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書籍と雑誌の要約と解説

口の中に潜む恐怖

歯の詰めものアマルガムの約50%は水銀です

装丁
口の中に潜む恐怖――アマルガム水銀中毒からの生還 口の中に潜む恐怖―アマルガム水銀中毒からの生還―
Danny Steinberg(ハワイ大学教授/立教大学教授/駿河台大学教授)
訳・山田純(広島大学総合科学部教授)
マキノ出版
ISBN4-8376-7006-7
2003/06/23
¥1400
解説
本書は、つぎのトピックスについて最新の科学的知識を提供します。
(1)どのようにして歯科用水銀アマルガムから中毒になるのでしょうか。
(2)水銀中毒にかかっているかどうか、どのようにすると診断ができるでしょうか。
(3)水銀中毒にかかっている場合、どのような治療ができるでしょうか。

幸いにも、適切な治療法があります。
その治療法によって、著者自身が恐怖の水銀中毒の世界から生還し、
今こうして本が書けるようになりました。
本書は、知らずして水銀中毒の犠牲になっている方々を
支援・救済することを目的としています。

主として対象とする読者は、アマルガムの詰めものをして水銀中毒になっている方々です。
もちろん、症状等はなくともアマルガムを詰めている方々も対象となります。
また、アマルガムを扱う歯科医療関係者にとっても有益なはずです。

目次
  1. 一本の歯が人生を変えた話
    1. ロサンジェルスの歯科医師
    2. 私が中毒症ですか!
    3. どのようにして中毒になったのでしょうか
    4. 私の症状
    5. 「狂った帽子職人」になっていたかもしれません
    6. 帽子職人の水銀中毒
    7. 歯科医師の水銀中毒
    8. 休暇旅行、そして歯科医師の提案
    9. アマルガムの除去で瀕死の青息吐息
    10. 精密検査の結果は水銀中毒
    11. 誰が悪いのでしょうか
  2. 日常生活に潜む水銀中毒の恐怖
    1. ゴーリキーとしらみ退治
    2. 医療や産業における水銀使用
    3. 英語のquicksilver(水銀)の余話
    4. シンシャの丘
    5. 水銀化合物の毒性
    6. 海産物からレンズ・クリーナーまで 日常の中の水銀
    7. アメリカ食品医薬品局による水銀含製品の禁止
  3. 歯科医療関係者の悲劇
    1. アマルガムの発明と水銀をめぐる争い
    2. 歯科医療関係者の水銀中毒
    3. 水銀を扱う歯科は危険な職業です
  4. 水銀歯体内に入り、妊婦から胎児へ
    1. 動物と人間におけるアマルガムの劣化現象
    2. 一〇年以内にアマルガム重量の最大八〇%が劣化
    3. 妊婦のアマルガムの水銀が胎児と母乳にめぐる
    4. 流産と不妊症
    5. 震かんする恐怖―子宮から墓場まで
  5. 読者のみなさんの水銀中毒診断
    1. アマルガムの量を見積もります
    2. 症状の簡易診断法
    3. 水銀中毒の心理的症状
    4. 多くの患者さんが訴える症状
    5. 精密検査を受けます
    6. 診断結果
  6. 治療の第1段階―水銀中毒の進行をくいとめるために
    1. なぜアマルガムを除去すべきでしょうか
    2. アマルガム除去の手順 その第一歩
    3. 代替材料
    4. 代替に当たって
    5. 患者さんや歯科医師や関係者の安全のために
    6. アルコールという朗報
  7. 治療の第2段階―水銀を排泄するために
    1. 入浴と運動と結腸洗浄で水銀の排出
    2. 水銀除去法 キレート剤の使用
    3. いろいろなキレート剤と精密検査結果
  8. 抵抗力をつけて中毒を抑えます
    1. セレン
    2. ビタミン類
    3. ミネラル類ほか
  9. アマルガム除去で健康を回復
    1. 回復率の研究結果
    2. 私の改善例
    3. 痛みと向き合う
    4. 睡眠障害に取り組む
    5. 睡眠障害から冒険の旅へ
  10. 理想の歯科医師を探します
    1. 水銀を扱わない歯科医師と団体
    2. 自分で歯科医師を見つけます
  11. なぜアマルガムを禁止すべきなのでしょうか
    1. 水銀は有毒であることが知られています
    2. 不等なアメリカ歯科医師会―アマルガム除去を容認すべきです
    3. 消費者団体と支援組織
    4. アメリカの歯科医師の留意すべき事項
    5. 政府と水銀禁止問題
  12. 日本の歯科医療とアマルガムの現状(編集部作成)
    1. アマルガムの使用は減ってきている
    2. 国会にも提出されたアマルガム問題
    3. 金属アレルギーの問題
    4. アマルガムの正しい情報を公表すべき
    5. 日本の歯科医院で質問する項目
文献
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  • 橋本賢ニ『歯と口の最新健康法』P.75[P.208]
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校正
  • MSMいう製品名→MSMという製品名[P.115]
  • 高いというもではありませんでした。→高いというものではありませんでした。[P.57]

