上共立診療所 黒部信一
      7. 十分な説明を尽くした上で たかまつこどもクリニック 高松勇
      8. 若干の不安感をもちながら 八王子中央診療所 山田真
    2. コラム
      1. 感染者周辺で起こったこと 神戸市在住・主婦 長田和代
      2. 三五年間の家族の禍福 インフルエンザワクチン被害者の父 吉原賢二
      3. タミフルによる突然死ではないのか? 薬害タミフル脳症被害者の会 秦野竜子
      4. ワクチン副作用被害はどうなる? 予防接種情報センター京都 栗原敦
      5. 京都大学を休校にしなかった理由 京都大学高等教育研究開発推進センター准教授 田中真介
      6. 地方議員としてできること 静岡市市議会議員 松谷清

内容

抗ウイルス薬リレンザ[P.40]

安全性の面からいうと、吸入による刺激を除けば、
タミフルよりははるかに安全で、
薬理作用や毒性の面からは突然死や異常行動の危険はほとんどないと考えられます。

しかし、インフルエンザはかぜの一種で、
自然治癒するものですから、リレンザも不要です。

厚労省職員は自分の子供にインフルエンザワクチンを打たせない[P.50]

二〇〇〇年にインフルエンザを予防接種法に位置づけることについて議論になった時、
当時の担当官に「あなたや家族は接種されますか?」とお聞きました。
すると、高齢者への導入を勧めていたためか
「自分の親には接種を勧めるが、子どもには決して接種させない」と答えました。

今回の新型ワクチンは、厚労省の職員たちは
「優先順位」ではないので接種はされないようです。
「では、優先順位にあがりそうな子どもさんには?」とお尋ねしたところ、
躊躇されたのち「よく考えてから決める」との返事でした。

今、インフルエンザワクチン接種を迷われている方には、
二〇〇三年に申し入れをした時、
厚労省の担当官が言った言葉を紹介したいと思います。

「厚労省としては、予防接種法で決めている高齢者以外、特に乳幼児については、
エビデンスとして確立していないのでお勧めできるものではない。
但し効果がゼロではないので、打ちなさいともやめなさいともいえない立場。
接種対象者の副作用は、この冬は二〇件位上がってきている。
予防接種も医師の裁量行為、インフォームドコンセントに基づいて
行なわれるべきもので最終的には自己責任。国に期待はしないでほしい」。

マスコミは権威筋の発表をそのまま記事にしているだけ[P.54_56]

マスコミのインフルエンザに関連する記事を注意深く読んでみてほしい。
「国内で〇人目の死者」「インフルエンザ警報が発令」
「七七〇〇万人分のワクチンを確保」――
そのほとんどは、政府や行政機関が発表した情報を、
ただ無批判に右から左に流しているだけ。
医学界の権威筋のコメントがついていると、
さも信頼できる記事であるかのように思えてしまうだろう。
だが、その情報を記者が独自に掘り下げて取材し、
分析した記事は「皆無」と言っていい。

政府の方針に疑問を呈する記事を書けば、
なにか事が起こったときの責めを自分たちが負わねばならないかもしれない。
「マスコミが人びとを惑わしたために、死者が増えた」。
そう批判されないためにも、ここは彼らの方針に従うべきだ――
そうした意識的・無意識的な集団心理が、
マスコミの人たちを覆っていると考えられる。

中略

彼らはたまたま厚生労働省の記者クラブに配属され、発表を聞いて、
配布される資料を見て、記事を書いている。それだけだ。

いや、「医療専門記者」「医療ジャーナリスト」「医療ライター」
などと称する人たちの中にも、権威筋の医師の話を喜んで、
無批判に書く人たちが少なくない。
彼らにとって、医師は貴重な情報源だ。
飯のタネになっている人たちを批判するような記事を書ける気概のある人が、
果たしてどれだけいるだろうか。

製薬会社から研究費などを提供されることで、
研究者の姿勢に疑念が生じることを「利益相反」というが、
「医療ジャーナリスト」や「医療ライター」にも、
医療界との利益相反があることを読者は知っておいたほうがいい。

インフルエンザワクチンを打たない医者[P.64-96]

