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書籍と雑誌の要約と解説

続々どうしても化粧したいあなたに

「わかった…!!」全国から目ざめた声

装丁
続々どうしても化粧したいあなたに 続々どうしても化粧したいあなたに
船瀬俊介
三一書房(三一新書1075)
ISBN4-380-94004-7
1994/03/31
¥800
巧妙な化粧品サギ広告にだまされない!!

塗るからカサつくシミになる…
スキン・ケアの正体は“スキン・ダメージ”
お肌のすくみ、小ジワ、老化も朝晩の”お手荒らし”が原因です。
お金を返してもらいましょう。
早く、まわりに教えてあげてください。

目次
  1. 塗るからカサつくシミになる…
    1. まだ、知らないひとたちへ
    2. かんちがい! 「指定成分」
    3. 塗るからカサつく
    4. スキン・ケアへの訣別
    5. 腹が立って……
    6. パックで激痛
    7. エステティシャンの告白
    8. ボディ・ケアで、カサつく
  2. マスコミ広告は信じられない
    1. 雑誌・折込みチラシに用心
    2. 薬事法六六条
    3. “ホワイトニング”の嘘
    4. “配合成分”にひっかかるナ!
    5. “生薬”のデタラメ
    6. シワ・タルミ・疲れ…に
    7. 厚生省に問う
    8. 大新聞の責任
    9. 『クロワッサン』批判
  3. なるほど ナルホド…!
    1. “美顔器”被害あれやこれや
    2. 永久脱毛へのワナ
    3. 落ちない(…!?)口紅
    4. 女性のハゲ激増
    5. スーパー・マイルドシャンプー
    6. 父の手荒れ
    7. “五万円クリーム”顛末
    8. 安売りの時代
    9. 河内屋の反撃
    10. 資生堂ピンチ
    11. “対面販売”の終焉
    12. 美容部員キャッチセールス
    13. アムウェイ絶望
    14. “残酷”化粧品メーカー
    15. 動物実験にピリオドを
    16. ヨーロッパの新しい波
    17. 生体成分
    18. この世の地獄……
  4. 買わないで! 教えてあげたい
    1. メナード押し売り商法
    2. “ファンケル”のかんちがい
    3. イチャモン
    4. さらば、ファンケル
    5. ドモホルンの罠
    6. “うるおい”のコッケイ
    7. “酵素せっけん”始末記
    8. こうじ酸
    9. 持田コラージュ・シリーズ
    10. シソ化粧品
    11. ピアス皮ふ炎
    12. “ムース”ってなーに?
    13. 栗原小巻のヘア・ブローネ
  5. お金を返してください
    1. 資生堂サンオイル
    2. “サイモンピュア”で赤くカブレた
    3. やった! オゾン美顔器、返金
    4. お金を返させる
  6. アトピーが治っていく……!
    1. すごく、くやしい
    2. 大人はステロイド皮ふ症だ!
    3. こんなにひどく……
    4. “ウナコーワ”痒み止め
    5. リバウンド
    6. 地獄の日々
    7. 医者の責任
    8. “木の精”が治す
    9. 絶対、治してやる……
    10. ステロイド皮ふ炎が治った
  7. こうすれば、美しくなれます
    1. 返事ありがとう
    2. 森光子さんの話
    3. 米ぬかと素肌
    4. “ちふれ”と”ハイム”
    5. 高タンパク・高カロリー
    6. よく噛め
    7. 日本食の力
    8. ま・ご・は・や・さ・し・い
    9. 神様のくれたコルセット
    10. 肛門を締める
    11. 芸術、スポーツの基本
    12. シンプル・ヨガ(真向法)
    13. 肉食はアブナイ!
    14. レモン化粧水
文献
  • 船瀬俊介『どうしても化粧したいあなたに』32_33_164_100頁[P.19_87_88_227]
  • 『毎日新聞』「若い人に、乾燥肌が増えている」1992年11月13日[P.22]
  • 『Oggi』「老化を防ぐ化粧品大辞典」1994年1月[P.39_56]
  • 日本消費者連盟『続々あぶない化粧品』[P.46]
  • 厚生省『医薬品・化粧品広告等、広告の実際』[P.48]
  • 『訪販新聞№350』[P.62]
  • 『毎日新聞』「肌の老化を防ぐ化粧法」1993年1月5日[P.67]
  • 『クロワッサン – 傷みが気になる髪のための完璧ヘアケア講座」1993年9月25日』[P.70]
  • 『ビジオ・モノ』「やっぱり栄養補給が大事」1993年10月[P.75]
  • 『クロワッサン№381』[P.87]
  • 久我勝利『化粧品業界浮沈の構図』[P.96_113]
  • 『東京新聞』「資生堂販売会社、立ち入り」1993年9月14日[P.102]
  • 『毎日新聞』1993年9月15日[P.102]
  • 『東京新聞』1993年11月20日[P.109]
  • 船瀬俊介『だから、せっけんを使う』90頁[P.111_240]
  • 日本消費者連盟『悪徳商法と合成洗剤』[P.112]
  • 動物実験の廃止を求める会『JAVA NEWS 33号』1993年7~8月[P.114-120_129-131]
  • 『化学工業日報』「化粧品成分の動物実験を原則禁止へ」1993年6月16日[P.115]
  • 動物実験の廃止を求める会『JAVA NEWS 23号』[P.122]
  • 動物実験の廃止を求める会『JAVA NEWS 34号』[P.123]
  • 動物実験の廃止を求める会『JAVA NEWS 26号』[P.124_!27]
  • 『オーパス』1993年2月[P.128]
  • CAP『UTUSAN KONSUMER』「The Hidden Ingedients in Cosumetics」1993年7月[P.130]
  • 『東京新聞』「衝撃のロシア臓器売買」1993年8月23日[P.134]
  • 日本消費者連盟『あぶない化粧品』[P.162]
  • 『化学大辞典』[P.163]
  • 船瀬俊介『続どうしても化粧したいあなた』255頁[P.169]
  • 『毎日ライフ』1991年10月[P.204-205]
  • 『くらしの木』1993年9月[P.216-218]
  • 松下一成&池田道則『あぶないアトピー治療法』[P.221]
  • 原重正『さよなら!ステロイド軟こう』[P.225]
  • 『日経新聞』1993年6月3日[P.237]
  • 丸元淑生『生命の鎖』[P.246]
  • モース『日本その日その日』[P.249]
  • ボーボワール『ジャポン1967』[P.250]
  • 『朝日新聞』1993年9月23日[P.250]
  • ピーター・コックス『ぼくが肉を食べないわけ』[P.250_263]
  • 今村光一『いまの食生活では早死にする』[P.251]
校正
  • だからせっけんを使う→だから、せっけんを使う[P.111]
  • 出合ったのです。→出会ったのです。[P.30]