内容

ダニー・スタインバーグの水銀中毒症状[P.17-18_26-29_160_162]

最初の症状は、ハワイ大学の教授だった一九七五年ころに現れました。
体のいろいろなところがかゆくなったり、吹き出ものができたりしはじめたのです。
嚥下えんげ障害(ものを飲み込むときの障害)もありました。
これは、食物を食べたとき、痛みをともなったり、
のどがつまったりする現象ですが、ひと口だけものを食べたり、
空腹時に冷たい飲み物を飲むときも経験しました。
また、腹痛もはじまりました。
その後、腹痛はひどくなり、肩、腰、ひざ、脚も痛みはじめました。
さらに、なんの理由もなく、動悸がするようになり、
ひどい倦怠感けんたいかんも出てきました。
手足は、ほとんど四六時中、冷たい状態でした。
私は、人と握手するのがこわいほどでした。
握手すると、飛び上がるほどの痛みがあったからです。

一九八三年に日本に来ましたが、
一九九三年ころには、ひざの関節痛と脚のふらつきで歩行も困難になり、
やがて車椅子が必要になるところでした。

*   *   *

あとで知ったことですが、どのような注意を払おうとも、
水銀アマルガムの除去には、水銀もれが避けられません。
私の場合、大量のアマルガムを除去するので、かなりの水銀もれの危険性があったのです。

しかし、私は、できる限り早く全部を処理してもらいたかったので、
先を急ぎ、勧められたとおり、二週間ですべてを除去しました。
除去して一週間後、気分が悪くなりました。
二週間後、とても体が弱り、気持ちが動揺し、神経質になりました。
もう以前のように気をしっかり維持することができなくなるのではないかと思いました。
私は、鎮静治療を受けるために、毒理学の専門家のところに行かなければなりませんでした。

体が虚弱になり、ふらふらし、動くと痛みが走りました。
それだけではなく、何の根拠もないのに、恐怖を覚えるようになりました。
死ぬのではないかという恐怖、そしてその恐怖とともに、
今まで想像もしたことのない恐ろしいモンスターが見えたりしました。
ほんとうに、これまでに経験したことのない感情や幻影に、私は恐怖を感じ、
苦悩にもだえました。

体が弱り、恐怖心をぬぐえず、毒理学の専門家のところへ行く二〇分の車の運転にも震えがしました。
私の血圧は、通常、一三五と八〇でしたが、そのときは、上が一七〇以上に上がっていました。
そして、精神安定剤でようやく落ち着きました。

一か月たって、回復がはじまりました。
幸運にも、ニか月すると、恐怖感は消えました。
しかし、嗅覚や味覚は、ひどく損なわれていました。
アマルガムを除去してから、味覚が完全に麻痺まひし、嗅覚も狂いました。
たとえば、ふつうの食物のにおいも耐えられません。
私は、妻がゴマ油を使ってフライパン料理をしていたときのことをはっきりと覚えています。
それは、私のお気に入りの料理です。
しかし、そのにおいはあまりに強烈なので、私は、調理場を出て行きました。

