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書籍と雑誌の要約と解説

もう薬には頼らないプロバイオティクス健康法

21世紀、自分の体はこれで守る

装丁
もう薬には頼らないプロバイオティクス健康法 もう薬には頼らないプロバイオティクス健康法
監修:中谷林太郎(東京医科歯科大学名誉教授)&平塚秀雄(平塚胃腸病院院長)
編集:小学館・家庭医学研究会(プロバイオティクス研究グループ)
小学館
ISBN4-09-310352-6
2001/03/20
¥1300
帯紙
病気知らずの体づくりは、乳酸菌・ビフィズス菌から
抗生物質が効かない!!21世紀は共生物質の時代
解説
プロバイオティクスのはたらきは、きわめて広範囲におよびます。
とくにがんをはじめ、生活習慣病が心配な人、
アレルギー体質などに悩んでいる人には朗報となるでしょう。

こうした方々に、ぜひプロバイオティクスについて知っていただき、
病気知らずの健康体を手に入れてほしいという思いから本書は誕生しました。

目次
  1. 有用菌と「共生」する時代がはじまった
    1. 細菌の力を利用して健康体をつくる「プロバイオティクス」
    2. 若い女性に増えている「腸の老化」の危険信号
  2. 乳酸菌・ビフィズス菌の驚異のパワー
    1. 善玉菌と悪玉菌の腸内戦争
    2. 乳酸菌・ビフィズス菌で理想の腸内フローラをつくる
    3. 乳酸菌、ビフィズス菌のパワーを探る
  3. 乳酸菌効果で美肌と若い体に
    1. 美肌の鍵は腸にあり
    2. だから便秘はおそろしい
    3. 便秘体質の悩みを解消
  4. 乳幼児の病気を防ぎ、健やかに育てる
    1. 赤ちゃんをまもるビフィズス菌
    2. 乳幼児の下痢、便秘の予防と治療
    3. アレルギー体質を改善する
  5. 生活習慣病(成人病)と老化を防ぐ
    1. がんや感染症を予防する
    2. 高コレステロール血症や動脈硬化を予防する
  6. 乳酸菌、ビフィズス菌の効果的なとり方
    1. 腸内の善玉菌はこうして増やす
文献
  • 光岡知足『腸内細菌の話』[P.56]
  • 光岡知足『ミクロの住人たち 腸内細菌の世界を探る』[P.86]

内容

  • 抗生物質のことを「アンチバイオティクス」といいますが、プロバイオティクスは、それに対比する言葉で、生物どうしの共生を意味する「プロバイオシス」が語源となっています。[P.19]
  • 細菌一個の大きさを直径一ミクロン(一ミリの一〇〇〇分の一)としても、一〇〇兆個を一列に並べてみると、長さ一〇万キロメートル――なんと地球を二周半する距離になります。[P.22]
  • 二〇歳代の女性の腸を調べてみたところ、なんと約二割が「六〇歳以上の腸の状態」だったという話もあります。[P.26]
  • 悪玉菌が癌を促進させる[P.31]
  • O-157による食中毒にかかった人は、日頃から便秘の傾向が目立っていたという報告もあります。[P.44]
  • 指紋が一人ひとり違うように、人によって腸内細菌の種類も違えば、比率も違うのです。[P.46]
  • 動物の種類や、同じ種類でもその個体によって定住する菌種や菌型が違っており、とくに宿主との相性がよい菌を「固有菌」ともいいます。[P.58]
  • ホールドマン博士らがアメリカ航空宇宙局(NASA)の三人の宇宙飛行士の腸内フローラを継続して調べたところ、彼らが不安や怒りを覚えただけで腸内フローラが大きく変化し、ある種の悪玉菌が増えたことが報告されています。[P.61]
  • ブルガリア菌は人の腸内には住みつけない菌であることがわかったのです。[P.80]
  • 乳酸菌飲料にO-157を200万個入れて培養した結果、O-157は20時間で死滅することが明らかになった。[P.103]
  • 抗生物質の投与とあわせて乳酸菌製剤を投与すると、バランスをくずしていた腸内フローラが正常に戻って、日和見菌の反乱を抑え込むことができます。[P.108]
  • 乳癌と便秘[P.121]
  • 抗生物質下痢[P.166]
  • 第二次世界大戦後の一九五〇年、アメリカのハウザー博士が来日し、「ワンダーフーズ」(驚異の食品)として醸造酵母や脱脂粉乳、小麦胚芽、糖蜜とともにヨーグルトを紹介したのがきっかけで、日本でもヨーグルトの製造販売がはじまりました。[P.222]

悪玉菌が癌を促進させる[P.31]

たんぱく質や脂質は悪玉菌の好物です。
ですから、肉類や脂っこい食事ばかりしていると、
腸内で悪玉菌が増殖し、さまざまな有害物質をつくり出すことはお話ししました。
その中にはおそろしい発がん物質も多く含まれているのです。

また、動物性脂肪の多い食事をとると、脂肪の消化吸収を助けるために、肝臓から胆汁が分泌されますが、
憎らしい悪玉菌によって胆汁の中の胆汁酸が「二次胆汁酸」というのもに変えられてしまいます。
この二次胆汁酸には発がんを促進する作用があるため、
ますます大腸がんにかかりやすくなってしまうというわけです。

乳癌と便秘[P.121]

米国カリフォルニア大学のペトラキス博士とキング博士が、
乳がんの検診に訪れた一四八一人の乳房から細胞を採取して調べたところ、
お通じの回数が週に二回以下という便秘体質の女性の場合、
四人に一人の割合でがんにつながる異常細胞が見つかったといいます。

ちなみに、一日一回以上お通じがある女性で異常細胞が見つかったのは、二〇人に一人という割合でした。

抗生物質下痢[P.166]

感染症の治療として抗生物質を投与すると、六〇%以上の人が下痢をおこすといわれています。
これは抗生物質によって腸内細菌が一掃されたあとに、
ウェルシュ菌の仲間などが腸内に入り込んで増殖し、その毒素が原因でおこるものです。

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