内容

神谷薫の化粧品ジプシー体験談[P.3-6]

ちいさなころから非常に色が白くてとてもきめ細かい肌。
なのに異常性皮ふ炎という不思議なアレルギーで耳のまわりにかさぶたができ突然さけたりする。
「そこで、いつもフルコートをつけ、
ニベアや母親のつかっていたイブニーズの化粧品を小学生のころからつかっていました」。
ところが六年生のころニキビが顔中、背中、胸と出始めいつもかゆくてたまらない。
(塗った基礎化粧品のアレルギーだと思えます)
そのつど基礎化粧品や塗り薬をさがしに薬局通い。

「高校に入ってカネボウ化粧水で、顔の皮が三度くらいきれいにはがれて、ただれてきました」。
びんの裏に相談電話番号。
電話すると「使いかたがよくないですねェ。
まず自分に合うか確かめないと。イオウは合わない人が多いから……」。
怒りがこみあげる。それいらいカネボウのものはガムでも買うまいと決心した。

二一歳。肌がもっとよくなればと思ってバーナル化粧品と出合う。
せっけん一コ四二〇〇円!! ニ種類。それとオイル。これらが“肌を治す”という。
ナントこの会社が送ってきたのは『あぶない化粧品』のコピー。一年くらいつづける。
「ところがある日、約一二万円のダイエット・セットを強引にすすめてきました。
人の体重をしつこく聞いてきたり、なんて失礼!」。さよならする。