また、スモッグにも過敏になりました。ロサンジェルスは、スモッグの町です。
私は、汚染された空気の微妙な部分を嗅ぎ取ることができたかのようでした。
「微妙な」というのは、私が反応していたのは、いつものスモッグのにおいではなく、
何か不気味な成分のように思われたからです。
なんと恐ろしい出来事であったことでしょうか。
それから徐々に、一年が過ぎて、嗅覚が戻っていました。

味覚の回復には、その二倍くらいを要しています。
アマルガム除去直後は、味覚はゼロでした。
それは、とても異常な経験でした。
味がわからないので、口に入れるものを警戒しました。
そのとき、私は、はじめて食物が有害かどうかを味で判断できる、
その能力がいかに自然的なことかを知りました。

それから、やがて一年がたち、食物を口に入れて、
最初の二口三口くらいまで味がわかるようになりました。
グリーンピースのスープであれ、トマトソースのスパゲッティーであれ、味が少しわかりはじめました。
最初はこうでした。口に入れて五秒たちます。
そうすると、味は消えました。そのあとは、味がわからないのです。
ニューオリンズなどの料理の味は、もう夢まぼろしでした。
しかし、これも徐々にでしたが、回復して、
やがて食事の最後まで味わうことができるようになりました。
そして、二年後、私の味覚は、
アマルガムを除去する以前よりももっとよくなったような感じになりました。

*   *   *

アマルガムを除去する前は、何年も、痛みをやわらげるために、鎮痛剤が必要でした。
一九九五年にアマルガムを除去してもう五年以上になりますが、
今では、痛みどめを必要とすることはなくなりました。

睡眠については、まだ医療の助けが必要です。
睡眠薬がなければ、夜中に心臓の動悸どうきでしばしば目が覚めます。
いったん目が覚めると、なかなか眠れません。
眠れても、悪い夢をみて、朝、目覚めていやな思いが残ります。
そのいやな思いは、午前中ずっと続き、午後は、疲労感になります。

帽子職人狂人病[P.20-21]

当時の帽子職人は、フェルト製法で毛皮をやわらかくするために、
水銀を熱して、その蒸気を使っていました。
それは、イギリスの帽子職人がフランス人から学んだものでした。
もともとは、この硝酸しょうさん水銀を使う製法過程は、
フランスの企業秘密でしたが、十七世紀末にフランスで、
カトリック教の迫害を受けたプロテスタントのユグノー教徒が
その企業秘密を持ってイギリスに逃げ込んだので、イギリス人にも知られるようになりました。
その結果、イギリスで、それからアメリカで、帽子職人の狂気が広まりました。

帽子職人の水銀中毒について、最初の公式の医学的記述は、
一八六〇年のニュージャージー医学会報に見られます。
医学名“Mad Hatter’s Disease”(帽子職人狂人病)は、そのときできたと思われます(70)。

帽子職人にとっては、ほんとうに不幸なことでしたが、
水銀が狂気の原因だとわかるのは、一〇〇年くらいあとのことです。
ようやく一九四〇年、アメリカ(ニュージャージー)ではじめて、
水銀使用のフェルト製法が法律で禁止されました。

石油研究所の職業性水銀中毒[P.47-49]

私の妻の母は、北京ペキンの研究所の実験室で約四〇年働きました。
その研究所は、石油の研究をおこなっていましたが、業務上、水銀を普通に使っていました。
ところが、従業員には、何の安全用具も支給せず、また危険に対する何の注意も与えていません。
義母が語ってくれましたが、そこの従業員は、水銀の入ったガラス瓶が床に落ちて割れると、
素手で水銀を集めたということです。

<中略>

義母の同僚の多くは、神経、肝臓、そのほかの内臓の病気にかかっていて、
三十代や四十代で死ぬこともまれではありませんでした。
おそらく、ほかの化学物質もそのような病気にかかわっていたかもしれません。
義母も、今でも典型的な水銀中毒症状に苦しんでいます。