  1. 毛利子来(京都渋谷区毛利医院)[P.64-65]
  2. 高木泰子(群馬県太田市宝診療所)[P.70-71]
  3. 平野敏夫(東京都江東区ひらの亀戸ひまわり診療所)[P.75]
  4. 梅村浄(東京都西東京市梅村こども診療所)[P.77-79]
  5. 田中真介(京都大学高等教育研究開発推進センター准教授)[P.81]
  6. 伊集院真知子(大阪府松原市阪南中央病院)[P.83]
  7. 黒部信一(埼玉県巣市)[P.86-88]
  8. 高松勇(大阪府阿倍野区たかまつこどもクリニック)[P.91]
  9. 山田真(東京都八王子市八王子中央診療所)[P.95-96]
毛利子来(京都渋谷区毛利医院)[P.64-65]

インフルエンザの予防接種は、いっさい、やっていない。
「季節型」であろうと「新型」であろうと、接種する気は全くない。

だから、「接種してほしい」と頼まれても、だんぜん、断っている。
それどころか、「接種しないほうがいいよ」とさえ言い放っている。

すると、だれでもが、びっくりする。

ぼくは懸命にその理由をしゃべりまくるが、おそよ腑に落ちた顔は見せてくれない。
しゃべりながら、ぼくは、むなしさに苛まれつづけることになる。

しかも、たいていの人が、
どうやら、よその医者に行って接種をしてもらっているらしい。
それをきっかけに、ぼくからよその医者に乗り換えてしまう人も少なくなさそうだ。
これは、開業医の経営上、たいへんな損だ。
だが、ぼくは、あえて、そんなバカをやめないでいる。

だって、インフルエンザの予防接種は効くはずがない。
血液中の抗体は増えるけれど、
ウイルスが感染してくる鼻やノドなどには免疫をつけることはできないからだ。
実際にも、予防接種をした人としていない人とで、
発病と重症化に差があるようには思えない。

高木泰子(群馬県太田市宝診療所)[P.70-71]

タミフル、リレンザは使いません。
発売当初、特効薬と大騒ぎでしたが、
実は一日~一・五日熱の下がりが早くなるけれど、
けっこうリスクのある薬とわかり、
「なーんだこれでは飲む意味ないな」と思いました。

実際、タミフルを服用した患者さんから、一晩中暴れたり、ふらふらした、
水風呂につかっていた、踊りだした、下痢がとまらない、
「様子がおかしくなり入院したがまだよくならない」と相談がありました。
また、「飲んで三時間位したとき呼吸が止まっていた」
というつらい経過も聞きました。

このお子さんは、その翌日亡くなりました。
二〇〇五年二月五日のことです。
当初このご両親は医療機関から、
お子さんの死因は「インフルエンザ脳症」と伝えられていました。
お葬式ではお父さんが「インフルエンザは怖い」とお話され、
その話が隣町の私の耳にも入りました。
私はその経過を知りたいと思っていました。

やがて、死因にタミフルが関与していると判断され、
ご両親は薬害申請をしましたが、いまだ認められていません。

平野敏夫(東京都江東区ひらの亀戸ひまわり診療所)[P.75]

ワクチンについては、以前から、
一九八七年(昭和六二)年に前橋医師会が出した
いわゆる「前橋レポート」の話をして、
「効果が疑わしいし副作用が出ることがあるので勧めません」とお話しています。
当然当院では行っていません(そもそも医師会に入ってないのでできない)。

梅村浄(東京都西東京市梅村こども診療所)[P.77-79]

季節性インフルエンザワクチン接種は、これまで行ってきませんでした。
有効性がはっきりしないのに、接種による健康被害が報告されてきたからです。
今後も接種する予定はありません。

中略

タミフルもリレンザも、診療所には置いていません。

季節性インフルエンザにかかって、
タミフルをのんだ十代の子どもたちに起きた行動異常は周知されているので、
診療所を受診した方は、タミフルは服用しないものだと納得されていました。
「明日が入学試験だから、ぜひ熱をさげたい」という場合には、
処方箋を書いていました。

新型インフルエンザでは、重症化の危険性が広く報道されているためでしょうか
「では、リレンザを出して下さい」と要望されることが多くなりました。

田中真介(京都大学高等教育研究開発推進センター准教授)[P.81]

