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書籍と雑誌の要約と解説

あぶないコンビニ食

日本人を狂わせる5つの有害物質

装丁
あぶないコンビニ食 あぶないコンビニ食
山田博士
三一書房(三一新書1141)
ISBN4-380-96007-2
1996/05/31
¥825
目次
  1. マンガストーリィ「いじめ発午後三時」
    女子高生・千鶴が兵助じいさんから教わった食べものとは?
  2. 心をすさませる五つの食べもの
    1. 子どもの体が、こんなにも壊れている!
    2. 犯人1 タール色素(合成着色料)
    3. 犯人2 安息香酸(合成保存料)
    4. 犯人3 亜硝酸塩(発色剤)
    5. 犯人4 BHA/BHT(酸化防止剤)
    6. 犯人5 味の素(化学調味料、核酸系調味料)
  3. 人間の食べる食事七カ条
    1. 自分で台所に立ち、料理を作ってしまおう!
    2. 口をあ~んとあけて、ぼくたちの歯の構造をみてみよう!
    3. 自分の力だけでこの食べものがとれるかどうか考えてみよう!
    4. 全体食を心がけて、一部しか食べられないものは避けよう!
    5. 身のまわりでとれたものを食卓に並べよう!
    6. 早食いは命を縮める。ゆっくり噛んでみよう!
    7. 化学物質が使われていないかどうか見る習慣をつけよう!
    8. 付録[各地にある長寿村の伝統食を見習おう!]
  4. これは便利!台所に貼ろう「食いもの偏差値」
    きょうからできる段階別生き残り法
  5. 子どもたちの叫びを大人は本当に知っているか
校正
  • 分かったんだ(出所⑩) → 分かったんだ(出所⑩)」[P.10]
文献
  • 出所02 NHK総合テレビ84・6・6
  • 出所03 NHKラジオ深夜放送94・12・23
  • 出所04 「朝日新聞」94・12・16
  • 津野志摩子『恐るべき食品添加物と問題児』
  • 山田博士『暮らしの赤信号PART1』
  • 出所07 「北のくらし」219号、北海道消費者協会、87・1・31
  • 堀口博『公害食品』[P.33]
  • 出所10 「平成5年度消費者テストスクール研究報告」、渋谷区立消費者センター[P.36]
  • 出所11 「食品中の保存料及び日持ち向上剤等」、東京都消費者センター、94・3[P.125]
  • 渡辺雄二『食品汚染――食卓をおそう化学毒物』
  • 出所13 「北のくらし」267号、北海道消費者協会、91・1・31[P.40]
  • 家庭栄養研究会『子どもが食べてる食品添加物』
  • 出所15 筆者の発行している雑誌「暮しの赤信号」の読者、奥村さんからの手紙、79・3・17[P.44]
  • 松村龍雄『子どものアトピー』[P.100]
  • 川目竜央『長寿村の秘食』
  • 丸元淑生『悪い食事とよい食事』
  • 健康で風土に合った食生活研究会『食事で変わる子どもの健康』[P.99]
  • 出所20 筆者の読者である川崎市立西生田中中学校の塩田房子さんからいただいたアンケート結果、93・11・22[P.68]
  • 広瀬隆『地球のゆくえ』
  • 吉田勉『初歩からわかる食品添加物』
  • 出所24 「北のくらし」286号、北海道消費者協会、92・8・31
  • コピー食品研究会『生ものが危ない! Q&A』
  • 厚生省『食品添加物実務要覧』
  • 丸元淑生『丸元淑生のスーパーヘルス』[P.100]
  • 山根一眞『ガンになる危ない食べ合わせ』
  • 出所34 「北のくらし」226号、北海道消費者協会、87・8・31[P.40]
  • 出所35 「毎日新聞」82・4・4(加工食品の酸化防止剤BHA、発がん性の疑い)[P.161]
  • 北海道消費者連盟『食卓に自然を!』
  • ジェームズ・S・ターナー『からだの中の公害』
  • 「先天異常」14巻2号、井上稔論文“グルタミン酸ソーダによるマウス胎仔の脳障害と生後発育異常”[P.175]
  • 下田吉人『調味料・嗜好品』
  • 出所54 高橋由美子『白髪は体の赤信号』[P.198]
  • 日本ペンクラブ『お米を考える本』
  • 出所56 「朝日新聞」89・12・16
  • 原崎勇次『医者いらず生活法』
  • 山田博士『暮らしの赤信号PART3』
  • 川島四郎『続々食べ物さん、ありがとう』[P.217]
  • 川島四郎『日本長寿健康法』[P,218]
  • 河合雅雄『子どもと自然』
  • 市野義夫『産業医が診たビジネス社会』[P.10]