その研究所の従業員は、血液検査と尿検査を毎年受けていましたが、
医師の口頭報告では、許容レベル以下でした。
しかし、政府の献血キャンペーンがあったとき、
その研究所の職員は献血することが認められませんでした。
そのときはじめて、義母は、自分の血が健全ではないことを意識しました。
私が水銀中毒になって、水銀中毒の知見を得た妻は、
義母も水銀中毒かもしれないので、それを治すために治療を受けるべきだと告げました。
ところが、義母はそれを聞いても、あまり驚きませんでした。
上記のような背景があったからです。

それからすぐに、私の水銀治療薬品と同じものをたくさん義母に送りました。
それで、症状がとても改善しました。耳なりがなくなり、腸の働きも正常になりました。
それで、義母に対する妻の見立てが正しかったことが証明されました。
さらに、義母が六年前にその研究所を退職して以来、
イライラや感情不安定がかなりおさまっています。

水銀排出作用のある硫黄[P.40_115-116]

水銀と硫黄は、化合しやすいため、体内の水銀を取り除く治療は、たいてい硫黄を使用します。

*   *   *

生体用硫黄は、アメリカなど多くの国では、
薬局などで販売されているダイエット・サプリメントで、比較的安価です。
MSMいう製品名として知られているメチルスルフォルニルメタンは、よく売れています。
副作用が現れない場合、毎日一定量の硫黄を服用することは、
水銀を除去する簡単な方法のひとつでしょう。

服用量については、バイオ・プローグ社のサム・ジフ博士は、
MSMを毎日、五〇〇mgから二〇〇〇mg服用することを勧めています。
スウェーデン協会(95)は、硫黄元素を一日三回、
一回が二五~五〇mgで合計七五~一五〇mgを勧めています。
ジフ博士とスウェーデン協会の違いは大きいように見えますが、
実際はそうではないかもしれません。
しかし、MSMのカプセル五〇〇mgにどのくらい純粋な硫黄が
含まれているかラベルに表示していないため、判断がつきかねます。
私は、二種類の製品を購入しましたが、いずれも硫黄含有量を記載していませんでした。

多分、ジフ博士のほうが妥当でしょう。
なぜなら、私はいろいろな薬局に行きましたが、どこも純粋な硫黄は売っていません。
また、もしも純粋な硫黄を入手したとしても、
それを飲むと厄介やっかいな結果を招来するかもしれません。

<中略>

私は現在、MSMの服用を完全にやめています。
副作用があるためですが、副作用と水銀後遺症とを天秤てんびんにかけた場合、
MSMを使わないほうが体の調子がよいということです。

歯科医は水銀中毒に陥っている[P.56-58]

神経・毒物学者のダイアナ・エチュベリア博士の研究において、
一人の歯科医師が中枢ちゅうすう神経系の複雑な検査の一部として、
運動・反応速度の検査を受けました。
エチュベリア博士は、アメリカの歯科医師たちに
水銀中毒の微細で危険な兆候があるかどうかを見るために検査を実施していたのです。
博士は、手で小さなものをつかむことにかかわる機能の障害があることを発見しました。
また、ほかのはっきりした機能では、集中力の低下も見られました。
これらは、誰もが必要とする基本技能です。

エチュベリア博士らは、その研究を終えて、成果を発表しています (3031)。
その結果および関連の研究結果は、以下のとおりです。

一九九八年の結果では、アメリカの三四名の歯科医と一五名の歯科助手が対象になり、
唾液だえき過多、不眠症、食欲不振、
②気分の浮き沈み、イライラ、疲労感、興味の減退、引きこもり、発汗はっかん、赤面、
③不安定な協調動作きょうちょうどうさ、バランス感覚の喪失そうしつ、小脳の運動失調、震え、
④記憶や論理的思考や知能の減退の進行など、を呈しています。
これらの対象者の水銀中毒レベルは、とくに高いというもではありませんでした。

