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書籍と雑誌の要約と解説

みんなでためす合成着色料

基礎知識と判別のためのテスト方法

装丁
みんなでためす合成着色料 みんなでためす合成着色料
鈴木英喜(灘神戸生協商品検査センター部長)
合同出版
ISBN4-7726-0021-3
1987/09/21
¥1200
解説
食品添加物の使用量がより少ないに越したことがないと思うのは,
少なくとも消費者であれば,誰しも同じことだと思います。

私達は生協運動の現場で,その思いを実現するために,
長い間,先駆的な役割を果たしてきたものと自負しています。
その経験と立場から,消費者の意識を変えていくのにはどうすればいいのか,
どのようにしたら食品に含まれている合成着色料の使用量を少なくすることができるのか,
どうすれば食品の中の合成着色料を排除することができるのかといった問題を
皆さんと一緒に考える際の参考になればと思い、
私達が行なってきたささやかな経験をまとめ,紹介することにしました。

目次
  1. 着色料入門
    1. 着色料の誕生
      1. いつごろから使われているか
      2. なぜ,使われるのか
    2. 合成着色料を考える
      1. タール系色素の種類と用途
      2. 使用禁止になった着色料
      3. タール系色素の問題点
      4. タール系以外の色素
      5. 着色料の使用基準
      6. 色と関係のある添加物
    3. 天然着色料を考える
      1. 天然着色料なら安全か
      2. 天然着色料を使う場合は
      3. 天然着色料の使用基準
      4. おもちゃとJASと着色
      5. 世界の天然着色料
    4. 着色と消費者
      1. 着色料を使うことの是非
      2. 化粧と着色
      3. 着色と消費者意識
    5. 食品添加物とは何か
      1. 指定の条件
      2. 食品と表示
  2. 着色料テスト
    1. テストにとりくむ
      1. はじめに
      2. 着色料テストを選んだ理由
      3. 簡易テストにしなかった理由
      4. 主婦の指導員を養成する
      5. 子ども達に喜ばれるテスト
      6. テストの単位はグループで
      7. 実験設備と場所
      8. 受付から打合せまで
    2. テストのための準備作業
      1. 検体を買い求める
      2. 仕分けと検査台帳の作成
      3. 着色料テストのあらまし
      4. 器具の準備
      5. テスト用品を作る
      6. 試薬の用意と調整
      7. 展開溶媒液のつくり方
      8. 色素標準液のつくり方
    3. テストの実際
      1. 試料の調整
      2. 毛糸を染色する
      3. 判定液の調整
      4. スポット
        1. 色素の判定
        2. 展開の失敗例
        3. 色素の特徴
    4. テストをフォローする
      1. 結果の整理
      2. 結果の比較
      3. 結果の話し合い
      4. パネルを作ろう
      5. 違反品を見つけた場合
    5. テストの結果
      1. テストの結果表
      2. 合成着色料をどう考えるか
文献
  • 『食品添加物公定書解説書』[P.15]
  • 『よくわかる食品添加物一問一答』[P.25]
  • 『食品加工用―天然物便覧』[P.32]

内容

  • 実際に加工場を見て驚き,感心した記憶がありますが,ショートケーキの上に乗っていたまっ赤なチェリーが,実は,青いうちに落ちた未熟のブドウを漂白・脱色し,着色してシロップ漬けにした文字通りまっ赤なにせ物がまかり通っていました。[P.38-39]
  • 私達が見る限りでは,40~50代の主婦や小中学生の子供達は食品の着色問題への関心が高く,「着色料拒否型」が多いようですが,10代後半から20代の女性になると,「着色料歓迎型」が断然多くなってきます。[P.41]

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