その後、マックスファクターSKⅡのファンデーション、
化粧水、パックなどをすすめられ計一二万円! 
「約二カ月つづけたころ、なにかがちがうと思いました。
塗っている部分が“死んだよう”なのです。首の塗っている部分まで……」

これは合わないのだと思い、クニリニーク、資生堂、コーセー、エリザベスアーデン、
メナード、エスティローダー……花王ソフィーナ等々を半年のあいだに、
それぞれシリーズで買い求めて失敗……。

     *

「そのころ船瀬さんの本を買いました。
化粧品の案内の本だろうかと、かんちがいして買ったのです」。
それから化粧品を捨てて五カ月くらい。一時的をのりきり……
「ついこのあいだ、仕事がいそがしく汗を流して働いていたら
『最近とてもきれいになったね』と言われました」

<中略>

髪の毛も回復しました。
それまで合成シャンプー、トリートメントでかゆくてカサブタができて、
うずいて美容院で「地肌が真っ赤だよ」と言われた。
おまけにクセ毛でかたい毛。
それがせっけんシャンプーに代えて一年。
「とてもやわらかい毛がちゃんと生えてきました。
それにまったくかゆみもないし、一日おきに洗う“洗髪のよろこび”……」

せっけんにかえて「姉の夫は、若いのにさみしい毛だったのが、いまは元気な髪。
まえは地肌がとてもかたかったのが、やわらかくなった」
「父の髪は白髪だったのが、いまは半分以上黒くなりました」。

市民団体の指定成分改正要求[P.21]

「『指定成分』という表現ではなく、
はっきりと『アレルギーを起こす恐れがある成分』と表示すべき」と市民グループ。
「このままでは、多くの人が誤解したまま使用し、皮ふ障害を起こす危険がある」
と九三年七月一四日、厚生省に薬事法の改正を申し入れ。
これにたいして厚生省は、大反省してすぐ改めると思いきや
「皮ふ障害のおそれのあるばあいは、使用者が皮ふ科の医師と相談して使えばよい」
(審査課)と、つっぱねた。
その言い分は「『アレルギーの恐れ』と表示すると、大部分の健康な人に誤解を与える。
アレルギーを持つ少数の人の立場に立つわけにはいかない……云々」。

石鹸シャンプーで髪にツヤの戻った坪内千加(栃木県佐野市)[P.30-31]

この数年、髪が竹ぼうきのようになってしまい、バサバサの毛先をなんとかしようと
“ボリュウム・セーブ・シャンプー”や“パサつき防止シャンプー”
などの新製品を次々に試していました。
当然のごとく何の成果もなく、鏡を見るたびに泣きたい気持ちでした。
中学、高校生のころは『髪、キレイ』と言われて自慢だったのですが、
毎日(ひどいときは一日、二回)洗髪するようになってから、
二、三年で髪がバサバサになってしまったのです。

そのころ“ムース”や“ジェル”も使い始めました。
昔のツヤツヤ光る髪を思い出して、いつからこんな髪になってしまったのか、
クヤしくて、クヤしくてますます洗髪するようになってしまいました。

そんな時、船瀬先生の本に出合ったのです。

さっそく、せっけんを探し歩き、
やっと“玉の肌”の“ふきん洗い”(純せっけん分九八%)を見つけて走り帰り、
酢とオリーブ油を持ってお風呂へ。
しかし、次の朝、せっけんカスとみえるフケ状の粉が髪中にへばりついていました。
それでも、あきらめずに再度挑戦。
こんどは本に書いてあった洗い方をたたきこんで、固形せっけんでシャンプー。

そして、つぎの日。“やったーっ”。
カスも残ってないし、心なしか髪がまとまっています。
一週間くらい、ラットになったつもりで“実験”してみて、
髪がほんとうに“意志を持ちはじめた”ようにイキイキしてきたのです。
まさに目に見えてツヤがもどってきてしまったのです。

基礎化粧品を止めて美肌になった谷川幸子(富山県魚津市)[P.32-33]

