バベルの図書館

書籍と雑誌の要約と解説

アトピーが消えた、亜鉛で治った

副作用ゼロ・目を見張る効果

装丁
アトピーが消えた、亜鉛で治った アトピーが消えた、亜鉛で治った
有沢祥子(星ヶ丘皮フ科院長)
主婦の友社(元気になる赤の本)
ISBN4-07-233744-7
2003/04/10
¥1300
なぜこれほど安全確実な方法が無視されてきたのか感動の完治報告が続々到着
目次
  1. つらい、ひどいアトピー性皮膚炎の悪夢から解放された私たち
    1. 苦しんでいた日々がうそのよう。かゆみもなく、きれいな肌
      愛知県刈谷市:M・Fさん 31才 女性/主婦
    2. ひどいアトピーが小学校入学前に治ったおかげで、イジメの心配もなくなった
      愛知県西加茂郡:Y・Mちゃん 7才 女児/お母さん談
    3. 通院3ヵ月で息子のひどい症状も治り、とても安定した状態に
      愛知県名古屋市:J・Fさん 1才6カ月 男児/お母さん談
    4. 亜鉛を飲んで、わずか2週間で皮膚が生まれ変わった 愛知県名古屋市:R・Tさん 24才 女性/会社員
    5. 亜鉛のおかげでアトピーが治って妊娠もし、生まれた子どもも元気いっぱい
      愛知県西加茂郡:N・Mさん 35才 女性/主婦
    6. 姉妹そろってアトピーの肌がピッカピカに変身!
      愛知県海部郡:姉T・Yさん 23才 会社員&妹C・Yさん 22才 会社員
    7. うむほどだった肌が、かいてもキズができないほど丈夫に
      愛知県名古屋市:A・Iちゃん 1才5ヵ月 女児/お母さん談
    8. 7年間脱ステロイドし、悪化の一方だった症状が亜鉛で驚くほど改善
      愛知県名古屋市:Y・Sさん 35才 女性/元星ヶ丘皮フ科職員
    9. 3ヵ月で顔がすっかりきれいになり、初対面の人とでも気にせず会えるほど前向きになった
      愛知県名古屋市:S・Nさん 19才 女性/学生
    10. 2人の娘と母親の親子3人、亜鉛でアトピーを撃退
      愛知県小牧市:M・Sちゃん 4才 女児/お母さん談
    11. どんな治療も効果がなかったアトピーが、亜鉛ですっかりよくなった
      愛知県一宮市:N・Hさん 35才 女性/主婦
    12. およそ人間の皮膚とは思えないほどひどかった肌が、亜鉛を飲んで1ヵ月、見違えるほどに回復
      愛知県豊田市:M・Oさん 27才 女性/会社員
  2. アトピーは亜鉛不足が根本原因だった
    1. 亜鉛は人間に必要不可欠な微量元素
    2. 重要な酵素は亜鉛がないと働かない
    3. 亜鉛にはほんとうに副作用はあるのか
    4. 体内で亜鉛はどのくらい吸収できるのか
    5. 厚生労働省は亜鉛の一日摂取量を最大30mgに
    6. 亜鉛が不足すると、発育不足になる
    7. 亜鉛の吸収を阻害している日本食
    8. 亜鉛を多く含む食品を積極的に食べよう
    9. 亜鉛で皮膚炎が治癒するかどうかを動物実験で確認
    10. 亜鉛摂取で皮膚炎の改善を観察すると
    11. 皮膚炎と体重の変動
  3. アトピー性皮膚炎は亜鉛で治る
    1. アトピーの長女から教わった私の治療方針
    2. アトピーがつらくて苦しいのは、症状が他人にもまる見えだから
    3. アトピー性皮膚炎に見られる合併症に注意しよう
    4. 母乳に含まれる亜鉛の量が少なくなっている!
    5. 妊娠中に亜鉛をとれば元気な赤ちゃんが生まれる
    6. アトピー性皮膚炎患者の腸は弾力がなく、吸収力が落ちている
    7. アトピーの原因の一つは亜鉛などのミネラル・ビタミン不足
    8. 皮膚症状だけをみてすべてアトピーにしている医師もいる
    9. アトピー性皮膚炎に多い性格
    10. 脱ステロイドと闘う患者と医師
    11. ステロイドを味方につけてアトピーを治す
    12. 脱ステロイド患者が陥りやすい恐ろしい副腎不全とは
    13. アトピー患者は低血糖になりやすい
    14. 民間療法がアトピービジネスになった
    15. 最先端をいく皮膚科の治療にも問題が
    16. かゆいときはがまんせずに、どんどんかくのがいちばん
    17. 皮膚は上質なラップフィルム。保水性とバリア機能が働いている
    18. 今後有望なアトピー性皮膚炎の抗真菌療法
  4. 亜鉛はあらゆる病気に効果がある
    1. アトピーが治る前に、さまざまな症状が先に解消する
    2. 亜鉛不足で味覚障害になる – 若年層にふえている味覚障害
    3. 合併症がこわい糖尿病も亜鉛で治せる – 糖尿病患者は予備軍を含めると1370万人
    4. 若い女性に多い生理不順と低体温 – 更年期障害に似た症状が若い女性に増加中
    5. 亜鉛はがんにも効果がある – 活性酸素を除去するスグレモノ「亜鉛」
    6. キレやすい青少年と中年は亜鉛不足が原因 – 自律神経異常がふえている
    7. 鬱病と若年痴呆症がふえている – 若い人で物忘れがはげしい人は亜鉛を補給しよう
    8. 私が行い効果を上げている必須ミネラル亜鉛療法とは
    9. 少しでも環境と体によいものを
    10. 肌にやさしいミネラル入りのクリームとせっけん
    11. インターネットで亜鉛を買う方法

