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書籍と雑誌の要約と解説

続 だから、せっけんを使う

お肌も髪もしっとりよみがえる…!

装丁
続 だから、せっけんを使う 続 だから、せっけんを使う
船瀬俊介(元日本消費者連盟編集長)
三一書房(三一新書1165)
ISBN4-380-97009-4
1997/08/15
¥850

乳白色のせっけんでまず髪を洗ってみてください
つややかな黒髪がよみがえります
からだも、お顔もせっけんでしっとり…

お洗たくも、粉せっけんで!
驚くほどよく落ちやわらかな仕上がり

なのに、なぜ私たちは有毒な合成洗剤を使わされてきたのか?
その謎に迫ります

目次
  1. まちがいだらけのスキン・ケア
    1. 保湿コラーゲン
    2. 多糖類
    3. クマやタルミ
    4. 小じわを防ぐ?
    5. ビタミン配合
    6. 皮ふ細胞の活性?
    7. 老化防止
    8. くすみ
    9. クレンジング
    10. リムーバー
    11. やせぬ石鹸
    12. ついに摘発
    13. 「スヴェルト」の犯罪
    14. 狂躁……“やせる化粧品”
    15. ひきしまる……!?
  2. やっては、あぶないヘアケア!
    1. 髪のブロも
    2. ヘアケア無惨
    3. 髪が溶ける!
    4. コンディショナー
    5. 脂、とりすぎ
    6. リンス・イン・シャンプー
    7. ソフト・イン・ワン
    8. スーパー・マイルド?
    9. 植物物語
    10. プロティン配合
    11. ムース、ジェル
    12. ピリッ!と「アウスレーゼ」
    13. 毛乳頭の悲劇
    14. “不毛”の「養毛」CM
    15. せっけん洗髪
    16. ほたるの会
  3. 悪夢の“使者”洗剤上陸
    1. 洗剤上陸
    2. ある厚生官僚
    3. “ライポンKiss”
    4. 汚れた“報告書”
    5. もみつぶし
    6. 厚生省の腐敗
    7. 陰謀シナリオ
    8. “裏技”
    9. 教育の責任
    10. 誤用学者
    11. 恐怖のP&G
    12. 黒いペンタゴン
  4. なぜ、これほど毒をつかわされ…?
    1. まもれますか?
    2. 五分以上
    3. 三〇秒以上
    4. すすいでも残る
    5. 流産・不妊
    6. “逆性せっけん”
    7. 死のスプレー
    8. “ドライ”の嘘
    9. 恐怖の住居洗剤
    10. 命取り
    11. ある便り
    12. 「洗剤原因説」論文
    13. 血小板に着目
    14. 発病メカニズム
    15. 川崎病と血管内皮
  5. 川が腐る 水が病む そして……
    1. サフォーク郡
    2. 石油化学の余り物
    3. 「沈黙の春」
    4. メダカたちよ
    5. カムバック!!天然アユ
    6. ウニの悲劇
    7. せっけんは魚のエサに
    8. 活性酸素
    9. 非イオン系
    10. 偽せ、せっけんカス
    11. アブラもったいなや
    12. オーミックス
    13. 緑の毒
    14. アルツハイマー
    15. 戦慄の“MX”
    16. プールが危ない!
    17. 水道水でガン三倍……!
    18. 粉せっけんにかえたら
  6. さあ!アイボリーホワイトの未来へ――
    1. ルーツ
    2. 気味の悪い白
    3. 肌、あれない!
    4. 赤いポツポツ
    5. スノール誕生
    6. イヤガラセ
    7. 究極の純せっけん
    8. 鹸化法