私もつい一〇日前までは、“コーセー”の“ルシェリ”という化粧品を使っていましたが、
それからは顔に何もつけず、水だけで洗顔していました。
職業がら、化粧をしないといけないので、口紅をさすていどでした。
一〇日もたってくると、母親にもわかるくらい肌にハリがでてきて顔がツルツルです。
最初は、やはり皮がむけてしまい、おまけにニキビもではじめ、
あきらめていたのに、本当にきれいになってきました。
また『パックをしないといけない』と言われ、
“アンテリージュ”というパックを買わされてやってみましたが、
パックを剥がすと、顔じゅう激痛が走り“本当にこれでよくなるんだろうか?”
という疑問さえ持ってしまいました。
幸いなことに買ってから、使用したのが一~ニ回だったので、水だけで顔を洗ったほうが、
鼻のまわりの黒くめだっていた毛穴がいまではうそのように、うすくなっていくではありませんか!
これからもせっけんシャンプー、せっけんをつかって、きれいになろうと思います。

厚生省に化粧品不正表示を問いただしても無視される[P.62-66]

化粧品のウソの表示を取り締まり、規制するのは厚生省、薬務局審査課です。
「効能・効果が正しいかどうか」を判断する担当者は、
審査技官、飯田・水野氏の両名ということでした。
「電話の通じない場所にいる」という不可解なことを言う。
しかたなく、こちらで作成した「質問項目」をファックスで送信しました(九三年一一月一二日)。

<中略>

さて、その後――。二カ月以上たってもウンともスンとも返事はなし。
業を煮やして厚生省、薬務局の水野技官に電話。
「エ…?私はそんな文面は見た記憶がありませんが」これにはびっくり。
「飯田さんが目を通したのでしょうか?」とたずねると「飯田も見ていないと思います」

文書で送れと言っておいて質問を送れば、担当責任者は見てもいない。

厳重に抗議すると電話の向こうで狼狽する様子がありあり。
いっときあと、審査課の別の男性から電話があり
「内容が私どものところで判断できかねるので、監視指導課のほうにまわしました」という。
官僚おとくいの“タライまわし”の芸。
私が「クリームなど塗れば、慢性的に荒れるから
『肌アレを防ぐ』という“効能”はまちがい。かんたんなことでしょう?」と追及すれば
「私ども独自に対応する内容ではありませんので…」と完全な逃げ腰。
「監視指導課のだれにまわしました?」
「下川という者です」
では電話に出して欲しいというと「それが出張中で…」
さらに「もしかしたら彼のところに届いていないのかも…」
「なにかいきちがいがあるようで…」耳を疑うようなことを次々に言う。

化粧品犯罪に加担していると自認する『クロワッサン』編集長[P.71-74]

読者の問いに答える形式の記事。
「このごろ脱毛や白髪が気になるので、ちゃんと聞きたい……原因と、最強の対策」の見出し。
さらに「……細くなったり、艶がなくなったり。
原因はわかっているのでしょうか?また、その対策は?」

この質問に、『どうしても化粧したい……』シリーズを読んでこられた方は
「そんなの合成シャンプーにきまってるじゃない」と一笑のもとに答えるでしょう。

ところが、紙面に登場した“専門家”と称する加藤某氏、
開口一番「(脱毛・うす毛の)原因は、はっきりわかっていない」とのたまう。
ちなみに彼の肩書きは「日本毛髪科学協会・参事」。
さらに、「枝毛、切れ毛が増えて、髪がバサバサに。年のせい?」という質問には
「無理なブラッシング」が原因と一言。
繰り返しの摩擦でキューティクルが落ちてしまう、という。
さらに「熱すぎるドライヤー」。
最大元凶の刺激、毒性のあるシャンプーについて、なんとまったく無視……! 
最後に「シャンプーやリンスの選び方にも、気をくばりたいものですね」とありました。
さらに「トリートメントの併用も効果的。
保湿力のあるスタイリング剤を使うこともおすすめします」(加藤氏)

いや、まったく“花王”“資生堂”などの大手化粧品メーカーに、
じつに“気をくばった記事”に呆れ返りました。

「合成シャンプーは続けなさい」「トリートメント、スタイリング剤もおすすめ」。
これがどうして“髪の老化の原因への”“最強の対策”といえるのでしょう。

『クロワッサン』の竹内正明編集長に聞いてみました。

――三重大学医学部の坂下栄博士が、ラットの背中に合成シャンプーを塗布する実験で激しい脱毛や、
地肌の荒れ、毛髪の荒れを確認しています。
また合成シャンプーの成分一覧はみな肌への刺激物。
女性のうす毛、切れ毛、枝毛……は朝シャンが一番の原因のはず。

竹内:それだけとは、いえないんじゃないか。われわれも専門家に取材した。

――日本毛髪科学協会とはどういう団体ですか?