内容

  • イギリスで小学生の四分の一、中高生の十分の一がいじめにあっていることが最近わかったの(出所③)[P.24]
  • 東京の近く(埼玉県)で調べたら、小中学生のなんと八割もの子どもが“いじめ”に関係していたってことだったわ(出所④)[P.26]
  • ソルビン酸と亜硝酸が一緒になると、変異原性へんいげんせいを作ることが、分かったんだ(出所⑩)[P.36]
  • BHA違法添加煮干[P.39-40]
  • BHAの全面禁止は欧米の都合で撤廃された[P.161]
  • 寿司屋は酢に味の素を入れている[P.43-44]
  • 西生田中学校の朝食アンケート[P.68]
  • 交通事故などで亡くなった人たち約四〇〇人を北里大学で解剖したら、驚かないでくれ、いや驚いてくれ、五歳児五五人の七六%に動脈硬化がみられたという(出所②)。一〇歳以上の人は、なんと一〇〇%だ。[P.82-83]
  • イギリスのパーキンという人が、一八六五年、タール色素の合成(つまり工場で大量に作ること)に成功して、全世界に急速に広まったんだ。[P.90]
  • 一九三七年(昭和十二年)、大阪大学の木下良順さんが、タール色素のバターイエローを動物実験に使い、肝臓ガンを作ることに成功したんだ。[P.90]
  • 「福神漬の素」(永長産業)には、黄色4号、赤色102号、赤色106号が使われており、あとで述べる疑惑の一つの化学調味料(グルタミン酸ナトリウム)が二一・八%も使われていた(出所24)。[P.94]
  • じつは、「ベルハイ・カプセル」(第一製薬)に黄色4号、5号が使われていた。そして、「ストナエース・カプセル」(佐藤製薬)にも黄色4号、5号が使われていることが分かったんだ(出所⑦)。[P.96]
  • 東京都のソルビン酸含有量調査[P.125-127]
  • ハムなどは、一般品よりも「手造り」のほうに六倍の量の亜硝酸塩が使われていた。ソーセージでも二倍近い量が使用されていたんだ(出所34)。[P.152]
  • アメリカのミシガン大学で成績の良い学生の毛髪を分析したっていうんだね(出所54)。すると鉛とカドミウムが少なくて、亜鉛と銅が多かったというんだ(注:アメリカの統計では、凶悪犯罪者の毛髪に鉛が多いことが分かっている)。[P.198]
  • 日本人の肝臓ガン患者一六人中一三人からアフラトキシンが検出されたという報告もあるんだ(出所56)。[P.200]
  • 輸入ソバや、ハト麦、あんこ用の豆、ナツメグなどからアフラトキシンを発見した東京都衛生研究所では(八二~八五年)、ナツメグに規制値の六倍という高濃度のものがあったとのことだ。[P.200-201]

BHA違法添加煮干[P.39-40]

宗太「ところがさ、千鶴ちゃん。体にいいということで、
みそ汁などに煮干にぼしを入れて作っているお母さんもたくさんいるだろ。
ところがその煮干にBHAが使われているとしたらどうなる?」

由貴「まさか! それじゃ殺人じゃないの!」

千鶴「プッ、おおげさね」

宗太「その殺人が日常行なわれているんだぜ。
たとえばある所で三〇品目の煮干を調べたら、
なんと四割の一二品目からBHAが検出された(出所⑬)。
しかも、その検出された煮干の半分にはBHAの表示がされていないんだ。
無添加むてんか”と書かれていたものさえ二つあったんだよ」