    9. 手賀沼せっけん
    10. 重症アトピーが治った!
    11. 宅配でドン
    12. こんなにある!せっけんメーカー
    13. ビバ!せっけんビデオ
    14. ミニ・プラント
    15. アジアのひとたちと
    16. あなたも化学物質過敏症?
    17. あぶない防菌
    18. オーガニック・コットン
    19. 快適木綿
    20. コパイバ・オイル
    21. コパイバせっけん歯みがき
    22. マッチの頭
    23. あっちこっちふきん
    24. 和布と毛糸ボール
文献
  1. 『朝日新聞』1995年12月28日[P.37]
  2. 『シャボン玉友の会だより』№23[P.33]
  3. 小澤王春『髪は石けんで洗いなさい』[P.43]
  4. 船瀬俊介『どうしても化粧したいあなたに』43頁[P.48]
  5. 徳富知厚『超発毛育毛の法』[P.50]
  6. 坂下栄『合成洗剤、恐怖の生体実験』[P.52]
  7. 西岡一『化粧品毒性テーブル』[P.63]
  8. 船瀬俊介『続 どうしても化粧したいあなたに』[P.66]
  9. 船瀬俊介『買ってはいけない化粧品』[P.73]
  10. 『週刊金曜日』1996年7月26日[P.80]
  11. 『日本公衆衛生学会雑誌』第7巻№9[P.85]
  12. 柳澤文徳『合成洗剤の科学』[P.86]
  13. 日本食品衛生協会『食品衛生研究』1962年2月[P.87]
  14. 科学技術庁『中性洗剤特別研究報告』[P.89]
  15. 門奈仁介『洗剤汚染』[P.90_102]
  16. 三上美樹『合成洗剤』[P.91]
  17. 『毎日新聞』1978年7月28日[P.97]
  18. 船瀬俊介『だから、せっけんを使う』108頁[P.98]
  19. 小林勇『みんなの洗剤読本』[P.99]
  20. 文部省『家庭指導書』[P.100]
  21. 実業出版『高校家庭一般』[P.101]
  22. 東京書籍『新編・新しい家庭』[P.101]
  23. 文部省『小学校指導書』[P.101]
  24. アレンシア・スウィージー『11番目の戒律㊦』[P.103]
  25. 『週刊金曜日』1996年2月16日[P.105]
  26. 厚生省告示『洗浄剤の使用基準』1973年4月28日[P.112]
  27. 『つくば中毒110番』1988年[P.129]
  28. 東京弁護士会『家庭用洗剤・カビ取り剤、被害110番』1989年3月22日~23日[P.130]
  29. 船瀬俊介『なぞの川崎病』[P.137]
  30. 『脈管学』1981,21,889-91[P.149]
  31. 『免疫とは何か』[P.150]
  32. 『UTAN』「今「水道水」が危ない!」1992年8月15日[P.151]
  33. 『毎日新聞』1996年5月11日[P.159]
  34. 『シャボン玉友の会だより』№18[P.160]
  35. 『釣人』臨時増刊号(88)[P.161]
  36. 『愛媛新聞』1987年5月27日[P.162]
  37. 『シャボン玉友の会だより』№32[P.167]
  38. 『MoA Health Science Reports』第2巻94[P.170]
  39. 『シャボン玉友の会だより』№20[P.187]
  40. 『FRAIDAY』1991年12月10日[P.187]
  41. 『週刊ポスト』1994年7月15日[P.193]
  42. 『広報紙みやはら』1996年9月[P.200]
  43. 『皮膚科の臨床』3巻№3 61[P.208]
  44. 『自然流「せっけん」読本』[P.215_225]
  45. 『東京新聞』1995年6月5日[P.242]
  46. 石川哲『化学物質過敏症ってどんな病気』[P.246]
校正
  1. 「週刊金曜日』⇒『週刊金曜日』[P.80]