竹内:これは、まあ、業界ともうしましょうか……

――業界だったら、化粧品業界よりの発言になるのは当然でしょう。

竹内:業界の方の発言が消費者のマイナスになるとは限りません。

――マイナスになります。“最善の方法”と言っていて
「合成シャンプー、トリートメント剤など使いましょう」と言っている。
朝シャンで髪が荒れている読者は、さらに抜け毛、切れ毛が続いていく。

竹内:専門家をどうえらぶかは、私どもの編集方針。

――ベストの選択は、まず刺激性の合成シャンプーなどをやめないと髪の痛みは回復しない。

竹内:おっしゃるとおりなら、シャンプーのメーカーは、
非常に犯罪的なことをやっていることになりますね。
それが、なぜ法律で罰せられないのですか?

(官界・業界のユ着など、あまりに世間常識に無知なのであきれる……)

――マスコミが、これら誤った情報を流したら、同罪ではないですか。

竹内:私でもが信頼している資生堂などが、犯罪者ということであれば、
まあ、(我々も)荷担していると言われても、まあやむをえません。

エステ・サロン『ボニータ』の永久脱毛詐欺[P.79-81]

「夏、(エステ・サロン“ボニータ”に)美顔にいったところ、
『夏場だし脱毛を』とすすめられ、“エバー・ハニー”(七万円:瞬間脱毛)と
“エリカ・パック”(二万円:脱毛後のホテリをとるパック)の計、九万円を契約」
(東京都 N・M子さん)の克明な被害体験です。

■第一回:両わきの下の瞬間脱毛。
熱い水アメのようなものをわきの下に塗り、その上から布のようなものを載せて、
こすって、はりつけて、それを思い切ってはがすやり方。
何度もやっていたようですが、うまく処理できずに、さんざん痛く、熱い思いをした上、
最後には残っている毛は、毛ぬきで抜いて取っていました。

こんなでは、納得することができず、「解約したい」と申し出たのですが、
きっぱり断られ「あなたの毛質には、あのやり方ではだめだから、
こんどは二度とはえてこない永久脱毛にしたほうがいい」としつこく言われ
「解約できないのだったら……」としかたなく、残りの金額分は、永久脱毛に変えてました。……

■第二回目:第一回目の永久脱毛(2H:時間)。左わきの下半分処理。
毛穴に針を刺し、電流を数秒間流し、その毛穴に生えている毛を毛抜きで抜く方法でした。
場所によってすごく痛く感じるところと、そうでない所がありました。
終わったあと、次の予約(2H)をとって、そして美容部員から
「近いうちに、値上がりするし、今の時間数では足りない。
あと10Hは必要だから、今のうちに買っておいた方が、絶対いい」と言われ、
私も中途半端にやってもしかたがない、と思い、永久脱毛(10H:10万円)を契約し、帰った。
「お風呂からあがったら、濡れタオルで冷やしてください」といわれたので、
冷やしたが翌日になって痛み、いつもより汗の量が多くなりました。

■第三回目:永久脱毛、二時間。右わきの下全部と左わきの一部。
この日はなにやらコンピュータ内蔵の新しい機械だそうで、
やり方は前と同じでしたが、この前よりもずっとペースが速かったです。
この日は、美容部員に「この前買った10Hを足すと、
今、ある“エリカ・パックでは足りないから、これも値上がりするから、買った方がいい」
とのことで、三万円の契約。
以前のと合計で一三万円。内金一万円で、あとはボーナス払い。

