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書籍と雑誌の要約と解説

環境浄化石けん

健康な身体ときれいな水をとりもどそう!

装丁
環境浄化石けん 環境浄化石けん
森田光徳(シャボン玉石けん代表取締役社長)
サンマーク出版
ISBN4-7631-9592-1
2005/04/15
¥1500
解説
EM石けんで世界は変わる。「石けん革命」が巻き起こる。私は今、そう確信しています。
赤ちゃんからお年寄りまでありとあらゆる人が使う石けんが、
普通に使われるだけで人々の暮らしを変え、意識を変え、世の中を変えていく。
めざすべき大仕事は、地球の環境の大掃除です。
われわれ現代人が便利な生活を享受するいっぽうで垂れ流しつづけた文明のあかを、
二十世紀の負の遺産を、この小さな石けんの力で洗い流し、自然の生態系を復活させることなのです。

革命の主人公は、読者のみなさんや私をはじめとする世界中の人々です。
メダカの滅亡までには、まだ時間があると信じましょう。
いや、われわれの手で滅亡をくい止め、
きれいな小川と小魚たちをもう一度復活させるのです。
地球の生命を縮めるような傲慢ごうまんな所業を、
もういつまでも続けるわけにはいきません。
なぜなら人類は、自らの幸福を追い求める社会的動物である以前に、
生きとし生けるものと共存すべき地球的動物だからです。

世界中の心ある人々とともに、石けん革命の旗手となって地球の元気を取り戻したい。
これが無添加石けん一筋に生きてきた私の熱き思いであり、本書の執筆に至った動悸です。

目次
  1. 合成洗剤の正体とは?
    1. 家の中は怖いものだらけ
    2. メダカを簡単に殺してしまう合成洗剤
    3. 大幅な許容量と政府のメーカー擁護
    4. 合成洗剤の恐るべき破壊メカニズム
    5. 不妊の引き金? 精子や卵子への悪影響
    6. それでも増えつづける合成界面活性剤
    7. 補助剤によって複合汚染が始まった
    8. 漁師も手を上げる環境破壊のゼオライト
    9. 発ガン物質として疑われる蛍光増白剤
    10. まだまだ怖いその他の補助剤
    11. 環境中でも分解せず、生態系を破壊する
  2. 私が無添加石けんにこだわった理由
    1. 合成洗剤で大儲け
    2. 洗剤屋が合成洗剤で皮膚湿疹!?
    3. 合成洗剤の害を知り、目からウロコが落ちた
    4. 一度限りの命なら正しいことをやろう!
    5. 「石けん宣言」したものの、売り上げは九九%減
    6. 一瞬の神風だった小説『複合汚染』
    7. 偽りの石けんブームと「琵琶湖条例」
    8. シャボン玉に寄せられた感謝の手紙
    9. 無添加石けんは安上がりで環境も汚さない
    10. 日本中で「シャボン玉」が求められてきた
    11. どこにも負けない自社工場を建てよう!
    12. ついに念願の新工場と新製品が完成
    13. 見学者は増え、口コミで人気が広がる
    14. やっと果たせた十八年目の黒字転換
    15. 「クチコミランキング」で「シャボン玉」が第一位に!
  3. 環境を浄化する石けんの誕生
    1. 「EM入りの石けんを!」――ある環境NPOの提案
    2. たった一人の行動が瀬戸内海を蘇らせた
    3. たった三か月でヘドロがなくなった!
    4. 全国の川や海がEMで浄化されている
    5. 自然の生態系とEMの働き
    6. 川上の家庭排水から浄化を!
    7. 微生物と共存しながら生きる知恵
    8. 世界で活躍するEMの驚くべき効果
    9. 微生物は地球の掃除屋である
    10. EM石けんで「石けん革命」を!
    11. 合成界面活性剤を分解するEMパワー
  4. EM石けんがつくる輝かしい未来へ
    1. EMの抗酸化作用が生き物を活性化する
    2. EM石けんに寄せられた消費者のうれしい声
    3. EM石けんは人と人との関係も変える
    4. 環境浄化に向けた世界的な動き――「PRTR法」
    5. GHSで合成洗剤に有害のマーク
    6. 石油は人類の「パンドラの箱」
    7. EM石けんによって共存の知恵を未来に手渡そう!
  5. シャボン玉EM石けんの使い方
    1. シャボン玉EM粉石けん
    2. シャボン玉EM化粧石けん
    3. シャボン玉EM台所石けん
文献
  • 坂下栄『合成洗剤 買わない主義使わない主義』[P.23_25_29_31]
  • 矢木修身『合成洗剤と水棲植物』[P.61]
  • 『朝日新聞』1975年4月7日[P.90]
  • 『本当に良かったコスメ487』[P.121]
  • 『読売新聞(横須賀版)』「『善玉菌』で排水浄化!」2005年2月11日[P.141]

