バベルの図書館

書籍と雑誌の要約と解説

ペンスピニング

日本ペン回し協会の魅力とノウハウを初公開!!

装丁
ペンスピニング―ペン回しをはじめよう― ペンスピニング―ペン回しをはじめよう―
日本ペン回し協会(P.S.A.J)
集英社
ISBN4-420-31027-7
C0076
2008/03/24
¥1143
帯紙

日本ペン回し協会公認
ペンスピニング初心者の最強バイブル!
キミの指先に奇跡が起きる!!
★24種類の基本トリックと9種類のコンボを掲載!
★連続写真とイラストによる徹底解説!
★携帯サイトによる動画配信で、細部まで楽々チェック!

解説

身近にあるペンを指先で自在に操り華麗な技を極める。
そんなシンプルな遊びを通じてインターネットで知りあった仲間が僕達で、
さらなる発展と普及をさせたいとの思いから2007年7月に日本ペン回し協会を発足いたしました。

準備当初のメンバーは高校、大学、そして社会人と10名ほど。
年齢性別は問わずペン回しの魅力に惹きつけられた者同士が議論をかさね、
技の名前や定義づくりから始めていきました。
そして一つひとつ積み上げたものを確認し合いながら技術もみがき、
結果、半年後の会員数は1000名を超えるまでに至ったのです。

この反響の大きさは、
誰もがいつでもどこでも楽しめるペンスピニングの魅力にほかなりません。
こんな手軽な遊びだからこそ、
多くの人達が実践して楽しんでもらいたいと本書をつくりました。

目次
  1. We’re Pen Spinner!
  2. ナビゲーター紹介
  3. ようこそ!ペンスピニングワールド!!
  4. 本書の読み方
  5. 覚えておきたいペン回し用語/携帯電話サイトの解説
  6. ノーマル系トリック
  7. 伝説のペンスピナー Vol.1/近藤英章
  8. ソニック系トリック
  9. 伝説のペンスピナー Vol.2/長井俊和
  10. ガンマン系トリック
  11. コンボ
  12. スピナーが選ぶ人気のペン
  13. カスタマイズ
  14. We’re Pen Spinning Association Japan!
  15. レギュレーション
  16. ペン回しweb情報

内容

  • 細すぎるペンはソニック系には向きません。[P.35]
  • 長井俊和(bonkura)の思い出[P.56-57]
  • ガンマン系には重くて長いペンが向いています。[P.59]
  • フィンガーパスは指間での受け渡しが多いので、細すぎるペンは向きませんね。[P.69]
  • いくら練習してもうまくいかないときは、ペンを変えればすぐにできることもあるんですよ。[P.69]
  • ペン回し元年[P.98]
  • 現在、国内で1万人、欧米各国で数千人、タイは2万人、そしてお隣の韓国では10万人以上のスピナーがいると言われている。[P.98]

長井俊和(bonkura)の思い出[P.56-57]

2007年9月。長井俊和さんは協会発足直後、志半ばでこの世を去った。
関西圏の中心的メンバーでもあり、協会副代表を務めていた。
卓越したテクニックと、そのリーダーシップで会員たちに親しまれていた長井さん。
まさにペン回し発展に、死力を尽くしたスピナーだった。
ここに哀悼の意を表して、メンバーからの惜別の声をつづってみよう。

ハンドルネームは“bonkura”。
そう、“ボンクラ”こと、日本ペン回し協会の副代表を務めた長井俊和さんが、
07年の夏、21歳という若さで亡くなった。

世界の頂点に最も近い男。
生前、こう世ぼれていた長井さんのテクニックは協会員の中でも群を抜いていた。
なにしろ完璧な基本技に加え、ペンを飛ばしたり、消したりと、次元の違う技も次々と開発。
これほどまでに無限の可能性をペン回し界に与え続けた功績は計り知れない。

「技を作るにしても着眼点がまったく違う。
中指、薬指、小指のトライアングルパスなんて、やろうとも思わなかった。
きっと、いまだに誰もマネできないと思います」(仲又)

技術の高さだけではなく、長井さんは、教会設立の中心的な役割も果たした。
まさに協会員たちにとっての精神的な支柱でもあった。
ペン回しをここまで急速に発展させたスーパーヒーローと言っても決して大げさではない。

「彼は技術もさることながら、人として非常によくできた方でした。
ペン回し界の未来について真剣に考え、みんなを良い方向に導くために努力をされていました。
彼は、国内に留まらず世界中のペン回し界において必要な存在だったように思います」(荒川)

「長井さんは、大学生ということもあり、とても落ち着いていて優しい方でした。
私にとって“ペン回し”を通じて出会えた友人だったので、亡くなったことが本当に残念です」(安井)

惜しむ言葉は枚挙にいとまがない。

「年も同じ、副代表と言う立場も同じ。
けれどもペン回しに関しては、いい意味でよく言い争いました。
彼は誰が見ても楽しい視覚的な要素を追及して、僕は奥深さを追及した。
お互いに譲らないのですが、僕が主張すれば必ず彼からは何か返ってくるんですよ。
今ではいい思い出です」(岩船)

強い情熱を持った同志たちが今、長井さんが果たせなかった、夢の実現に向けて動き出している。
それは日本初のペン回し大会の開催である。

「技の定義について、生前とことん話し合いました。
ルール全般や大会へ向けての採点基準は長井さんが作ったものをベースにしています」(塚田代表)

ペン回し元年[P.98]

ペン回し発展の要因はインターネットにほかならない。
2007年春、ネット上で世界大会が行なわれ、
各国のスピナーが個々に制作した映像を流し競い合った。
その年がワールドワイドなペン回し元年と言ってもよいだろう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です