濡れタオルで冷やしましたが、こんども両わきとも腫れて、
赤くプツプツしたのが出てしばらくの間、痛みが続きました。
“ボニータ”に電話を入れ、事情を説明し、
「もうこんなに痛い思いまでして続けたくないから、先日の契約を取り消したい」
と申し出ましたが、サロンから勤め先に電話があり、「ぜったいに解約はできない」
「だいたいスカートを買って一カ月たってから、
やっぱり似合わないから……と言って返す人がいるか!!」とまで言われました。

田代実の手荒れシャンプー説[P.93]

「朝シャンで、アトピーの患者さんが手荒れをひどくしてる例が多い」と田代先生。

「思春期、中高校生で、その年齢ではかんがえられない手荒れの方がいます。
毎日、シャンプーをやってるから手指が荒れる。
かつては主婦が台所で“主婦湿疹”で手荒れしてたのが、
いまは子どもまでシャンプーで、指までカサカサになって指紋もなくなっている……」

河内屋の再販反抗騒動[P.97-100]

「化粧品の流通は旧態依然。
価格は店が決める時代なのに、化粧品はメーカーが『小売り希望価格』を設定して、売られている。
これではお客に喜んでもらえない」と河内屋の小倉弘子社長。

そこで九三年六月九日から、資生堂など大手七社の口紅、
ファンデーションなど約五〇〇〇もの商品を二五~三〇%引きという
“超安値”で店頭に並べたのです。

まさに「二割、三割引きはあたりまえェー!」で、
当然、女性客は殺到し六月は前の年にくらべて売り上げは資生堂が三・五倍。
カネボウも二・五倍と急増。

<中略>

七月二〇日、突然、取引き停止を通告。また河内屋と結んでいた「チェーンストア契約」も解除。
つづいてカネボウも「出荷制限」と「店員派遣」の中止を河内屋に通告。
花王も同様の対抗措置に――。早くいえば、ディスカウント店に対するイヤガラセ。

<中略>

資生堂など大手メーカーの「出荷停止」などの圧力に対し、河内屋は敢然と反撃に出ました。
七月二三日、「(これらの圧力は)大幅な値引き販売をやめさせるため。
(大手メーカーのやり方は)独禁法に定められている
『不公正な取り引き』に違反する疑いがある」と公取委に訴えでました。
まさに窮鼠猫を噛む。

相手を弱いと甘くみて脅かしたら、逆襲されたかたち。
資生堂は「河内屋は、店頭で説明もなく、数十万単位で販売しているから……」と歯切れが悪い。
カネボウは「債権確保の見地から“計画出荷”に踏み切った。
派遣店員の引上げは派遣店員から
『いまの環境では客へのカウンセリングができない』と訴えもあったから」。
“安売りに対するペナルティ”とホンネを言えないところが苦しい。

持田製薬コラージュシリーズを止めてシミが薄まった松浦博子(広島市)[P.173]

皮ふ科(!)の窓口に、㈱持田製薬のコラージュ・シリーズのパンフレットが置いてあり、
すっかり信用して長い間使用しました。これもまた衝撃的な事実を知りました。
あるとき、目の下に薄いシミがあるのに気づいて、化粧品のシリーズを減らしました。
そうすると、だんだんと、うすらいできました。

熊本県清水晶子の複合化粧品被害[P.186-190]

二五歳のOLです。短大を卒業する頃から、本格的に化粧をするようになりました。
それまでは、化粧水をはたくていどで、脂性でニキビもありましたので、
ファンデーションなどはひかえておりました。二年生の夏、海へ行ったときのことです。
その頃、私は色白で、日焼けしても赤くなるていどで、またすぐもとの白い肌に戻っていました。
小麦色の肌にあこがれて、今年こそきれいに焼くんだと思い、
資生堂の“サンオイル”を顔と首以外の部分にまんべんなく塗ったのです。
一日目は何事もなく、二日目になって小麦色どころか、
真っ赤になり家に帰る途中、気分が悪くなり熱を出し、ついたとたんに寝込んでしまいました。
すると、今度は、急に寒くなりガタガタと震え出したのです。
それからしばらくして落ち着いたものの、その日は、焼けたところがヒリヒリして一晩中うなされました。
そのうえ、翌日には、体中が水ぶくれになっていました。