内容

親密な関係にあった坂下栄と森田光徳[P.21]

一九九〇年初頭、先生が北九州に講演にいらっしゃったとき、
私は初めてお会いして知己を得たのですが、
以来、先生はシャボン玉石けんを熱心に推奨してくださり、
わが社が発行する「シャボン玉友の会だより」に何度もご寄稿をちょうだいするなど、
親密な関係を続けています。

ゼオライトが滅ぼした大浦湾漁協[P.52]

長野県に大浦湾という内海があります。
もう十三年ほど前の話になりますが、
そこの漁協の婦人部の方がわが社の工場を見学に来られたとき、
「大浦湾の漁業はもうだめですね」とおっしゃるので「なぜですか?」と聞くと、
「ゼオライトが蓄積して、魚が海底に卵を産みつけることができなくなり、
魚介類の種類も漁獲量も大幅に減ってしまった」とのこと。

宮原町の石鹸使用実験[P.62-64]

熊本県八代郡にある宮原町では、
下水処理場から放流された川で泡が目立つようになり、町中の問題となりました。
調査の結果、この泡は合成洗剤によるものではないかとの結論に達し、
困った役場の方が私のところに相談に来られ、
町ぐるみで石けんの使用を実験してみることになったのです。

二〇〇〇年の九月に行われたこの実験では、
宮原町の全世帯一千六百戸(人口五千四人)に
洗濯用と台所用の「シャボン玉粉石けん」を配布し、
住民に五日間粉石けんの使用をお願いして前後の変化を見るというものでした。
その結果、放流口からの発砲状況の変化は上のグラフのとおり。
午後十時の時間帯では、粉石けん使用前に最大一八六センチメートルあった泡が
使用期間中には最低九二センチメートルと、大幅に減少したのです。
まだなお気泡が見られたのは、住民全員が石けんを使用したわけではないこと、
またシャンプー、ボディソープ、歯磨き剤やその他の洗浄剤など、
洗濯や台所以外での合成洗剤の使用の影響と思われます。

宮原町の下水道普及率は九八%です。
かつて合成洗剤メーカーは「下水道が普及すれば家庭排水問題は解決する」
とうそぶいていましたが、事実は違います。

衣類の残留洗剤で湿疹の出来た森田光徳[P.73-76]

主力商品を合成洗剤に切り替えたあたりから、
頑固な湿疹しっしんに悩まされるようになったのです。
毎年梅雨前になると、腹部やわきの下に赤いブツブツした湿疹が出て、
これがどうにも痛がゆい。
病院を何軒もはしごして回ったのですが、一向によくならない。
「温泉がいいよ」と言われれば温泉に行き、「海水が効く」と言われれば海に行きと、
民間療法もあれこれ試してはみたのですが、何をやっても治らないのです。
最終的には「自分は生まれつき肌が弱かったのかもしれない」と、
ほとんどあきらめていました。

そんなあるとき、忘れもしない一九七一年の初夏のことです。
門司にある当時のお得意さまだった旧国鉄の九州地方資材部から
「無添加の粉石けんをつくれないか」という相談を受けました。
現場の職員から「森田のところの合成洗剤を使っていると機関車から早くサビが出る」
と言われたので、中央の本部に問い合せたところ、
「無添加の粉石けんならサビが出ない」と教えてくれたというのです。

<中略>

無事に納入してほっと一息。
余った無添加石けんを「こんな石けんのどこがいいのだろう?」
と持ち帰って洗濯に使いはじめ、四、五日たったときのことでした。
風呂に入っていて、ふと気づいたのです。