インフルエンザ・ワクチンは次の理由で原理的に無効である。
①ウイルスの変異速度が速く、また多様に変異。
②ウイルスは最初に鼻やのどの粘膜に感染して増殖するが、
ワクチンでは粘膜に抗体は作られない。さらに、
③ほとんどの人は、乳幼児期に
何らかの型のインフルエンザ・ウイルスに感染して免疫を得ているため、
初感染時のウイルスとタイプが異なるワクチンを接種しても、
体内に生成される抗体のタイプは初感染の亜型に対応したタイプのものが多くなる。*2
そのため、流行の型が正確に予測されてワクチンが作られたとしても、
体内で生成される抗体は型が異なってしまう。

*2 これを「抗原原罪現象」と言う。

伊集院真知子(大阪府松原市阪南中央病院)[P.83]

私は一九七四年から小児科診療に携わりましたが、
インフルエンザの多くは自然回復する疾患との認識でした。
その頃は、インフルエンザワクチンについての質問は少なく、
「ウィルスがころころ変わって行き、
すでに在るウィルスを使ってワクチンを作っても効くはずがありませんし、
重篤な副作用もあります」と説明して、納得して頂いていたつもりでいました。
おそらく予防接種被害者の方々の提訴や
インフルエンザ予防接種ボイコット運動を担われた
養護教諭や市民団体の方々の運動の力をお借りしていたからだと思います。

診察室で語ること

一九九四年に「予防接種法」が改定され、
それに基づき、インフルエンザワクチンは定期接種ではなくなりました。
この頃からインフルエンザワクチンを再び推進しようとする人々の
「巻き返し」とでも思えるキャンペーンが始まったのです。

今はその渦の中にあって、以前のような話にはなりません。
親御さんたちは、「インフルエンザはカゼじゃない」
「脳症になる怖い病気だから、かかれば大変」と思い込んでおられます。
「インフルエンザワクチンはお勧めしていませんよ」
「脳症予防は証明されていませんよ」
と以前と同じ話をする私の顔をけげんそうに眺める方がほとんどです。

黒部信一(埼玉県巣市)[P.86-88]

新型インフルエンザワクチンについても当初しない方針でしたが、
患者さんのなかに、どう説得しても他の医者に行って受けてしまう人がいるので、
一緒に勤務している内科医と相談のうえ、しないように説得しても
「受けたい」という患者さんには接種することにしました。

中略

タミフルは、十代の人には使いません。
それ以外の人には、「普段健康な大人も子どもも、欧米では使っていない」
という話をしたうえで、どうしても欲しいという人には、出しています。

「タミフルはいらないが、リレンザが欲しい」という人が増えていて、
一応「頭痛と発熱が三日くらい続くが、
それはリン酸コデインでしのいで、待っていれば治る。
薬を使っても日数を短縮する効果だけで、それほど特効的ではないし、
リレンザでも精神神経症状が出ることがある」ことを説明し、
それを承知した人に処方しています。
そういう人は、ワクチンを受けておらず、
マスコミによる宣伝で心配になり、薬を欲しがるのです。
出さなければ、他医へ行ってしまうので、出しています。

高松勇(大阪府阿倍野区たかまつこどもクリニック)[P.91]

従来から季節性Fluワクチンは接種をしていませんでした。
今年は、新型Fluワクチンも「痛くて副作用があり効果がない」
との理由から打っていません。

患者さんやそのご家族には、母里啓子さんの著書
『インフルエンザ・ワクチンは打たないで!』(双葉社)と
「私の主張・ワクチン接種は慎重期して」
(二〇〇九年一〇月一〇日付朝日新聞記事)
をカウンターに置いて見てもらっています。

山田真(東京都八王子市八王子中央診療所)[P.95-96]

季節性インフルエンザについては長年診療をしてきて、
数え切れないくらい患者さんを診てきましたから、
「かぜの一種で、怖くない。
タミフルやリレンザのような抗ウイルス薬は使わなくてもなおる。
タミフルやリレンザは使うべきでない」とはっきり言えます。
ワクチンもぼくの診療所では受けられないので、
他の医療機関で受けたという子どもが
インフルエンザにかかって来院することも多く、
効かないワクチンだと認識しています
(ただ、年を経るごとに、
インフルエンザの時季はぼくの診療所をさけて他の医療機関にかかり、
それ以外の時期はぼくの診療所に来るという
“使い分け”をする人が多くなっているのは悲しく困ったことです)。

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