内容

やせる石鹸[P.32-34]

中国製の“ただの石鹸”を奪い合うすさまじさ

中国製で「海草減肥石鹸」。
「入浴で使うだけで“痩せる”」と一九九五年五月頃から、クチコミで広がり、
さらにマスコミが煽りまくり、一気に燃え上がった。

卸元の中國貿易公司は八月だけでなんと五〇万個を売りまくった。
最終的には一〇〇万個を突破…。

一万個以上が成田空港税関で重量オーバーで没収

日本の旅行客が、現地で買い漁り、成田空港税関で重量オーバーで、没収ケースも続出。
その数一万個以上……日本人のブーム狂いも空恐ろしくなる。

ひと山目論んだ業者たちも殺到。先走る宣伝文句もエスカレート。
「お風呂で使うだけでドンドンからだが細くなった」
細くなったのは石鹸のほうじゃないか……と首をかしげるような広告チラシを撒きまくった。

さて、この“やせる石鹸”の正体は?

せっけん作りのプロ㈱シャボン玉石けんが、分析しています。
(上の囲み)結論は、異臭のする精製度の低い、たんなる粗悪石鹸でした。

「千切りした海藻を含んでいるだけ。香料はイヤな臭い。
原料はパームやしとパーム核脂肪酸が七対三。精製度は低い。
現在五百円に値下がりしてブームは下火に。
初めは三ヶ一万円……無責任なマスコミにはやしたてられて、飛びついた人が哀れです」
(シャボン玉友の会だより<№23>要約)

やせる化粧品[P.35-38]

“やせる石鹸”を超える薬事法違反の犯罪

まったくやせる効果がない。なのに“スレンダー(やせる)革命”と一九九五年四月発売以来、
爆発的に売上を伸ばしてきた。それが「スヴェルト」です。
広告も女性のスリムなヒップラインが目をく。
そこに「ボディライン・メイク」の文字。
つまり“塗るだけで”スラリとやせた体の線が作れます――とアピール。
二〇〇㏄、六〇〇〇円という“高級”化粧品。中身はトロッとした茶色い液体。
こんなものを塗るだけで・・・・・
ボディラインは「やせる」はずも「ひきしまる」はずもない。
すぐにでも、わかりそうですが……。
メーカーはあのクリスチャン・ディオール社。
フランス高級ブランドが「嘘をつくはずはない」と若い女性たちは信じこんだ。

発売と同時に百貨店に長蛇の列。最初の二日間で一〇万本が売れた! 
日本だけで二〇〇万本以上が売り切れるという空前のヒット商品になった。
あの“やせる石鹸”騒ぎを超えていく。
ある大手百貨店の売り場では、一人で二〇本も買っていった女性客もいたという。

「スレンダー革命」等は薬事法違反と都が厳重注意

同社は「半透明のトロッとした液(ジェル)を、こしや足、お尻などのタルミに塗ると、
それだけ植物でエキスが脂肪細胞の肥大化などでできる
皮下脂肪の一種で『セルライト』を解消。
おなかやヒップラインを整える」といかにも医学的な“やせる”効能を宣伝。

またキャッチフレーズの「スレンダー」も“やせた”という意味。
「スレンダー革命」とは「やせる革命」に他ならない。
「ボディライン・メイク」も「“塗れば”広告モデルのようにスリムなヒップラインになる」
と効能をアピール。

<中略>

実は、発売直後、厚生省は「スヴェルト」広告を薬事法違反と断定。
同省から連絡を受けた東京都は、同社に広告表現の見直しを行政指導した。
あわてた「スヴェルト」側は、
八月以降「スレンダー」も「ボディライン・メイク」も広告表現から消し去った。
そして彼らは“やせる”がタブーになったため、こんどは“ひきしめ効果”を強調しはじめた。
「塗るだけで、ひきしまる!」というわけだ。

「塗るだけで、引きしまる」も実は大ウソ

ではこの「ひきしめ効果」はあるのだろうか?
肥満と予防にくわしい専門家、大阪大学医学部の松沢教授は
「エネルギーバランスを調整し、運動で筋肉を発達させて脂肪組織を減らす方法でしか、
基本的にやせることはできない。一般論だが(「スヴェルト」のように)ジェルを塗ることで、
ひきしまったり、マッサージで脂肪を分解する科学的根拠はありません」(『朝日新聞』95・12・28)

自称石鹸よりも安全なスーパーマイルド[P.57]

ある主婦が資生堂に
「これ、せっけんシャンプーなのですか?」と問いあわせると
「イエ、合成シャンプーです」。
そこで「界面活性剤は何が、何%使われているのですか?」ときけば「答えられません」。
毒性や皮ふへの刺激をたずねると「せっけんより安全です」には、主婦もビックリ。
さらに「研究していますから、お子さんが飲んでも安全です」には絶句……。

石鹸シャンプーで主婦湿疹が完治した美容師[P.74-78]