由貴「驚いた。宗太くん。その二つの煮干の商品名教えて。
BHAを使っているのに知らん顔して“無添加”と表示するなんて、うちの母が聞いたら驚くわよ」

宗太「うん、お母さんに教えてあげなよ。
一つは「マルクマにぼし」(熊田商店)、
もう一つは「かたくちにぼし」(製造ドースイ、販売シージーシー)さ。
まったく恐ろしくなるねえ、ハハ……」

BHAの全面禁止は欧米の都合で撤廃された[P.161]

八二年四月四日の毎日新聞の一面トップ記事に、
「加工食品の酸化防止剤BHA、発ガン性の疑い――
即席めん、マーガリン、魚介製品など広く使用」という大見出しが踊ったのだ。

<中略>

先にあげた見出しのあとに、「厚生省、全面禁止へ」とハッキリ書いてある。

それがいまも使われている。なぜだ? きっと君は聞くだろう。当然だ。
ラット(ネズミ)を三〇〇匹使い、二年という時間をかけ、
BHAを二%加えたエサをちゃんと与え、
結果として胃の細胞の三〇%がガン化したこの実験(出所35)が、
いま無視されているのだから。
じつは、厚生省が禁止にしようと考えていたとき、
BHAを食品に多量に使っているアメリカやイギリスが猛烈な圧力をかけてきたんだ。
もし日本で禁止になれば、それらを使った食品を日本に輸出できなくなるからなんだね。
日本人の、ぼくたちの体がどうなろうとかまっちゃいない。
ただ食品が売れればいいわけだ。

寿司屋は酢に味の素を入れている[P.43-44]

千鶴「私の母のお友だちが、パートで働いてるの。
その人から聞いたことがあるわ。
お寿司を使っているお店で働いていたらしいのだけど、
お寿司のお酢にも味の素を入れてるらしいわよ」

由貴「それ本当? お寿司のごはんにも味の素が!」

千鶴「うん。その人が言うには、
そこのお店では一合のお酢にスプーン山盛りの味の素を入れていたんですって。
市販のお酢石は食べないようにしたわって笑っていらしたわよ(出所⑮)」

西生田中学校の朝食アンケート[P.68]

そういえばね、
私の知っているある中学校の養護ようご教諭のかたが教えてくれたんだけど(出所⑳)、
二〇五人の中一~中三の生徒からアンケートをとったんだって。
朝食に何を食べましたかという問いの中に、
アップルケーキ、ケンタッキー(フライドチキンのこと?)、
プリン、シュークリームなどが書いてあったそうよ。
これでは“食事”とはほど遠いわよね。驚いちゃった。
肩と首のコリが中三で四八・六%、立ちくらみが同三七・一%もあったらしいわよ。
そしてこの先生がおっしゃるには、
いまの生とはなんでも他人のせいにする精神状況が非常に多いってことらしいわ。

東京都のソルビン酸含有量調査[P.125-127]

東京都での調査によると、調べた二八〇品のうち、一七三品からソルビン酸が出てきたんだ(出所⑪)。
最大値は一九〇〇ppm。最小値は7ppm。

平均値が一番高かったものは、食肉性品の一一〇〇ppm。
つまり君たちがハンバーガーやホットドッグ、
サンドイッチなどにはさんでよく食べるハムやソーセージだ。
さきほど君たちをおどかしたのもウソではなかっただろう?
次いで水産加工品の八二六ppm、つまり、つくだ煮や魚肉ねり製品やイカ・タコの燻製などだね。
それからチーズも多かった。七八八ppm。
この三種だけで、全部の平均値の七二六ppmを上回っていたんだよね。
あと、クリームパンのクリームや、漬けもの、
シュークリームや大福などの菓子、ワインなどと続いている。

<中略>

じつは同じ調査で、
「ソルビン酸使用」と表示されていない食べものの約三〇%にも、
ソルビン酸が使われていることが分かったんだ。けしからん話だよね。
表示がなかった一四六品のうち四三品(約二九・五%)からソルビン酸が出てきた。
最大値一六〇〇ppm。最小値一三ppm。これらは、バラ売りや、
忙しいときの販売を見込んだ包装状態の食べものだったらしいね。

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