内容

  • 化繊でできたセーターが直接皮膚にふれると、首の周りがなんとかゆいことかゆいこと(愛知県刈谷市:M・F 31才 女性/主婦)。[P.21]
  • とにかく、かゆいのをなんとかしなければと考えた私は、友人の紹介である漢方医のところへ通うことにしました。その先生は「よく治る」とかなりの評判で、友人の知り合いもそこで皮膚炎を治療したというのです。いただいた漢方薬はお茶のように煎じて飲む「煎じ薬」だったのですが、飲み始めてすぐに炎症が全身に飛び火してしまい、体じゅうがかゆくなってしまいました(愛知県刈谷市:M・F 31才 女性/主婦)。[P.21]
  • とりあえず近くの病院に通い、イソジン療法を試してみたのですが、これが全く効果ナシ(愛知県西加茂郡:Y・M 7才 女児)。[P.26]
  • 長野の温泉がいいと聞いてわざわざ出かけたこともあります。そこの温泉には確かにアトピー患者の人がたくさん来ていて、治療をしていました。温泉から帰ってきたあとも、毎日1Lほどの恩泉水を塗りつづけるとよいと聞き、その後も何度かとり寄せたりしました。しかし、あまりにも効きめがさっぱりだったので、「私はほんとうにアトピー性皮膚炎なのかしら?」との疑問が頭をもたげるようになってきました(愛知県西加茂郡:N・M 35才 女児)。[P.42]
  • 小学校高学年のころ、足首やひざの裏まで湿疹がひどくなり、町の開業医のところへ通院することになりました。ところが、そこでいただいた漢方薬が効かなかったのか、それとも体質に合わなかったのか、炎症が全身に広がって体全体が赤くなり、かゆくてひっかき傷が絶えなくなってしまいました(愛知県名古屋市:S・N 19才 女性)。[P.64]
  • 私にアトピー性皮膚炎の症状が初めて出たのは、幼稚園に入る前でした。ひざやひじの裏など、皮膚のやわらかい部分に湿疹ができたのが最初です。ちょうど、はしかのワクチンを打った直後だったので、両親はその影響ではないかと心配したようです。[P.74]
  • 結婚して、1人目の子どもが生まれると、すでにアトピーでした(愛知県小牧市 M・S 4才 女児)。[P.70]
  • あるとき、「アトピー性皮膚炎の人は海で泳ぐといい」という情報を聞きつけた両親が海に連れていってくれたのですが、やはり病状は悪化するばかりでした(愛知県一宮市:N・H 35才 女性)。[P.76]
  • 私が初めて亜鉛を投与したときは1日20mgでしたが、治る人と治らない人が半々だったのでどうしたものかといろいろ考えてみました。そこで、それまでの倍の40mgを投与したら、治癒率がぐんとアップしていきました。[P.98]
  • 健康な人が健康を維持するために飲むのなら、1日15mgで十分かもしれませんが、病気治癒を目的として亜鉛を服用しようとするなら、80~120mgという薬理量を摂取しないと効果がありません。[P.101]
  • ポリリン酸ナトリウムは食品添加物として、膨張剤、乳化剤、酸化防止剤、安定剤などとして使われており、亜鉛や鉄などの金属元素、ミネラルと結合して体外に排泄してしまうという働きがあります。[P.105]
  • 亜鉛の吸収を阻害する薬剤[P.109]
  • アトピーに対する亜鉛投与の動物実験[P.114-117]
  • アトピー患者の過食傾向[P.124]
  • 玄米菜食の母親に授乳された乳児が飢餓に陥った症例[P.133-134]
  • アトピー患者は腸に問題がある[P.136-137]
  • アトピー患者の甘党現象[P.154-156]
  • アトピー性皮膚炎の患者さんの皮膚には100%病原性のある黄色ブドウ球菌がいます。[P.164]
  • すべての亜鉛の含有量の2%が皮膚に含まれています。[P.168]
  • 1983年には調整ミルクに亜鉛が入っていなかったために、発育不良、皮膚炎などが発生し問題になったことがあります。。[P.183]
  • 亜鉛欠乏による感情喪失[P.184]
  • 星ヶ丘皮フ科で行っている亜鉛の処方[P.187]
  • 「必須ミネラル亜鉛療法」をしている病院[P.191]