ヘアーカットクラブ「オブジェ」の代表、山本達也さんはハンサムな横顔の青年です。
彼は、一二年も、合成洗剤シャンプーで毎日一〇人ほどのお客さんの頭を洗ってきた。
ところが、両手はひどい手荒れでいわゆる“象の手”状態。
水泡ができ、ゴアゴア。痛がゆくて夜中に目がさめることも。
指を曲げると亀裂から血が吹き出し痛みに顔がゆがむ。
その理由が合成シャンプーだとは気付かなかった。
お客さんも「ひどいねえ。痛そうだね」と声をかける。
医者に行くと「職業病だよ」と一言。
販売員が「手にやさしいタイプ」と持ってきてくれたのも合成シャンプーで手荒れは続いた。

しかし、「ほたるの会」の仲間から合成洗剤の害について聞き、
「このままだと手も体も死んでしまう……」とおもいきってせっけんシャンプーに替えたら、
あれほど悩んだ手荒れが、一カ月半で完全にすべすべの肌にもどった。
「一週間で傷口がふさがり、あれだけひどかった手が薬も飲まず、
クリームもつけないのに一カ月半で完治したのです」

<中略>

山本さんは「シャンプーを替えたお客さんの髪に弾力性がつき、
髪の毛が立ち、太くて黒くなった」ことを実感するそうです。

■オブジェ(ヘアーカットクラブ:山本達也さん)

℡05363・2・1775(フリーダイヤル℡0120・02・1775)

自社製品で化粧カブレを起こした花王社員[P.79-80]

「三年前まで、花王の社員で化粧品・ヘアケア化粧品などの商品を販売していました。
春・秋に配布される化粧品の試供品を喜んでつかっていたら、どうもカユクて、カユクて――。
課長にいうと『肌に合わなかったんだね』とあっさり…」
そんなとき坂下栄先生の講演で「合成界面活性剤」の恐ろしさに気付く。
いまは美容院などにせっけんシャンプーをアドバイスする日々。
身の回りには、有害な市販シャンプーで荒れた髪なのに
「わたしは髪質が悪いから…」とあきらめている人が多いという。
「合成洗剤のリンスをきれいに落とさずにいると、髪の生え際の肌がタダレてきます。
この接触性皮ふ炎にかかっている若い子を街でもよくみかけます。
『せっけんシャンプーに替えれば半月で治るよ』とおしえてあげたい」と朝日さん。
「シャンプーCMでよくきれいな髪がアップに写りますが、
あれはきっと何か仕掛け、演出があると思うんです。
ほんとうの『天使の輪』ができるのは、せっけんシャンプーだけです。
せっけんシャンプーで洗った髪は、乾かしたあとにツバキオイルをつければ、
一週間洗わなくたって大丈夫です」(「週刊金曜日』96・7・26)

■三宝会(美容材料:朝日富江さん)

℡0564・82・2520

学校ぐるみの洗剤詐欺[P.101]

まるで洗剤CMのようになってきた家庭科教科書

合成洗剤の“推奨”がロコツになってきたのは、まず台所用から。
「野菜・いも・くだものなどには、ほこり、農薬、細菌、寄生虫卵などがついているので、
中性(合成)洗剤や流水で、十分に洗う」。
まだ合成洗剤と流水を同等にあつかっています。
(『高校家庭一般』実業出版㈱昭和四七年度)

ところが、このころから、洗たく用せっけんは、ほとんど無視。
いっぽう「合成洗剤は、汚れがおちる、ねだんが安いなどの理由で、
せっけんにかわってたくさん使われている」
(『新編・新しい家庭』小学校五年・東京書籍㈱)。
まるで花王かライオンCMみたいになってきた。

毒物そのものを「有害なものは入っていない」!?

さらに教科書の洗剤PRはエスカレート。
「(台所用は)洗剤使用によって食品に有害なものがつかないように、
有害・無益なものをいれないよいうにしてある」
(『小学校指導書』昭和五二年、改定)、教育という名のサギです。

数千倍に薄めた洗剤でも受精卵と精子を死滅させる[P.121]

「妊娠したマウスに水を塗ると二〇匹中一八匹が生まれた。
合成界面活性剤(AS)の濃度二〇%液を塗ったほうは二六匹中一匹しか育たない。
あとの二五匹は、妊娠していたにもかかわらず、どこかに行ってしまった…。
妊娠した日にマウスの背中にAS一〇%を塗ると三日目に受精卵がほとんど死滅。
市販合成シャンプーや台所洗剤を塗っても受精卵は死んでしまう。
せっけんを塗ったものは影響はなかったのに…。
また合成洗剤は水で三〇〇〇倍に薄めても受精卵を全部殺し、
五〇〇〇倍に薄めても精子は全部死んでしまいます」
(大阪大学医学部 真村大成氏 第二三回合成洗剤追放全国集会、講演)

