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ハワイでアトピーが治った!

アトピー人生、短期間でリセット!

装丁
ハワイでアトピーが治った! ハワイでアトピーが治った! アトピーの原因~水道水の塩素について
佐藤綾美(佐藤歯科医院院長)
講談社出版サービスセンター
ISBN4-87601-733-6
2006/02/21
¥1500
ハワイにいるだけで重症のアトピーが驚異的なスピードで治った!

ステロイドに疑問をもち、
民間療法にも疲れた母親が「ハワイでアトピーが改善した」という記事を読み、
藁にもすがる思いで重症のわが子をハワイへ連れていった。
そこで見たのは日本とハワイの決定的な違い。
日本でも治せるはずと早期に帰国。
帰国後はある簡単なことを実践し、再発を防止した。
ほかにアトピーの原因と薬剤、日本でアトピーを治す方法を分かりやすく記載。
著者は現役の歯科医師。

目次
  1. ハワイでどのようにアトピーが治ったのか
    1. 子どもの病歴
    2. なぜ、ハワイなのか?
    3. ハワイ滞在記(2005/4/20~6/7)
    4. 子どもの皮膚の経過(in Hawaii)
  2. アトピーの原因と薬剤との関係
    1. アトピーの原因は – 本当に原因は不明なのか?
      1. 日本皮膚科学会のアトピーの定義(2004改訂版)
      2. ハワイ滞在で私が思うアトピーの原因
      3. 塩素ってなに?
      4. 日本の水道水の現状
      5. 誰のための法律?「残留塩素0.1ppm以上、上限ナシ!」
      6. ハワイの水道水の現状
      7. なぜ細菌感染?(細菌、真菌、ウイルスなど)
      8. 他のアレルギー性疾患との関連(ぜんそく、花粉症、金属アレルギー、食物アレルギーなど)
      9. 歯が原因だったアトピー性皮膚炎もある
      10. 歯と皮膚は似ている?
      11. 夜間、かゆがるのはどうして?
      12. 食事療法って必要?
      13. アトピーを最短期間で治すには?
      14. どうやって細菌を減らすの?
      15. 紫外線療法とは
      16. ミクロからマクロの視点で
    2. 薬剤について
      1. ステロイド
      2. 保湿剤
      3. 抗ヒスタミン剤
      4. 抗アレルギー剤
      5. 抗生剤
      6. プロポリス
      7. 竹酢液
  3. 日本に戻ってからの対処法とその後の経過
    1. 日本に戻ってからの対処法
    2. 帰国後の皮膚の状態と生活
    3. 「良かったね、Sくん」(園長先生からのお手紙)
  4. 日本でアトピーを治す場合
    1. 日本でアトピーを治すには
    2. アトピーを治す前の心構え
    3. アトピー完治への道
  5. ハワイでアトピーを治す場合
    1. ハワイの滞在期間
    2. 何月に行くのが理想か?
    3. ハワイへの渡航費用
    4. 言葉の問題
    5. アトピーに役立つ簡単な英会話
    6. ハワイで役に立ったもの
    7. ハワイの新しい産業として

内容

  • ハワイで水虫が治った症例[P.31-32]
  • 患者に無関心な医師の診療[P.36-37]
  • 日本の水が皮膚を弱くしているんじゃないかしら。あんなに痛がっていたのに、ハワイのお風呂は全然いやがらないし、お湯が軟らかい感じがする。[P.39]
  • 背中のデコボコしているところにプロポリスを塗ってるけど、これはかなり効果がある。[P.42]
  • ハワイには皮膚病患者が見当たらない[P.47-48_61]
  • 抗生剤がアトピーに劇的に効く[P.48-49]
  • ハワイの病院のステロイド処方[P.57]
  • ノニジュース[P.63-64]
  • 佐藤綾美のアトピー塩素仮説[P.80]
  • 芝生や庭木にかけ続けると、塩素枯れを起こすので、ゴルフ場では水道水をそのまま撒水することはありません。[P.81]
  • 私の家庭ではどのくらいの濃度の塩素が含まれているのかと、ある実験をしてみましたが、なんと1~1.5ppmもあったのです。[P.84]
  • 歯の細菌が原因だったアトピーの症例[P.92-94]
  • うちの子は時計で計ったように入眠して、4時間後にかゆみを訴え、朝がきて部屋が明るくなるころ落ち着いて眠る。[P.96]
  • 日本に留学や旅行にきた海外の人が集まる宿泊施設では、多くの人が滞在中に肌のかゆみを訴えたので塩素除去シャワーを取り付けたら苦情がおさまったそうです。[P.103]
  • 私たち以外にもハワイでアトピー症状が良くなる人はたくさんいることがわかりました。ただ帰国すると元に戻ってしまうと嘆いています。[P.104]
  • 私の主人は、竹酢液を原液で使い、40年にわたり悩まされた手の湿疹を治しました。歯科用のゴム手袋に竹酢液を入れて手にはめること毎日1時間。それを2ヵ月続けて白魚のような手に戻りました。[P.112]
  • 夏場に保育園でプールや沐浴など1週間続けて入ったところ、顔や首のまわりが明らかに再発してしまったのでショックでした。しかし、園長先生の計らいで塩素除去シャワーを取り付けていただき、その後は保育園で毎日シャワーを浴びても一度も再発していません。[P.116]
  • 私は仕事上、毎日たくさんの親子を見る機会に恵まれていますが、お子さんがアトピーの場合、親のどちらかがアトピーであることが多いのです。[P.131]