<中略>

「それからまた悲劇は始まったのです。資生堂のサイモンピュアだったと思います。
化粧水、乳液、収斂化粧水、マッサージクリーム、パック。おしろいはイブニーズを使っていました。
『こんなに何種類もつかわなくてはいけないのかな?』
と思いつつも、言われたとおりに“お手入れ”なるものをやっていました。
そのときは、クレンジングを使わず、せっけんで洗い落としていたのです。
そのころ、多少のニキビくらいはあったのですが、
その“お手入れ”をやっていくうちに、ますます(ニキビが)増えていったのです。
あわてて資生堂へ走りました」

美容部員:「ウ~ン、そうねえ、お化粧はキチンとおとしてます?」
私:「はい、せっけんできれいに……」
美容部員:「エーッ! せっけんで? お化粧はせっけんでは落ちませんよ
(著者注;これは完全なウソ)。油は油で落とさなくっちゃ」

「と、世もひっくり返らんばかりの声で言うんです。バカな私はその言葉を信じて
“クレンジング・クリーム”と“洗顔フォーム”まで買ってしまったのです。
その日からメイクは“クレンジング・クリーム”で落とし、その後、洗顔フォームで! 
『フ~ン、これでメイクがきれいに落ちるのね』と半ば満足した気分で
『やっと、ニキビとさらばできるワ!』と思っていたのです。
ところが治るどころか、今度はニキビとも、
吹き出物とも言えないような赤いポチポチが顔中に出てきたのです。
赤ら顔になり、毛細血管が浮き出たようになりました。
さらに、あれほどアブラ肌だったのが、洗顔するだけで、
つっぱるようになり、アブラ分がなくなってきたのです」

こうなるともう化粧品は手放せない。

ブツブツをかくそう、かくそうと厚化粧になっていった。
化粧品メーカーの思うツボです。
他によい化粧品はないか、カネボウ、コーセー、マックスファクター…………etc。

しかし、どれも同じ。

不当契約の解約見本[P.195-196]


契約、取り消し通告      ※印は、解説。

○○年○月に、貴社の「肌荒れを防ぐ」「肌の老化を防ぐ」(※具体的な“効能”を書く)
…という広告を見て、化粧品○○を、代金総計○○○円で購入しました。

ところが商品の内容は広告とはことなっています。
これらの“効能”は、薬事法第六六条に違反の虚偽かつ誇大な効能表現です。
騙された契約ですので、民法第九六条にもとづいて契約を取り消します。

よって代金○○○円、および、取り消しの手続きにかかった費用○○○円(内容証明代や返送料)
総計○○○円を、私の預金口座○○○○に、二週間以内の○月○日までに、お振り込みください。
返金を確認した後、残った商品は、受取り人払いで返品申し上げます。
また、取り消しに応じないばあいは薬事法違反で告発など、
法的手段を考慮していることをご通告申し上げます。

なお、この件につきましては、被害体験として消費者問題研究家の船瀬俊介氏に、
提出していることを申し添えておきます。

○○年○月○日

受取り人:(※化粧品会社、本社の住所、電話番号)
代表取締役、○○○○様(※電話で確認してください)

差出人:(あなたの住所、氏名、電話番号)

※あなたが、かぶれ、アレルギー、湿疹…など身体的被害を
化粧品や美容機器で受けていたのなら、「内容証明」につぎのように加筆します。


「なお、私は貴社の商品使用によって○○(※具体的病気名)という身体的被害をこうむりました。
(※診断書があればベストだが、なくてもかまわない)。
これらの被害は貴社の薬事法(第六六条)および、刑法第二四六条(詐欺罪)、
景表法第四条(不当表示)、軽犯罪法第一条三四項(虚偽の宣伝広告)
さらに刑法の業務上過失傷害に違反する不法行為によって生じたものです。
よって民法七〇九条の定めにより①金銭的損害
(代金、治療や通院、取り消しなどにかかった実費)○○万円、
ならびに②身体的損害への補償○○万円、
さらに③精神的苦痛への慰謝料○○万円の総計○○○万円を請求申し上げます」