一九九五年の研究では、さらに低い水銀レベルでも、
歯科医師に水銀による行動への影響が見られています。

メキシコのモンテレーでの研究では、
歯科医療関係者が水銀による神経行動上の変異を示したことを報告しています (41)。

一九九二年では、
シンガポールの九八名の歯科医師(活動中の歯科開業医の三二%)の検査がなされましたが、
歯科医師たちは、健常者と比較して、運動速度、視覚走査そうさ
視覚運動協調、集中力、言語記憶、視覚記憶、視覚運動速度が損なわれていました (68)。

一九八六年の研究では、
歯科医師の下垂体かすいたい(脳の一部)に高濃度の水銀が見つかりました。
歯科用アマルガムの水銀蒸気が鼻の粘膜から吸収され、
直接に頭部および下垂体に運ばれたと思われます (69)。

一九八三年の研究では、
水銀濃度の高い歯科医師と健常な歯科医師とが比較されました (82)。
前者では、一八%に多発神経障害たはつしんけいしょうがいが認められ、
一三%が手根管しゅこんかん症候群(手や指に痛みや異常感覚をともなう障害)を呈しています。
後者の健常群では、そのような症状は見られていません。

一九八二年には、歯科医師が水銀を吸収して神経生理学的機能障害および
神経心理学的機能障害の危険性を有することが示されています (81)。

一九七八年には、三名の歯科医師がアマルガムを使用して
水銀中毒にかかったことが報告されています (85)。
それによれば、一番目に対象となった歯科医師の症状は、
手の震え、運動制御力の喪失、家族や友人に対する無関心、視覚障害が見られ、
二番目の歯科医師の症状は、虚弱、消化不良、下痢、緊張、手のひらの発赤ほっせき
唾液過多、金属臭さの味覚、手の震えでした。
三番目の歯科医師には、脚に水銀による丘疹きゅうしん、筋肉の衰え、不明瞭なことば、
左の眼瞼下垂がんけんかすい(まぶたが垂れ下がる症状)、手の発赤、肥満、
字が書けないほどの手のひどい震えがありました。

一九七四年では、歯科医師および歯科医療従事者が、長年水銀蒸気を摂取したため、
健康を害するレベルに達している可能性が指摘されています (62)。

一九七三年には、髪の毛や爪の水銀レベルについての結果から、
水銀を扱う歯科医療関係者は、水銀を扱わない統制群よりも
体内の水銀汚染度が有意に高いという結論が得られています (56)。

同様に、歯科学生についても、髪の毛と爪の検査からわかったのですが、
アマルガムの取り扱いにともなって水銀を摂取するために水銀に汚染されていました (57)。

アマルガム擁護派[P.59-60]

ある程度の水銀中毒が歯科医療関係者に見られるのはまれではありません。
にもかかわらず、アマルガムの使用を支持し続ける研究者 (33) がいます。
この研究者たちは、アマルガム擁護派のイギリス歯科医師会の依頼による研究をおこない、
「注意深く準備して埋め込んだアマルガムが患者や歯科医師に危険である
という強い証拠はない」(p161)と主張しています。

<中略>

ベリーという研究者は、アメリカ歯科医師会の支持者ですが、
ある共同研究論文 (19) の中で、アマルガムが無害であるという鮮明な姿勢を示しています。
水銀が有害でない理由として、歯科医師が一般大衆よりも長生きであること、
あた歯科医師が一般大衆と同じ病気で死んでいることを論じています。

<中略>

歯科医師がほかの人々と同じ病気で死ぬので
水銀が大きな影響を与えないという議論については、
五〇年前におこなわれたただひとつの研究 (16) に基づいています。

アマルガムは腐食して水銀が溶け出す[P.64-65]

アマルガムの腐食についての研究 (84) では、
治療に使ったアマルガム七二〇個の一三%がわずか三年以内で表面が黒ずみ、
七二〇個のすべてが劣化の徴候を示していました。
さらに驚くべきことに、一〇年におよぶ長期研究 (45) では、
九九個のアマルガムのうち三五個が一年後に悪化し、
一〇年後には臼歯きゅうし(奥歯)のアマルガムの
わずか一七%しか正常に機能していませんでした。
これらの結果は、
古い詰めものに残るアマルガムの量を検量した先行研究の結果に似ています。
ある研究者 (73) は、平均七三%がなくなることを見いだしました。
そのほかの研究者 (394076)は、六〇~八四%が消失する結果を出しています。