亜鉛の吸収を阻害する薬剤[P.109]

種類 主な薬剤名
抗生物質 リンコマイシン、テトラサイクリン
抗リウマチ剤 チオブロニン、D-ペニシラミン
抗甲状腺剤 チアマゾール
降圧剤 カブトプリル、フォロセミド、メチルドパ
筋弛緩剤および
抗パーキンソン剤
バクロフェン、クロルメザノン、レボドパ
血管拡張剤 ニトログリセリン
鎮吐剤 メトクロプラミド
胃炎・消化性潰瘍剤 ブロッカー
痛風治療剤 コルヒチン、プロベネシド
高尿酸血症剤 アロプリノール、ベンズブロマロン
糖尿病治療剤 アセトヘキサミド、ギリクラジド

上の表に表示した薬剤は、亜鉛の吸収を阻害する代表的なものだけです。
これらの薬剤以外にも亜鉛の吸収を阻害するものはあります。

アトピーに対する亜鉛投与の動物実験[P.114-117]

アトピー性皮膚炎と同じ症状を発症させているマウス4グループを、
それぞれA、B、C、Dとして分類し、
亜鉛の含有量を変えた食事を与えるとどのように変化するかを観察してみました。

Aのマウス(普通のえさを与えたマウス)

Aには5週目以降も継続してハプテンの塗布を行い、
えさには100g中8・02mgの亜鉛を入れたものを与えました。
その結果、皮膚炎は悪くなるだけで改善は認められませんでした。

Bのマウス(過剰量の亜鉛を入れたえさを与えたマウス)

Bのマウスには、5週目より100g中18mgの亜鉛を入れたえさを与えました。
亜鉛を入れたえさにかえてから5日目ではまだ脱毛がありましたが、
8日目には発毛し始め、12日目には、脱毛部分全体に発毛が確認されました。
そして、21日目には完全に脱毛部分で発毛し、治癒していました。

Cのマウス(必要量の亜鉛を入れたえさを与えたマウス)

Cのマウスには、5週目から必要量の亜鉛を100g中3mgを入れたえさを与えました。
亜鉛を入れたえさにかえて5日目ではまだ脱毛、皮膚の傷、出血がありました。
そして、12日目には皮膚の傷、出血などは改善したものの脱毛は悪化していました。
17日目になると、毛が生え始め、脱毛の範囲も縮小していきました。

28日目には脱毛部分も改善していきました。

Dのマウス(亜鉛を不足させたえさを与えたマウス)

5週間目より、亜鉛を不足させた100g中0.5mgのえさを与えました。
えさを切りかえてから5日目には脱毛が見られ、
15日目には脱毛の部分が大きくなると同時に耳から出血もしました。
さらに、21日目には脱毛した部分で少しだけ毛が生えてきましたが、
28日目の観察終了時にも脱毛部分が明らかに残っていました。