MXプール[P.192-193]

静岡県内の公営、市営の五カ所のプールの水を分析した結果、
一L当たり五四〇から三二〇〇もの変異コロニーを確認。
検索で“MX”をはじめ各種、変異原性物質の存在が確認された。
ショックなのは塩素と有機物が化合してできた有毒な全有機ハロゲン化合物(TOX)の
総量が水道水の数十倍にもたっしていた……という事実。

<中略>

静岡県の水道水には“MX”は存在しなかったのに、県内プールからは検出されている。
これはミステリー? 
木苗教授らの追跡研究で、プール内の汗や垢、鼻汁、尿……など
人間から出る老廃物と消毒用塩素が反応して“MX”が生成されたことが判明した。

<中略>

(木苗教授『週刊ポスト』94・7・15)

洗剤業界から嫌がらせを受けたシャボン玉石けん[P.216-217]

「シャボン玉石けん」の社名は、風呂の中で“ラブユー東京”を口ずさんでいくうちに
“……シャボン玉のように……”という歌詞にコレだ!とヒラめいた。
いかにも森田さんらしいエピソードだ。
一九七五年三月、商標登録。
ところが、さっそく妨害が……。
日本石鹸洗剤工業会が「シャボン玉は商標ではない」と異議申立を出してきた。
同工業会は、花王、ライオン等、大手洗剤メーカー二五社が所属する業界団体。
会長は花王社長。
工業会は「シャボン玉とは、せっけんを溶かした液で『広辞苑』にも載っている名称だ」
と理屈にもならないイヤガラセをしてきた。(なら“牛乳石鹸”はどうなる?)

この妨害に森田さんは全国の消費者の感謝の手紙一〇〇通や、
広告文などを「答弁書」に添えて提出、“シャボン玉”が認知されていることを必死で主張。
この商標登録裁判は七年間も続いた。その間の苦労はいくばくか。そして、ついに勝訴。
ようやく正式に商標登録され、会社名も、八七年㈱シャボン玉石けんとなった。

純石鹸のアトピー改善率100%(国立療養所秋田病院)[P.231-232]

これは、アトピー治療に、純せっけんを取り入れた国立療養所・秋田病院の報告書です。
使用したのは(有)自然丸、「純せっけん」(固形)です。

慢性皮ふ疾患の重症児一五名の治療の一環として、
それまでの「薬用せっけん」「合成せっけん」「合成シャンプー」「入浴剤」を中止。
毎日のスキンケアを「純せっけん」のみで洗い経過を見たのです。
ちなみに洗髪のあとは、アルカリ中和のため「リンス」(クエン酸一%)を使用。
こうして一九九六年三月から八月まで半年間、経過を観察しました。

その結果――。

「三月に重症者五名だったものが、八月にはいなかったことなどから、
低刺激せっけん(注:純せっけん)使用とスキンケアは慢性湿疹に有効である」(報告書)

高度に治った患者二名、中程度が三名、さらに軽度改善者が七名。
様々な皮ふ症状の人が、純せっけんをつかうことで改善をみています。
悪化した人はゼロです。

あっちこっちふきん[P.265-266]

キャッチフレーズは「洗剤なしでも、おどろくほどキレイ!!」
つまり、これは“和布”の大企業版といえます。
「洗剤なし」というのがうれしいではないですか。

素材はポリエステル五〇%にナイロン五〇%の混紡。
その原理は、化学繊維に老舗の技を生かして、
繊維のミクロの形状をカンナの刃先のように仕上げていることです。(図次ページ)
これまでにも、クリーナークロスというのはありましたが繊維の断面が丸いので、
どうしても汚れの一部を落とし切れなかったのです。
それにたいして「あっちこっち……」は、
切れのいいカンナをかけるように汚れをスパッと削り採るわけです。

<中略>

■「あっちこっちフキン」入手先:関東なら日本橋高島屋の家庭用品売り場。
通販(申込み:上島貿易℡03・3662・3770)

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