<中略>

アマルガムが腐食するのは、唾液が電解液として作用する (108) からです。
ある研究では (65)、フッ素がアマルガムの腐食を促すという結果さえ出ています。

アマルガムの数と母乳水銀濃度は比例する[P.69]

最近の研究 (29) で、四六名の母親の母乳が調査されています。
その調査では、出産後七日以内の母親の母乳のサンプルが収集されました。
その結果、アマルガムの詰めものの数が多ければ多いほど、
母乳中の水銀濃度が高いという一般的な傾向が示されました。
とくに高値域と低値域について、その傾向が強くなっています。
結果の要約は、左上の表3のようになっています。

表3 母親の歯科用詰めものの数と母乳中の水銀量 詰めものの数 母乳中の水銀量
(1リットル中のマイクログラム) ゼロ 0.2以下 1から4 0.57 5から7 0.50 7以上 2.11

アルミ歯[P.100]

多くの発展途上国では、アルミが廉価なため、歯科用詰めものとして使っています。
メキシコなどがそうです。
多くのアメリカ人がメキシコ国境付近の歯科医院で治療を受けていますが、
私が毒物検査機関で出会った婦人は、
そのような国境付近の歯科医院で治療を受けたあとでアルミ中毒をおこしました。

理想的なクラウン・ブリッジ用製品[P.100-101]

金を使用する場合、銅を使わず、金含有率を高くするほうがよいでしょう。
たとえば、少し古い文献 (48、p106) ですが、
クラウンとブリッジ用に、スターンゴールド社のバイオHを推奨しています。
その文献 (48) では、「ニッケルやベリリウムなどの毒性のある
安い代用品の製造にしのぎを削る競争のなかで、スターンゴールド社が
体にやさしい材料を市場に出したことを評価したい」と述べています。

アルコールには抗水銀作用がある[P.110]

スウェーデン協会では、四〇%のアルコールニオンス(三〇cc×ニ)を勧めています。
そのアルコールは、ウィスキーやウォッカなどでよろしいということです。
これについて、アメリカのテネシーにいる私の友人は、
ジャック・ダニエルのバーボンがいいと言っていました。

アルコール飲料を選ぶ場合、その濃度を考えなければなりません。
たとえば、ワインの場合、
アルコールは、一四%ですからニオンスの三倍(三〇cc×六)を飲むことになります。
「アルコールは、肺に水銀蒸気を吸入するのを減じ、
血中で十分に蒸気化できるので、ふたたび吐き出すことを可能にします」(95、p200)。

水銀中毒に効果的な腸内洗浄[P.113]

結腸けっちょうの洗浄に水治療法がありますが、これはすぐれた治療法です。

<中略>

私は、アマルガムを除去してくれた歯科医師に勧められて、水治療を受けました。
第一回目の治療は、すべてのアマルガムを除去して約一か月後におこないました。
症状が最悪の状態のときのことです。
体全体が痛み、震えがして、神経的にもだめでした。
しかし、その水治療は、すぐによい効果をもたらしてくれました。

コリアンダーは尿からの水銀排泄を促進させる[P.116-117]

セリ科の一年草ですが、ごく最近の研究 (71) において、
水銀用キレート剤の機能があることがわかりました。
ただし、その葉であって、根ではありません。
発見者のオオムラ博士は、ニューヨークの心臓病協会の理事長です。
ご本人がベトナム料理のスープを食べたあと、尿から水銀が排泄され、
ほかの臓器からも水銀が排出することを偶然に発見しました。
そのスープには、たくさんの中国パセリが入っていたのです。
さらに被験者を使って実験研究をおこなったところ、
中国パセリは、水銀だけでなく、鉛やアルミの排泄も促進することがわかりました。
ただし、今のところ、どのくらい食べるとよいかははっきりしません。