これらのマウスの観察結果から、亜鉛含有量の多いえさを食べているマウスほど、
発毛、皮膚損傷の治癒が早く、脱毛の改善も早いということが明らかになったのです。

このような結果から、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患に対する亜鉛の補充療法が
症状の寛解にきわめて効果的に作用するということです。

もっとも、このマウスの実験は、
私が治療している患者さんが亜鉛でアトピー性皮膚炎が治っていくのを見ていた
薬学部の田中美幸さんが、大学の卒業論文として、私の考えをもとにして実験してくれたものです。

もうすでに私の患者さんは亜鉛などのミネラル療法で、
アトピー性皮膚炎が完全に治癒した人ばかりでしたが、
マウスの実験でその実際が明らかになったわけです。

アトピー患者の過食傾向[P.124]

私は保育園の診察を定期的にしていました。
園児にも当然アトピーの子どもたちはいるのですが、
その子たちを観察していると、みんな平均してよく食べる子ばかりでした。
おかわりをする子はみんなアトピーの子どもたちばかりで、
食べ物にすごく執着しているように見えました。
病気になっても食べ物は離さないぞという感じです。
園児の母親に聞くと、「はい。よく食べます」という答えが必ず返ってきます。
そんなにたくさん食べるからさぞかし体は大きいのだろうと思うとそうでもなく、
かえって普通の子どもたちよりも小さかったりするのが特徴です。

なぜ、そんなに食べるのか、なぜそこまで食べ物に執着するのかと、
最初は不思議に思いましたが、私の長女もそして患者さんたちも、
アトピーが治ってくると同時に食事の量や執着が減ってくることと、
それに反比例して体が大きくなることを知り、目からうろこが落ちた感じでした。

アトピー性皮膚炎の人は、ビタミン・ミネラル不足があるので、
体が無意識にそれらを求めるあまり、
必要としている栄養を食べ物から摂取しようとして過食になるのです。

玄米菜食の母親に授乳された乳児が飢餓に陥った症例[P.133-134]

私が愛知医科大学に勤務していたとき、
脱ステロイドをして相当時間が経過したような5カ月の男の子が
お母さんといっしょに診察に来たことがありました。
この子の顔はかなりただれて、うみも出ているだけでなく、
目も口も開きっぱなしという状態で、元気が全くありません。
お母さんにお話を伺うと、いとこがアトピーで、
初産ということもありアトピーの子どもだけは産みたくないということで、
量を少なめにした玄米菜食を妊娠中から始めたそうです。

そして生れてきた子どもに多少かさつきがあったためか、
お母さんはいままでにもまして玄米菜食を徹底し、母乳を赤ちゃんに与えつづけました。

そうしたところ、赤ちゃんの症状は悪化するばかりでしたが、
ステロイドを使われるのがこわいので、病院には行かなかったそうです。
そんな赤ちゃんの症状を見かねて、彼女の友人が診察に連れてきました。

私はその子を見て、これはアトピーではなく違う病気だと思いました。
生気が全くないし目も口も開きっぱなし。
私はすぐに知り合いの小児科の先生にみてもらうことにしました。
そうしたところ、なんと飢餓状態になっていると言われました。
もちろん飢餓状態にもいろいろな段階があるのですが、
ひどくなると口も目も開きっぱなしになってしまうそうです。
まさにこの子がその状態だったのです。
皆さんもアフリカの難民の子どもたちを
テレビのニュースで見たことがあると思いますが、まさにあの状態です。

これでは命が危ないということで、すぐに入院して点滴をしました。
アレルギーがあるかないかをうんぬんしている場合ではありません。
とにかく点滴で栄養を補給してあげないと命が危ない状態でした。

点滴を始めて数日後、この子に生気が戻ってきました。
そして、驚いたことに2週間ほどで肌はほんとうにきれいになり、つるつるになったのです。
もうだいじょうぶだろうということで、点滴を中止して離乳食をとり始めたら、
アトピー性の湿疹が出始めました。

アトピー患者は腸に問題がある[P.136-137]

アトピーの人は下痢、便秘が多くあらわれるというのも特徴の一つになります。

栄養豊富な玄米を食べると症状が悪化するということも、腸に関係していると思われる。
大学病院にいたころ、その原因を確かめるために大腸を調べてみました。
調査対象になっていただいたかたは33名で、そのうち2名が女性でした。