(※身体的被害を受けたばあいは、①代金・実費の返済にプラスして、
②身体的損害補償、③精神的慰謝料を請求することができます)

化粧品カブレからのステロイド皮膚症体験談[P.202-203]

「短大生(一九歳)になって、まもなく化粧品に関心をもち、
いろんなメーカーのものを次々に買っていました。
突然、半年ぐらいして、目の下や皮ふのいちばん敏感な部分とかが真っ赤になり、
あわてて化粧をやめ、皮ふ科にかけこみました。
そして、副腎皮質ホルモン軟こうをもらい、ぬったらすぐ元通りに回復しました」。
S子さんは、もともと色白で、頬は毛細血管が透けて見えるほどきれいな肌をしていた。
あるとき、鏡を見ると目のまわりが、また腫れたように見える。
「最近、ノーメイクなのに、おかしいナ?」と思いながら、
医者からもらった軟こう薬をぬり続けた。
「そして、いつの間にか治って、やめておけばよかったのに、また化粧品に手を出して、
今度は唇までも腫れ上がり、前とはちがう皮ふ科にかけこみました」

「すると『化粧品でかぶれましたね、副腎皮質ホルモンの薬を出しますので、
リップ代わりにして、ぬってください、口紅はぬらないように』といわれ、
唇用にチューブ一本と顔全体に一本、そして首すじ用にもう一本もらい、
医者を完全に信頼していた私は、その指示にしたがいました」

何ヵ月も、医者のいう通りにぬり続けた。
ところが、治るどころか唇の状態は以前よりひどくなり腫れあがった。
色も黒ずんできた……。
「『これはいよいよおかしい、化粧もやめたのに!』と思い、
この薬が原因だと考え、すぐにやめましたが、もう手遅れのようで、
薬をやめて半年ぐらいたった今でも、
唇はひどく、つやもなく、表面はシワが深く刻まれています。
頬から目のまわりの皮ふも以前とはちがって、
網の目のような細かいシワができて、ずっと赤く腫れています。
こんなことになったのは、絶対、医者の説明がかなり不足していたからです!」

虫刺されからのステロイド皮膚症体験談[P.210-211]

「わたしは、鏡を見て胃が痛み、そのことを思うと胃液が上がってくるといった調子です。
と、いうのも蚊に食われたようなものが、顔にできてかゆいので
『顔に塗ってよい』と薬屋が言った“ウナコーワ”の痒み止めを毎日すりこんで、
塗っていたのが原因らしいのです。
症状は、顔の皮が痛々しいほどむけ、
直径一~ニcmほどの赤みを帯びたどす黒い点々が無数に、
薬をすりこんでいた部分に集中してできており、
かろうじて薬を全然塗っていなかった部分だけ、きれいな肌のままです。
女の子が二人、首を指差しながら『跡になるゾー』というコマーシャルにつられて
痒み止めの薬を買って、何本もつけたのが間違いでした。
一本は一週間か一〇日ほどで使い切ってしまうので、三本ほど使ったころに(薬局に)
『これは止めたほうがいいですヨ……』と言われ、なぜかと聞くと、
はっきり教えてくれませんでした。
でも、他の薬屋では『よい』と言ってたんです。
良い病院を教えてくれませんか? 良いお医者さんを教えてくれませんか?」
京都市の二五歳のデザイナーH・F子さんからのお便りです。

石鹸にしただけで治った成人アトピー[P.218]

神奈川県・曽我野裕子さんからのお便りです。
「せっけんについては、最大級の賛辞を与えてもまだ足りないほどです」
「いまでは、家族、友人もせっけん党に仲間入りさせてしまいました。
(せっけんはシャボン玉石けんを通販で購入)」
そして「私の髪の毛は以前にも増して黒々として、つややかで、
われながら『素晴しい…』とつぶやいてしまうくらいです」

さらに弟さんも「大人になって『アトピー』だと宣告されたのですが、
せっけん使用でうそのように治ってしまいました。
ビオレ、トニックシャンプーを使用したのが、
いかに負担をかけていたのか、思い知らされました。
現在ではスーパーでも薬局でも、立ち止まって見る気にもなりません」

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