水銀キレート剤を誤処方する医師たち[P.134-135]

患者さんは、医師や看護婦がDMPSとDMSAを処方するとき、
誤りをおかす可能性が高いことに注意してください。
名称が似ているため、DMPSとDMSAは、BALと間違えられます。

これら三つは、いずれも語頭がdimercapではじまっています。
さらに、DMPSとBALは、dimercaprolではじまっています。
DMPSは、dimercaprolpropane selforateです。
DMSAは、dimercaptosuccinic acidです。
BALは、dimercaprolです。

あるとき、日本の医師ですが、DMPSではなく、
有害なBALを私に注射しようとしました。
私は、とっさにそのラベルに気づき、それが私に合う薬剤ではないと、その医師に言いました。
その医師は、驚き、とまどいました。
名称を間違えて、その間違った薬品を注文していたのでした。
その後、その医師が参考書で調べたところ、
DMPSが日本で使用されていないことがわかりました。
私は、スウェーデン協会 (95) の一九九三年版ハンドブックを読んで、
副作用があるためBALを使用すべきでないことを知っていました。
その後、アメリカからDMPSを取り寄せて、
その医師に渡して注射を打ってもらうようにしました。

<中略>

毒物専門医という触れ込みの医師が、基本的なキレート剤ということで、
EDTAという薬品と多くのミネラルとビタミン剤を処方しました。
それで、私はその医者のところへ行くのをやめました。
スウェーデン協会のハンドブックに、
EDTAが水銀除去に有効ではないと書いてあるのを読んでいたからです。

水銀解毒サプリメント[P.147]

表7 日常のサプリメントのチェックリスト
サプリメント 適用
ビタミンE 100~400mg 毎日
ビタミンC 1g 毎日
ビタミンB 50~100mg 毎日
ビタミンB 25~50mg 毎日
ビタミンB 25~500mg 毎日
ビタミンB12 注射?
セレン・メチオニン 200~400mg 毎日
亜セレン酸塩ナトリウム 200~400mg 2日に1回
マグネシウム 100~300mg 毎日
L-グルタチオン 150mg 毎日
L-メチオニン 500mg 毎日
N-アセチルL-シスチン 500mg 毎日
マグネシウム・リンゴ酸 1g 毎日
亜鉛 20~40mg 毎日
中国パセリ 新鮮なもの小さじ1杯
ニンニク 少量

アマルガムによる症状と除去後の回復率[P.150-152]

この研究 (95、p31)では、一五六九名の歯科の患者さんの症状を集めています。
すでに述べましたが、それは、
①アメリカ食品医薬品局(FDA)による七六二名の患者さん、
②スウェーデンの五一九名の患者さん、
③一〇〇名のデンマークの患者さん、
④八〇名のカナダの患者さん、
⑤八六名のアメリカの患者さん、
⑥ジフ博士による二二名の患者さんの報告です。
前ページの表8は、
アマルガム除去後に見られるもっとも一般的な三一の症状を示しています。

表8 患者さんが訴える主な症状とアマルガム除去後の回復率
順位 症状 回復率
1 45% 疲労 86%
2 34% 頭痛 87%
3 29% 視覚障害 63%
4 22% ふさぎこみ 91%
5 22% めまい 88%
6 20% 皮膚炎 81%
7 17% 注意散漫 80%
8 17% もの忘れ 73%
9 17% 舌のざらつき 95%
10 15% 胃腸障害 83%
11 14% アレルギー 89%
12 12% 不眠症 78%
13 12% 口内炎 86%
14 10% 不整脈 87%
15 10% 神経質 83%
16 9% のどの痛み 86%
17 8% 歯茎の問題 94%
18 8% イライラ 90%
19 8% 筋肉の震え 83%
20 8% しびれ 82%
21 7% 多発性硬化 76%
22 7% 尿道障害 76%
23 6% 各部のはれ 88%
24 6% 血圧 54%
25 6% 活力の減退 97%
26 6% タキカーディア
脈が速いこと
70%
27 5% 不安感 93%
28 5% 情緒不安定 89%
29 5% 胸の痛み 87%
30 4% 甲状腺異常 70%
31 3% 偏頭痛 87%