大腸というのは、肛門からたどると直腸、S状結腸、
下行結腸、横行結腸、上行結腸、盲腸とつづいて小腸に行き着きます。
ファイバースコープを肛門から入れて、腸をたぐり寄せながら進んでいくのですが、
アトピーの人は腸に弾力性がないので盲腸まで行くのが至難のわざです。

ファイバースコープを入れながら腸の内壁を見て驚いたことは、
腸壁が真っ黒になっていたことです。
それは、食べたものが代謝しきれずに老廃物となってたまった結果、
老化細胞にあらわれる黄褐色の色素リポフスチンが大腸の粘膜に付着しているのです。

このように大腸の内壁が真っ黒になるというのは、
長期間下剤を使用しているとあらわれるのですが、
若い男性に多く見られたというのも驚きでした。

大腸を組織学的に見てみると、そんなにひどい症状はないものの、炎症は全員の腸にありました。

アトピー性皮膚炎というのは、乳児のころは食物アレルギーから始まるのですが、
食物アレルギーの場合は、まず最初に腸にアレルギー反応が出て炎症が起こります。
荒れた腸の粘膜はアトピーの皮膚と同様に、すき間ができているために、
未消化で大きな分子量のものが腸の粘膜のすき間から体内に入ってしまい、
それがアレルギーを起こすといわれています。
乳児のころから3才ごろまで腸を傷めつづけているとしたら、
消化吸収の悪い状態が大人になってもつづいている可能性は十分にあります。

アトピー患者の甘党現象[P.154-156]

アトピー性皮膚炎のかたの特徴の一つに、甘いもの好きがあります。
甘いものが食べたいという、それも強烈な衝動が襲ってくるようです。
ある人は、夜中に枕元にお菓子をおいておかないと、
夜中に目覚めたときに困ってしまうと言っています。

このようなことは、普通の人には考えにくいことです。
私がアトピー性皮膚炎の子どもを育てた経験から、
その過食ぶりは、消化吸収の問題だということを知りましたが、
この甘いものへの嗜好は、経口的糖負荷試験で明らかになりました。

驚くべきことでしたが、アトピー性皮膚炎の患者さんは、反応性の低血糖を起こしていたのです。
経口的糖負荷試験に選んだ患者さんは、
いずれも20~30代で男性10人、女性5人の計15人で、糖を負荷して、
3時間後に血糖値が60mg/dl台以下になった人が10人、50mg/dl台以下は7人でした。

原因は、インスリンという血液中の糖を細胞内にとり込むホルモンが
普通の人よりもだらだらと長時間出るために、低血糖になっているようです。

普通は、インスリンはとてもすばやい反応で分泌されて血糖を正常の値に調節しています。
そう考えると、アトピー性皮膚炎とは、ホルモンの分泌にまで影響を及ぼす、全身病といえるでしょう。
そして、甘いものを食べたがる患者さんのつらさも、この低血糖を考えると容易に想像できるのです。

亜鉛欠乏による感情喪失[P.184]

亜鉛が欠乏している人に多く見られるのが、
いつもむっとしていて喜怒哀楽の表情がはっきりしない、いわゆる無表情です。
こういう人は、皮膚病やアトピーの患者さんにも多く、本人はいたって普通に生活しているつもりでおり、
人からそのことを指摘されても半信半疑で、自分ではそんなことはないと思っています。
これも、最近の若者に多い現象で、まさに亜鉛不足が底辺にまで広がったということでしょうか。

星ヶ丘皮フ科で行っている亜鉛の処方[P.187]

1カプセル中
グルコン酸亜鉛 0.314g
酸化マグネシウム 0.041g
グルコン酸銅 0.007g
1カプセル中の亜鉛量:45mg
1袋中(粉末)
グルコン酸亜鉛 0.314g
1カプセル中の亜鉛量:45mg
1袋中(粉末)
グルコン酸亜鉛 0.157g
1カプセル中の亜鉛量:22mg

「必須ミネラル亜鉛療法」をしている病院[P.191]

星ヶ丘皮フ科
〒464-0026 愛知県名古屋市千種区井上町113 星ヶ丘中央ビル2F
電話:052-781-6224 ファクス:052-781-6211

わたなべ皮フ科クリニック
〒440-0864 愛知県豊橋市向山町字三ノ輪12-6
電話:0532-69-2700 ファクス:0532-69-2800

医療法人山田林クリニック
〒440-0864 三重県四日市市元町5-11
電話:0593-52-8539 ファクス:0539-51-1677

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です