ハワイで水虫が治った症例[P.31-32]

◆17日目(5/6) 日本人の家族

夕方、アラモアナ・ショッピングセンターに行こうと、ピンクのトロリーバスに乗ったら、
仲のよい3人家族の隣に座ることになった。
人のよさそうなお父さんは50歳代に見えた。
親子2人でいる私たちに、

「お父さんは留守番かい?」と聞いてきた。
「仕事で先に日本に帰ったんです」と言ったら、
家族みんなで驚いたので、皮膚を治しにハワイへ来たこと、
2週間の滞在でかなりよくなって驚いていることなど、
今までの経緯を簡単に説明した。

そうしたら、そのおじさんも自分は水虫持ちで、
日本でいろんな薬を塗っても治らなかったのが、
ハワイに来て海に足をつけていたら治ってきたというではないか。
話を聞くと毎朝、波打ち際を何時間か散歩しているそうだ。

患者に無関心な医師の診療[P.36-37]

◆20日目(5/9) 小児科受診

今日は子どもを連れて小児科へ行った。日本人の先生だった。

結果は……、最低。行かなきゃよかった……。

先生は、子どもの全身を診たあと「アトピー性皮膚炎ですね」と言った。

「幼少期に発症した場合、
小学生か中学生になると自然に治ると言われています。
卵と牛乳を控えたほうがいいという報告もあるのでやってみたらどうですか」
ということを言われた。どこの雑誌でも聞いたことがある見解だ。

「でも、先生。この子はハワイに来て卵や牛乳をたくさん摂取しているのに、
どんどん治っていくんです。毎日、太陽を浴びているだけで、
特別なことはしていないのに、こんなに治ったんです。どうしてでしょうか?」
私がそう言うと、先生は笑って、

「ステロイドを処方します。この病気にはこれしかありません。
傷もありますから感染しないよう抗生剤も処方しておきましょう」と言い、
これで話は終わりという感じだった。

ハワイには皮膚病患者が見当たらない[P.47-48_61]

◆30日目(5/19) タクシー

残金が減ってきた。
小さい子どもといると最後はタクシーのお世話になってしまうから、これが大きいんだと思う。
タクシーのおじさんはベトナム人、
インド人、中国人と南洋方面の人が多い。
みんな「どのくらいいるの?」とか「バケーションか?」など気軽に聞いてくる。
今までは親子二人だから警戒して軽く聞き流していたけど、
せっかくお金を払うのだから移動する英会話教室だと思うことにして、
私のほうが積極的に質問している。

出身はどこか、家族や知人に皮膚病の人はいるか、
ハワイはどうか、水に対してはどう思っているのか? などもある。
もう何人も聞いたけど、誰一人として皮膚病の人はいなかった。

そして、みんなハワイの水は安全でおいしいということを知っていた。
私がこういう質問をすると、だいたいのタクシーのおじさんに聞かれる。
日本人を乗せると、お客さんの子みたいな皮膚病の人が多くて不思議に思っていたと、
どうして日本人は皮膚病が多いのだ?と。

*   *   *

子どもたちが遊んでいる様子を見ていたら、
その中の一人のおばあちゃんが「観光で来たの?」と話し掛けてきた。
私はいつもと同じように皮膚を治すために来たと言って、今までの経過を話した。
すると、おばあちゃんは、自分も60歳になり、子どもは6人いて、
孫は20人もいるそうだが、皆ハワイに住んでいて、
一人も皮膚病になったことはないし、知り合いにもいないと言っていた。
日本の子どもたちはかわいそうだね、きっとハワイに来たら、
あんたの子どもみたいに治っちまうよ、と言っていた。