バーグランド博士のアマルガム事例研究[P.152-158]

バーグランド博士 (18) という研究者は、
過去一五〇年以上にわたる医学・歯学関係の文献を総覧して、
事例研究結果の概要を発表しています。
ここでは、過去約三〇年間について、二〇例を選んでみました(一五三~一五七ページの表9)。
一九六〇年から調査が終わる一九九三年までの期間です。
これらの事例は、患者さんが症状、アマルガム除去後の改善・回復を具体的に示しています。
表9はバークランド博士がそれぞれの症例について記述したものをまとめています。

これらのデータは、さまざまな症状を示していますが、
多くがアマルガム除去後、徐々に改善・回復していることがわかります。
ここでは、主として良好な結果を選んでいますが、
バークランド博士がこの期間に挙げた事例九〇例のうち八〇%以上の患者さんが
アマルガム除去後に良好な結果を出しています。

表9 アマルガム除去後の症状と治療成績20例
研究者
症例71
アマルガム
症状
治療
結果
Schwartzkopf(1965).
男性67歳。
下の歯は、詰めもの4個、金クラウン1個、上の歯は、金の義歯。
5か月間、両足の痛み。5か月末は、心臓の激痛と呼吸困難。
アマルガム除去。
ただちに買いz船。1か月後には、痛みは20%程度に軽減。
研究者
症例73
アマルガム
症状
治療
結果
Baasch(1966).
女子17歳。
アマルガム詰めもの数個。
11歳から多発性硬化症。感覚異常(痛みとかゆみ)。右足のけいれん性不全麻痺まひ。16歳で筆記困難。
16歳でアマルガムを除去して金インレーを使用。
顕著な改善。
研究者
症例99
アマルガム
症状
治療
結果
Zamm(1986).
男性49歳。
アマルガムの詰めもの。
1年間、疲労、不眠、集中力の欠如、頭痛、脂ろう性皮膚炎、筋肉痛。
アマルガム除去。
4か月後にすべての症状の消失。
研究者
症例103
アマルガム
症状
治療
結果
同上。
女性34歳。
アマルガム詰めもの。
疲労、不眠、集中力の欠如、読書困難、もの忘れ、頭痛、かすれ目、耳なり、食物過敏症、発疹、声のかすれ、関節・筋肉痛。
アマルガム除去。
10か月で回復良好。
研究者
症例106
アマルガム
症状
治療
結果
Dorffer(1989).
女子15歳。
アマルガム詰めもの10個。小学校低学年では6ー8個。1986年秋、すべてのアマルガムを新しいアマルガムと入れ替える。
1988年はじめ、疲労、不眠、もの忘れ、頭痛、めまい、脱毛、関節痛、食欲減退、体重が51kgから45kgに(身長、171cm)。
すべてのアマルガムを改正。
回復。1989年、体重が51kg。
研究者
症例108
アマルガム
症状
治療
結果
Pleva(1989).
男性41歳。
アマルガム詰めもの20個、金ブリッジ1個、歯根幹3個、金ブリッジの欠損部にアマルガム。
数か月後、疲労、記憶障害、偏頭痛、視聴覚障害、流ぜん(よだれが出る症状)、湿疹、息切れ、不整脈、関節・腰の痛み。
金のアマルガム除去。3年後、ほかのアマルガムを除去。
偏頭痛がただちに治る。3週間で湿疹が弱まる。ほかの症状は3か月で消失。
研究者
症例122
アマルガム
症状
治療
結果
Gerhard(1992).
女性32歳。
アマルガム10個、金クラウン3個、門歯根幹に補てい1個。
イライラ、「のどにはれものがあるような感じ」、震え、化粧品アレルギー。11年間、妊娠の試みを続ける。
アマルガム除去。
妊娠。

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