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書籍と雑誌の要約と解説

ファーストフードの秘密

あなたの子供は何を食べさせられているか?

装丁
ファーストフードの秘密 ファーストフードの秘密
The Fast Food Guide
M.F.ジェイコブソン(公益科学センター執行理事)&S.フリッチナー(ジャーナリスト)
Michael F.Jacobson&Sarah Fritschner
浜谷喜美子
技術と人間
GTIN0036-101063-1504
1988/09/10
¥1600
アメリカから始まり世界中に広がったファーストフード店。
いまや日本でも、若い世代を中心に毎日の食生活になくてはならないものになってしまった。
だが、便利さと引換えに健康が失われてはいないか?
マクドナルドやケンタッキー・フライド・チキンを筆頭に、
その企業戦略から個々の食品の分析まで詳細に調査した報告書。
解説
この本を読めば、読者の好みのファーストフード店で、どの食品が最も栄養価が高いかがわかる。
また各チェーン店の類似商品を比較することもできる。
さらに、成分表を読めば、アレルギーを引き起こす成分の入っている食品がどれかもわかる。

残念なことに、本書はわれわれが意図したほど完璧なものにはならなかった。
それというのも一部の会社が自社製品の情報公開を拒否したからである。
なかには自社製品の栄養分析を実施したことのない会社もあった。
この点についての情報は、次の版まで待っていただきたい。

目次
  1. ファーストフードの即席ファースト調査
  2. 自分の健康は自分の手で
  3. その成分は何か?
  4. ファーストフードの選び方
    1. アービーズ
    2. チャーチス・フライド・チキン
    3. デーリー・クイーン
    4. ドミノス・ピザ
    5. ハーディーズ
    6. ケンタッキー・フライド・チキン
    7. ロング・ジョン・シルバーズ
    8. マクドナルド
    9. ウェンディーズ
校正
  • アレルギー反応を越こすことを、→アレルギー反応を起こすことを、[P.124]

内容

アスパルテームの安全性は疑われている[P.117]

何人かの科学者は、アスパルテームは脳の機能を変え、
脳腫瘍や行動の変化を引き起こすかも知れない、と憂慮している。
事実、アスパルテーム摂取後に、多くの人々が
(それでもこの甘味料を摂取する人々のうちのほんのわずかでしかないが)、
めまい、頭痛、てんかん性の発作、月経障害を訴えた。
FDAの特別委員会や調査委員会は、ごく少数の敏感な人々を除いては、
アスパルテームは安全であると主張しているけれども、
『コモンコーズ』誌は、アスパルテーム認可手続に欠陥があった事実をすっぱ抜き、
アスパルテームの使用を禁止するために訴訟を起こした。
しかし、裁判所はFDAの認可手続を支持した。

亜硫酸塩は喘息を引き起こす[P.124-125]

亜硫酸塩は何世紀にもわたって使われてきたが、
この防腐剤が多くの喘息患者、たまには喘息を患っていない者にも、
アレルギー反応を越こすことを、医者が発見したのは、ほんの一〇年前のことである。
このアレルギー反応はひどいもので、
一九八二年から一九八六年までに少なくとも六名が死んでいる。
彼らのほとんどが、レストランで知らずに亜硫酸塩で処理した食物を食べたのである。
一九八〇年の初め、FDAのほうは規制官が動かず対策は立てられないままであったが、
全国レストラン協会は会員に亜硫酸塩の使用をやめるように要請した。
その後、州や地方政府のいくつかが、レストランで亜硫酸塩を使用することを禁止した。
しかし、この法律では、加工業者が亜硫酸塩で処理した食物を、
レストランが買い上げて使うことまではやめさせられなかった。
一九八六年七月、連邦政府はついに、ほとんどの生鮮野菜や果物で亜硫酸塩の使用を禁止した。
しかし、ジャガイモなど禁止されていない食品もあるので、
亜硫酸塩に過敏な人は、外食の際に気をつけなければならない。
大手のファストフードチェーン店はいずれも、店舗では亜硫酸塩を加えていない
(ただし、アービーズとケンタッキー・フライド・チキンのポテト製品のなかには、
加工業者がすでに添加していた少量の亜硫酸塩を含んでいることがある。)

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