抗生剤がアトピーに劇的に効く[P.48-49]

昨日の晩、だるくて頭痛もしてきたらヤバいと思い、
以前ハワイの小児科でもらった抗生剤を飲んでみた。
う~ん苦いっ!普通、子ども用だと甘く味付けしてあるのに、
色ばかりショッキングピンクで、こんなの子どもが飲めるわけがない。
ところがこの薬、ものすごく効く! 
2時間後には頭もスッキリ、もうなんともない。
先生になんの抗生剤か? と聞いたら、エリスロマイシンと言ってたっけ。
エリスロマイシンは強いから子どもの皮膚が感染症なら効くかも。
そう思って水に薄めず、注射器にいれてダイレクトに子どもに飲ませた。
そうしたら、夜間のかゆみの時間が大幅に短縮して、
皮膚の表面も今までないくらいなだらかになった!

抗生剤で効くんだから細菌感染によるものだと、さらに確信した。

ハワイの病院のステロイド処方[P.57]

ハワイではアトピーの患者はいますか? と聞いたら、日本ほど多くないが、いると答えた。
そういった患者には、どういった治療をするのですか?と聞いたら、
やはり検査をして、アレルギーを特定したら、それを生活から除去し、
状態が悪ければ初めの時点でステロイドを処方するとのことだった。
ただし、その量に関しては制限しており、
塗り薬なら1カ月分。内服なら5日分と決めているそうだ。
私はステロイドが嫌でハワイに来たことを先生に話した。
そうしたら、先生は日本人は何人か診たことがあるが、
みなステロイドを拒否したのはなぜか?と逆に聞かれた。
話を聞くと、先生は日本人はステロイドを嫌がるのは、
日本ではまったく使われていない薬だからと解釈していたそうだ。
私が、それは逆で、あまりに多用しすぎて多くの人が副作用で
苦しんでいるのを知っているからだと答えたので、先生は驚いていた。

ノニジュース[P.63-64]

ウエイターが、食事中に別のウエイトレスを連れてきてくれた。
彼女の娘がアトピーで、カピオラニ病院の皮膚科に通っているというではないか!

彼女の娘さんは、さほど重症ではないけど腕や膝の裏がカサカサして、
たまにステロイドも塗るそうだ。
彼女はコーヒーやチョコレートといった
カフェインが含まれている物や塩分を控えるようにと言われたらしい。
卵や牛乳などタンパク質を控えろとは言われなかったそう。
家庭ではノニジュースを飲んでいて、これが効果があると教えてくれた。

佐藤綾美のアトピー塩素仮説[P.80]

日本における幼少期のアトピー性皮膚炎は、
水道水に含まれた塩素などの化学薬品が人体の内外から皮膚、
粘膜のバリアを劣化させたことで様々な物質
(花粉/食物/金属/ダニ/ホコリなど)
に対してアレルギーが出やすい体質になったことと、
また塩素の殺菌作用で皮膚面の正常細菌叢*1のバランスが崩れ
菌交代現象*2が起き、身体に害を及ぼす細菌やウイルスが
優位に立った皮膚の感染症だと考えています。

歯の細菌が原因だったアトピーの症例[P.92-94]

私の実姉の話なのですが、彼女もまたアトピーと診断された一人でした。
中学生ころから発症し、大学を卒業するまで十数年間にわたり
皮膚科で全身にステロイドを塗られてきました。
彼女は私と同じ歯科大に通っていて卒業後も
大学に所属していましたから彼女の様子を間近に見ていました。
そのころ、同じ大学内のある先生が彼女のアトピーを知り、
「もしかしたら、歯が原因かもしれないよ」ということで、
歯のレントゲンを撮影し、慢性的に膿を持っていた第一大臼歯を抜歯したのです。
そうしたら彼女の皮膚は今までにないほど症状が軽くなりました。
歯に膿をもっているということは、そこに最近感染があるということが歯科医にはわかります。
この歯を抜歯したことで血液を介して全身に散らばる感染の源を止めることができました。
彼女は歯が原因だとわかったのでステロイドは必要ないと思い、
その危険性も知らずに独断で使用をやめてしまいました。
それから彼女の地獄のような療養生活が始まるのですが、
彼女は幸運にも1年かけて試行錯誤しながらステロイドをやめることができました。
しかもアトピー発症中にアレルゲンとされた物質が
検査を受けてすべて陰性になったことには驚きました。

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