「あれっ! 湿疹が消えている」

十年来私を苦しめ、この年も例年どおり梅雨前から現れた湿疹が、
いつの間にかきれいサッパリと消えていたのです。

「そういえば、ここニ、三日かゆい思いをしなかったなぁ、
しかし病院にも行っていないし、薬もつけていないのに……」

と不思議に感じながらも、まぁやれやれ、うれしいことだと思っていました。

ところが、無添加石けんがなくなって洗濯をもとの合成洗剤に戻したとたん、
今度は一日でパァーッと湿疹が出たのです。
「もしかして、湿疹の犯人は合成洗剤だったのか!?」
合成洗剤の皮膚障害については本や新聞でチラリと読んだことはありましたが、
まさか洗剤屋のこの私が、自分のところの洗剤で皮膚病にかかり、
それに気づいていなかったとは? 
あまりに情けないやら恥ずかしいやらで、人に言える話ではありませんでした。

化学物質過敏症患者御用達のクリーニング店「白栄舎」[P.122-123]

経営者のあいだにも変化が現れています。
東京・小金井市に「白栄舎」
(小金井市中町三ー一二-二五 TEL〇四二-三八六-三三一一)
というクリーニング店がありますが、
ここではもう十年も前から「ウェット」と呼ばれる水洗い中心のクリーニングに切り替えています。
普通クリーニングといえば手間のかからないドライクリーングが主流です。
しかしドライクリーニングに使う溶剤が環境に悪いことから、
現在世界中で見直しが始まっています。
自社からの排水が環境汚染につながることを憂い、
早々とウェット九割に転換していた白栄舎さんは、
今後の業界のさきがけとなる日本でも希有けうな存在なのです。

白栄舎さんはシャボン玉石けんを使ってくださっています。
他にもいくつかの石けんを試したが、洗浄力、肌触り、におい、
また価格面でシャボン玉がいちばんだったとのこと。
洗濯のプロに選んでいただけるとはうれしいかぎりですが、
社長の茂木孝夫さんはこうおっしゃいます。

「環境への悪影響がないのはもちろんですが、
われわれも仕事ですから洗浄力プラスαアルフアを求めます。
シャボン玉はYシャツにしても白さが違う。
本当の綿の白さっていうか、きれいな白さを感じます。
洗い上がったものを干すとき気持ちがいいんですよね。
お客さんにも肌触りがいいと喜んでいただいています」

これは私も聞いて驚いたのですが、白栄舎さんには、
全国の化学物質過敏症やアレルギーの方々から宅配便で毎日洗濯物が届くそうです。
北海道から九州までその数年間約二百件。
「家族全員がアレルギーで、どうしても自宅でうまく洗えないものをプロに洗ってほしい」
という人が多いそうですが、みな専門病院や口コミ、
また患者の会のホームページなどで白栄舎さんの存在を知り、
わざわざ送料を払ってまで送ってくるのです。

EMは放射能を浄化・排出する[P.157-158]

チェルノブイリ原発事故の後始末にもEMが使われている、という話を聞いたことがありました。
私は関係者に頼んでその資料を急ぎ取り寄せ、熟読しました。
膨大な資料からわかったことは、EMの効果によって
放射能に汚染された地域でも安全な農作物が栽培できるようになったこと、
またEMが生産する抗酸化物質のEM-Xは、
被曝ひばくした人々の体内の放射性物質や重金属を
ほぼ一〇〇%体外に排出する働きがあること、などです。
これは、ベラルーシ国立アカデミー放射線生物研究所が調査した結果です。
その成果を受けて、ベラルーシ政府は
EM-Xを放射能による健康被害対策清涼飲料水として認定したといいます。

EM石けんはLASを分解する[P.167-168]

EM石けんに期待される効果を調べるために、
比嘉教授の勤務先である琉球大学大学院農学部農学研究科で実験が行われました。
まだ試作品も完成していない段階だったので、
実験には廃油石けんにEMを混入させた「EM廃油石けん」を使って行われたのですが、
そこで驚くべき事実がわかったのです。

実験は以下のように行われました。

腐水域に分類される河川水をフラスコに入れ、
合成界面活性剤のLASを三〇ppm添加し、
さらにEM廃油石けんを添加した処理区を設けました。
そして、それぞれがどのくらいの合成界面活性剤のLASを分解できるか、
三日後(日本の平均的な川の水が海に流れ着くまでの時間)のデータを調べたのです。

その結果は上のグラフのとおり。
ただの水が分解率二九%なのに対し、
EM廃油石けん区はなんと七二%の分解率だったのです!

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